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2019年 02月 16日

1986 TRIUMPH HARISSBONNEVEL インターメディエイトスピンドルブッシュ


今日はIさんのハリボン、インダメディエイトスピンドルブッシュのお話。
ハリスボンネビルはトライアンフのエレクトリックスターターモデルが元に設計されているようで、インターメディエイトスピンドルケースに直接ではなく、ブッシュが圧入され、またスピンドルが圧入されています。
本家トライアンフのエレクトリックスターターモデルはスターター周りのギアとシャフトが一体ににありブッシュ軸受けの必要があったのですが、ハリボンはエレクトリックスターターは無く、ただ圧入されているだけです。


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分解時、そのスピンドルブッシュはテスポで抜ける状態で、随分空回りをしていたようです。
ケース側の穴が随分と大きくなっています。
また、ガタガタになったスピンドルブッシュがケースの凹部分をたたいたようでクラックも入っています。



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ケースのスピンドル穴はボーリング
やられていたケース側のブッシュ留め部分は使いたくないので、段付加工しブッシュ側を鍔付きにします。
また、変形・クラックが入っていたケース側留め部分はすべて削り落とすつもりでしたが、ケースクランクシャフトベリング受け部との距離が短くなることを懸念しすべては削り落とさず少々残すことに。





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もともと入っていたスピンドル&ブッシュ
ブッシュは止まるように鍔付きにします。また、スピンドルが抜けないように、スピンドル側、ブッシュ側も段加工します。




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まずはスピンドル加工。
現在パーツメーカーから販売されているスピンドルは両サイドにセンター穴が開いていますが、純正のものは開いていません。
ですので以前に作ってあった専用生爪に銜え、スピンドルの芯を確認し、スピンドルの段付加工。思いのほかサクサク削れる。




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ブッシュ製作
外輪は鍔径で、内径はスピンドルが圧入される寸法にし、段加工しスピンドルが止まるようにしました。



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製作したブッシュにスピンドル圧入。


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また、専用生爪にブッシュを圧入したスピンドルを銜え、鍔部分加工、外径加工。


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叩きいれるため、真直ぐ入るように案内部をしっかり作っておきます。



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というわけで、専用スピンドルブッシュ完成。












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by sgf1906 | 2019-02-16 00:48 | 1986 TRIUMPH HARRIS | Comments(0)
2019年 02月 13日

1976FXE1200 コンロッド周り



今日はHさんのショベルヘッドコンロッド周りのお話です。


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まずはスモールエンド部
多いところでピストンピンに対し0.06mmクリアランスがありましたのでブッシュ交換。
JIMS製のブッシュを使います。




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スモールエンドブッシュ圧入。
ここは嵌め代が多いのでしっかり“案内”を作っておき圧入します。
圧入時にブッシュ側が剥がれてしまったら最悪です。




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専用リーマー通しホーニングしクリアンス調整。





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ビッグエンドベアリングレースラッピングし真円加工。
今回リア側の左右ベアアリング径が違ったので微調整し左右サイズを合わせる。



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ベアリングレース径は41.33mmと大きくなっていまして、.001”オーバーサイズローラーを入れてもフロント側コンロッドのクリアランスが目標クリアランスにならず。
今回、初めて使うS&S製の.001”(0.025mmオーバーサイズ)のクランクピンを使い、ローラーサイズ選択しクリアランス調整。





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段べりしていたコンロッドワッシャーは抜き取り交換。
ダミーワッシャー(STDサイズ1.5mm)のものを付け現状でのスラスト量チェック。
スラスト量が随分とありますので、スラストワッシャーオーバサイズは単品製作。


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コンロッドワッシャーは専用で作ってある生爪に銜え製作。
STDサイズのものより0.3mmオーバーサイズ。




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コンロッド製作すると時は外輪・内輪のサイズが難しい。
フライホイールに対しスカスカに作ってしまうと、カシメてもカシメの効きが悪くなりますし、多き過ぎると入らなかったり、無理に入れてワッシャーが変形したりします。
フライホイール側のサイズがちゃんと計りずらいので微調整が必要です。
というわけで製作したワッシャーを現物で調整し圧入。





