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カテゴリ:1981FXS1340( 11 )


2019年 02月 02日

1981FXS1340 キック周り


今日はエンジンOHでお預かりしてるショベルヘッドのお話。
前回、キックカバーをあけたらスローアウトベアリング・リリーフフィンガーのクリップが破綻していたところまでお話しました。
今日はその続き。少々細かく書いていきます。



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それなりに鉄粉まみれだったキックボックスは綺麗に清掃。
今回はトランスミッションの分解はしませんので、キック周りだけはしっかりやっていきます。




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スタータクラッチとラチェットギアには隙間が多し。
またラチェットギアブッシュは随分とガタがありますのでブッシュ交換します。



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ブッシュが抜けかけた状態でブッシュがスタータークラッチを押していたようでmギアに隙間があったようです。



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ブッシュ単品製作しラチェットギアに圧入。
ラッピングしクリアランス調整。


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「あるある」でありますがメインシャフトのラチェットギアとの摺動部は少々段減りしていますが、この状態ではどうしようもないので、クリアランスギリギリで組み付け。



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フットクラッチになっている車両ですので、76年以降のスモールタイプのスローアウトベアリングから75年以前のアーリータイプ(デカイやつ)のスローアウトベアリングに交換するため、クラッチプッシュロッドも75年以前タイプに交換。


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ですが、年式によりプッシュロッドの太さが違うようでプッシュロッドが入りません。
ちなみにイースタンパーツ製のプッシュロッドで9.52mm
9.56mmのリーマーでプッシュロッドブッシュリーマー加工しプッシュロッドは通るように。

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でもう一つ問題が。
アーリータイプのスローアウトベアリングにスタータークラッチが入りません。
年式によりスタータークラッチのサイズが違うのか?それとも新品パーツのサイズ不良か?
日ごろショベルのフットクラッチ化をしませんので、このあたりはわかりかねますが、ともかく加工が必要です。


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スローアウトベアリングを旋盤に銜えるのは困難なので、スタータークラッチを切削することに。
メインシャフトにギアを留めておき、シャフト側で芯だしをして切削。

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約1.2mm切削しスローアウトベアリングとのクリアランスは0.05mm。








キックシャフトブッシュもガタガタなのでブッシュ交換をしておきます。


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ガタがあるものは大体こうなっていますが、キックシャフトの根元が減っていない所と比べると0.15mmと減っていますので、シャフト交換します。


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ブッシュ抜き取り、キックシャフトブッシュ単品製作。
圧入しホーニングしクリアランス調整。



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今回とった新品シャフトは元々付いていたブッシュよりも少々長い。
これではキックシャフトのスラストが大分出てしまうので、ワッシャー製作。

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ワッシャーを製作して取り付け。スラストチェック。
スラストは0.2mm態度に。

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キックカバーを付け、キック作動チェック。
どうも、キックをおろしたときに、しっかりキックアームが止まってくれない。
確認すると、キックを下ろした側のストッパー部にクランクギアのストッパーピンがしっかりあたってない(止まっていない)ようだ。
ギアが外側に出すぎているため、スタッパーの効きが悪いようです。

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気をとりなおして、シム製作。
キックカバーの裏側に取り付けるようにして、クランクギアの位置調整。


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組み付けて、キックの作動チェックし問題なし。
後はリリースアームの問題がありますがまた次のお話。








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by sgf1906 | 2019-02-02 00:57 | 1981FXS1340 | Comments(1)
2019年 01月 26日

1981FXS1340 プライマリー周り


今日はエンジン修理依頼で預かっているSさんのショベルヘッドのお話。
エンジン組み付けは終わり、プライマリー周り組み付け。
で、色々とありましたというお話です。


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まずはステーターコイルは配線被覆部がはがれてしまっていましたので、新品に交換。




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マグネットローターはそのまま使います。
一旦仮組みして干渉チェックし問題なく組み付け。





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ベルトの張りっぷり調整。Rドライブチェーンの張り調整し組み付け。
で、クラッチを切ってみると全く切れませんでしたので、クラッチ周り分解。