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圧入後カシメ。

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コンロッド・フライホイール仮組みしてスラスト量チェック。狙ったスラストでO.K
うちではこのスラスト量は規定値+αの数値で選定します。クランクの芯出しをしているうちにフライホイールが内に入っていくものがあり、規定値組むと芯が出た時点で、スラストが無くなる場合があるためです。











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by sgf1906 | 2019-02-13 00:51 | 1976FXE1200 | Comments(0)
2019年 02月 12日

日・月曜日の授業風景


1976FXE1200

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Hさんのショベルヘッドはクランクバランスどり考察
76年のショベルヘッドで左右フライホイールのバランスが出ておらず、それぞれの釣合うウエイト重量のさが140グラム近くある。
バランスファクター計算しダミーウエイト重量算出し、左右フライホイールのバランスを出すべく、磁石を付けどこでもフライホイールが止まる位置を出します。












1972XLH1000



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Oさんのアイアンスポーツ
抜けかかっていた#2、#3カムブッシュは抜き取り、単品製作。専用で作ってある刃物を使ってオイル溝加工(#3)。
また、#2のオイル穴、#3のギアの逃げ加工、それぞれダウエルピン穴加工しカムカバーに圧入。
コンロッドスモールエンドブッシュはJIMS製のものに交換。
リーマー加工、ホーニングしクリアランス調整。
コンロッドビッグエンドベアリングレースもラッピングし真円加工。







1964TRIUMPH SMALLUNIT
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Kさんのトライアンフ
というかこの車両、コットンのフレームにトライアンフ500ユニットのエンジンを積んだスクランブラータイプのもので、1960年台後半につくられていたようでありますが、私は初めて知りました。
というわけで、コットンの車体周りも見ていきます。
ハードクローム再めっきをしたインナーチューブとアウターブッシュのクリアランスはO.Kでブッシュはそのまま使います。
はじめてみる三叉、はじめて見るフォーク、しかもすでにバラバラと、何が正解がわからぬまま、なんやかんや考察。
ブレーキトルクロッド部に穴は修正が必要。
アクスルシャフト受け部にはスリーブが入っていて、シャフトとの径をあわせてあります。がこのスリーブがイマイチでアクスルシャフトの長さも含めこのあたりは色々と考えなおすところが多いでしょう。










1965 TRIUMPH TR6

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Oさんのトライアンフ
苦戦したバルブガイド付近のカーボン落しを済ませ、バルブガイド抜き取り。
頑張った甲斐がありガイドを抜いたヘッド側ホールは傷、変形無く綺麗であります。
数値もSTDサイズでいけるサイズです。
タペット周りの計測。
タペットは一部減っているところアリで交換が必要。
Oさんが磨き上げクロームメッキみたいになったコンロッド、スモールエンドブッシュは交換が必要です。










1963 TRIUMPH T120
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Yさんのトライイアンフ
ギアチェンジスピンドルブッシュは単品製作した組み付け、ホーニングしクリアランス調整。
螺子修正しギアチェンジ周りの組み付け。
ギアボックッス仮組みして、カムプレートオペレーティングクアドラント(扇方のギア)の位置決め。
トラ650のこのギアの位置決めが曖昧で毎回何回かチャレンジすることに。
位置が決まり、印をつけておき、アウターカバーを取り付け、ギアチェンジチェックし問題なし。
次回はガタアリ抜き取ったキックスターターアクスルブッシュはYさん自ら製作します。












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by sgf1906 | 2019-02-12 09:28 | その他 | Comments(0)
2019年 02月 10日

日曜日の授業風景


1976FXE1200

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先週に引き続き北海道組、今週はHさん。ショベルヘッドです。
アルミ青銅で単品製作したコンロッドワッシャーを組み付け。
コンロッドワッシャーは軽圧入で入るぐらいのサイズにしておきます。
隙間があるとカシメが弱くなるためです。
社外品のコンロッドワッシャーは内側が大きく隙間が多いものが多いです。
ワッシャー組み付けスラスト量計測、狙い通りのスラスト量でワッシャーカシメ。
左右アンバランスだったフライホイールは現状開いている穴にタップを立て、イモネジ製作し埋めて、改めて現状のバランスファクター計測。













1977FLH1200
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K君のショベルヘッド
クラックがあり状態が悪かったギアボックスは溶接修理するよりも、良品を探したほうが良いだろうということで、新たなケース入手。
まずは、剥離剤を使い塗装を剥がし重曹ブラストで綺麗に。
クラックなど無く使えるケースで一安心。
まず、タップ&ダイズで螺子修正しそれぞれ計測。
メインドライブギアベアリングレース圧入部は少々広がっていまして、O.Sのベアリングレースが必要です。
また年式違いのためカウンターシャフトブッシュの交換も必要。
この車両は77年式で3&4ギアにはワンピースタイプのニードルベアリングが付きますので、カウンターシャフトブッシュはライトサイドは76年~79年のもの
レフトサイドは76~84年のものが付きます。
螺子修正し駄目だったキックカバースタッドの螺子穴4箇所ヘリサート加工。
メインドライブギアのベアリングレース面を軸にしてケースの垂直を出し、ヘリサートした穴、タップたて。









1965 TRIUMPH TR6
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Oさんのトライアンフ
前回はケース側の螺子修正作業と清掃作業、今回はそのほかの螺子修正作業。
シリンダーヘッド周りはヘリサート加工は必要なさそうで一安心。
ガイド抜き取りにあたり、ヘッド(特にガイド周り)の清掃作業カーボン除去。
随分と固形化したオイルカーボンが溜まり随分と苦戦しました。








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by sgf1906 | 2019-02-10 00:30 | その他 | Comments(0)
2019年 02月 07日

水曜日の授業風景



1940 INDIAN SCOUT
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Mさんのインディアン
配線作業を終わらせケーブル周りの製作作業に。
ハンドルバー交換交換に伴いアクセルケーブル製作。
新品のハンドルバーとハンドルバースピンドルにガタがありで、アクセルコントロールが微妙かも。エンジン始動後確認。
BSA A65のフロントブレーキになっているフロントブレーキは調整ボルト、ケーブルエンドをBSA用のものにしてケーブル製作。








1974 XLCH1000

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北海道Kさんのアイアンスポーツ
ロッカーアームブッシュ抜き取り、JIMS製のロッカーアームブッシュを旋盤で予め内径加工しロッカーアームに圧入。
リアIN、バルブ側のロッカーアームはブッシュホールが少々広がっていましたのでO.Sブッシュ製作。
前日製作したカムブッシュはそれぞれダウエルピン穴を冶具を使い加工、またギアの逃げ部分も加工。
今回の5日間合宿はここまで。お疲れ様でした。








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by sgf1906 | 2019-02-07 15:56 | Comments(0)
2019年 02月 04日

日曜日の授業風景



1974XLCH1000

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1978 TRIUMPH T140E

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1954 TRIUMPH 6T
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by sgf1906 | 2019-02-04 00:07 | その他 | Comments(0)
2019年 02月 02日

1981FXS1340 キック周り


今日はエンジンOHでお預かりしてるショベルヘッドのお話。
前回、キックカバーをあけたらスローアウトベアリング・リリーフフィンガーのクリップが破綻していたところまでお話しました。
今日はその続き。少々細かく書いていきます。



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それなりに鉄粉まみれだったキックボックスは綺麗に清掃。
今回はトランスミッションの分解はしませんので、キック周りだけはしっかりやっていきます。




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スタータクラッチとラチェットギアには隙間が多し。
またラチェットギアブッシュは随分とガタがありますのでブッシュ交換します。



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ブッシュが抜けかけた状態でブッシュがスタータークラッチを押していたようでmギアに隙間があったようです。



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ブッシュ単品製作しラチェットギアに圧入。
ラッピングしクリアランス調整。


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「あるある」でありますがメインシャフトのラチェットギアとの摺動部は少々段減りしていますが、この状態ではどうしようもないので、クリアランスギリギリで組み付け。



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フットクラッチになっている車両ですので、76年以降のスモールタイプのスローアウトベアリングから75年以前のアーリータイプ(デカイやつ)のスローアウトベアリングに交換するため、クラッチプッシュロッドも75年以前タイプに交換。


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ですが、年式によりプッシュロッドの太さが違うようでプッシュロッドが入りません。
ちなみにイースタンパーツ製のプッシュロッドで9.52mm
9.56mmのリーマーでプッシュロッドブッシュリーマー加工しプッシュロッドは通るように。

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でもう一つ問題が。
アーリータイプのスローアウトベアリングにスタータークラッチが入りません。
年式によりスタータークラッチのサイズが違うのか?それとも新品パーツのサイズ不良か?
日ごろショベルのフットクラッチ化をしませんので、このあたりはわかりかねますが、ともかく加工が必要です。


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スローアウトベアリングを旋盤に銜えるのは困難なので、スタータークラッチを切削することに。
メインシャフトにギアを留めておき、シャフト側で芯だしをして切削。

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約1.2mm切削しスローアウトベアリングとのクリアランスは0.05mm。








キックシャフトブッシュもガタガタなのでブッシュ交換をしておきます。


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ガタがあるものは大体こうなっていますが、キックシャフトの根元が減っていない所と比べると0.15mmと減っていますので、シャフト交換します。


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ブッシュ抜き取り、キックシャフトブッシュ単品製作。
圧入しホーニングしクリアランス調整。



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今回とった新品シャフトは元々付いていたブッシュよりも少々長い。
これではキックシャフトのスラストが大分出てしまうので、ワッシャー製作。

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ワッシャーを製作して取り付け。スラストチェック。
スラストは0.2mm態度に。

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キックカバーを付け、キック作動チェック。
どうも、キックをおろしたときに、しっかりキックアームが止まってくれない。
確認すると、キックを下ろした側のストッパー部にクランクギアのストッパーピンがしっかりあたってない(止まっていない)ようだ。
ギアが外側に出すぎているため、スタッパーの効きが悪いようです。

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気をとりなおして、シム製作。
キックカバーの裏側に取り付けるようにして、クランクギアの位置調整。


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組み付けて、キックの作動チェックし問題なし。
後はリリースアームの問題がありますがまた次のお話。








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by sgf1906 | 2019-02-02 00:57 | 1981FXS1340 | Comments(1)
2019年 01月 30日

水曜日の授業風景


1978FXE1200


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Mさんのショベルヘッド
フレームに溶接されていた、余計なステー類は切り取り、きれいに仕上げ。
もともとネックが寝ていたフレームで、リアホイールはワイドリムに扁平タイヤが付いていた為、随分と車高が低い車両でした。
今回社交を上げる為、スプリンガーフォークロッドの長いタイプを製作しなるべくフォークを伸ばし、リアホイールもスタンダード幅のリムに交換。
すんなりとジャッキが入るようになりました。
Rブレーキライニング張替え、組み付け。










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Hさんのショベルヘッドはオイルポンプ組み付け。
この車両についていたオイルポンプはS&S製のものですが、私は始めて扱うビレットタイプのものではないボディーのものです。このタイプのS&Sのポンプもあるのですね。
ともあれ、はじめて見るものなので、オイル経路確認。他の年式のものとも違いをチェック。
オイルポンプトルク管理し取り付け、回りっぷりチェック。











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修理でお預かりしているSさんのショベルヘッド
モデル違いのものと思われるドラッグパイプで純正のマウントステーを使うと、前後エキパイの平行、真っ直ぐが出ておらず、F側はヘッドとの隙間が随分開いていました。
フロント側、リア側ともに新たにステー製作し取り付け。






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今日のPIZZA MATUURA
トマトとお豆のスパゲティーとムール貝とペンネ
毎回違うパスタで、その都度その場で味付けを考えながら作って創作イタリアン。
たいした道具が揃っていいないVMSで、よくつくれるよなぁ。







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奈良 純









by sgf1906 | 2019-01-30 03:29 | その他 | Comments(0)
2019年 01月 29日

月曜日の授業風景 2台のナックル試乗


今日は生徒さんはIさん一人だけでしたので、1日中試乗DAYとなりました。
偶然2台とも1947FLナックルヘッドであります。






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Iさんのナックルヘッド
エンジン始動後、初の試乗となりました。
エンジン始動時大体のキャブセッティングは出ていますので問題はエンジンその他部分の確認です。
エンジンは冷間時も温間時も一発始動。
クラッチの切れ問題なく、ギアの入りもガチャではなくスルっと入ってくれます。
また、ブレーキ効きも欲く、スプリンガーフォークも良く動いてくれています。
細かなキャブセッティングはしていませんが、バック・アウタファイヤー、くしゃみもなくスムーズ。
オーナーIさんが細かなところまで気を配り、組んでくれたおかげで非常に調子が良く、ガサツな所が無く非常にジェントルであります。
面白いもので、組んだ人によって違いが出てくるものです。









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新入生Eさんのナックルヘッド
授業開始前に試乗し問題点をチェックします。
少々調整ごとを済ませエンジン始動。
まず問題点は、冷間時の始動が悪いこと。マグネトー点火ということもあると思いますが、だいぶガソリンを食わせないとエンジンがかからない。
また、オーナーさんが懸念していた、ロッカー周りからのオイル漏れあり。
エンジンを回した後に白煙が吹きましたが、このあたりもロッカーバルブスプリングカップの問題が含んでると思われます。
なんとなく問題点もわかり、次回から分解開始です。

















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by sgf1906 | 2019-01-29 00:36 | その他 | Comments(0)
2019年 01月 26日

1981FXS1340 プライマリー周り


今日はエンジン修理依頼で預かっているSさんのショベルヘッドのお話。
エンジン組み付けは終わり、プライマリー周り組み付け。
で、色々とありましたというお話です。


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まずはステーターコイルは配線被覆部がはがれてしまっていましたので、新品に交換。




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マグネットローターはそのまま使います。
一旦仮組みして干渉チェックし問題なく組み付け。





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ベルトの張りっぷり調整。Rドライブチェーンの張り調整し組み付け。
で、クラッチを切ってみると全く切れませんでしたので、クラッチ周り分解。






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クラッチ内は錆が酷く固着していました。



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フリクッションディスクはクラッチシェルとあたっているものは、磨耗が酷く交換します。
また、スチールディスクはすべて錆が酷く交換。


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クラッチスプリングも錆が酷いので交換します。



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クラッチハブとクラッチシェルのガタが多かったため、クラッチベアリングは.0004”オーバーサイズに交換。
スタッドボルトの段つきは研磨しハブはそのまま使います。
また、写真を撮り忘れましたが、ラムチェットリテーナーを新たにつけました。


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5枚中4枚のフリクッションディスクは面研して使用。



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錆が酷かったスチールディスクは新品に交換。


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磨耗が酷かったフリクッションディスクは交換。




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錆が酷かったリリーシングプレート、プリッシャープレート、クラッチハブローラーリテーナーは在庫していた中古良品に交換。





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クラッチ組み付け。
クラッチの切れっぷりチェック。
切れっぷりがどうも悪い。
この感じはあれだなということで、キックカバー側を取り外し。






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そう、よくあるスローアウトベアリングの破綻を疑いキックジャバーははずして見ると、オイルはやばいことになっています。


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オイルスリンガーの溝は無くなり、スローアウトベアリングのレース部は段べりして、ケース内に落ちていました。
また、リリースフィンガーのリテーニングリングもはずれ、カバー内にありました。
この車両は、フットクラッチに変更されている車両で、この小さいタイプのスローアウトベアリングのまま、フットクラッチを使っているとだいたいこうなるようです。
今回、アーリータイプの大きいスローアウトベアリングに交換しますが、キック周りもこの後、なんやかんやありました。
というわけで、その話はまた次回。












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by sgf1906 | 2019-01-26 00:11 | 1981FXS1340 | Comments(1)