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クラッチ内は錆が酷く固着していました。



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フリクッションディスクはクラッチシェルとあたっているものは、磨耗が酷く交換します。
また、スチールディスクはすべて錆が酷く交換。


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クラッチスプリングも錆が酷いので交換します。



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クラッチハブとクラッチシェルのガタが多かったため、クラッチベアリングは.0004”オーバーサイズに交換。
スタッドボルトの段つきは研磨しハブはそのまま使います。
また、写真を撮り忘れましたが、ラムチェットリテーナーを新たにつけました。


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5枚中4枚のフリクッションディスクは面研して使用。



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錆が酷かったスチールディスクは新品に交換。


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磨耗が酷かったフリクッションディスクは交換。




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錆が酷かったリリーシングプレート、プリッシャープレート、クラッチハブローラーリテーナーは在庫していた中古良品に交換。





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クラッチ組み付け。
クラッチの切れっぷりチェック。
切れっぷりがどうも悪い。
この感じはあれだなということで、キックカバー側を取り外し。






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そう、よくあるスローアウトベアリングの破綻を疑いキックジャバーははずして見ると、オイルはやばいことになっています。


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オイルスリンガーの溝は無くなり、スローアウトベアリングのレース部は段べりして、ケース内に落ちていました。
また、リリースフィンガーのリテーニングリングもはずれ、カバー内にありました。
この車両は、フットクラッチに変更されている車両で、この小さいタイプのスローアウトベアリングのまま、フットクラッチを使っているとだいたいこうなるようです。
今回、アーリータイプの大きいスローアウトベアリングに交換しますが、キック周りもこの後、なんやかんやありました。
というわけで、その話はまた次回。












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by sgf1906 | 2019-01-26 00:11 | 1981FXS1340 | Comments(1)
2019年 01月 12日

1981FXS1340 エンジン搭載



今日はエンジンオーバーホール依頼のショベルヘッドのお話。
正月休みにひっそりと進めていた作業です。
エンジン腰下、ヘッド、ロッカー、シリンダーとそれぞれ作業は終わっていますので、一気に組み付けます。

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まずはエンジン腰下部
エンジンスプロケットシールをつけ、フレームに搭載。
エンジンマウント部は仮留め、前側だけ留め、後ろ側だけ留めとフレームとエンジンケースの隙間が無いかチェック。今回は問題なくそのまま組み付け。





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シリンダーは上下面面研、ダミーをつけボーリング済み。
ピストンはWPC処理を行っています。
リングギャップ&クリアランスチェック。
また、オイルリングを一部調整しています。





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錆がひどかったヘッドボルト&ナット
オーナー様は錆びをこよなく愛す人でありますが、さすがにちょっとという感じだったので、新品にはせず黒染め化粧直し。
トルク管理しシリンダー取り付け。





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シリンダー面面研済み。
ヘッドボルトねじ修正。
トルク管理しロッカーカバーとヘッド取り付け。
マニホールド位置調整しヘッドトルク管理し取り付け。






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マニホールド面、インシュレーター面研マニホールド取り付け。
マニホールドに力が掛からぬように、マニホールドステーを曲げ加工。
エンジンハンガーもそれぞれのシリンダーに余計な力が掛からぬように、シム調整し取り付け。
プッシュロッド調整取り付け。

エンジン組付けが終わり、クラッチ周りのチェックをしたところ・・・まだまだ問題がありそうだ。









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by sgf1906 | 2019-01-12 00:47 | 1981FXS1340 | Comments(0)
2018年 12月 08日

1981FXS1340 ロッカーアーム

今日はSさんのショベルヘッド
ロッカーアームのお話。


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ロッカーアームシャフト、ロッカーアームブッシュ計測。
ロッカーアームシャフトのブッシュとの摺動部は4本とも段減り無くシャフト径14.06mm~14.07mmと状態よし。
ブッシュ側は大きいところで0.16mmとガタがいているのでブッシュ交換。




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ブッシュ抜き取り、新たなブッシュを圧入します。
使うブッシュはJIMS製のもの。
予め、生爪を使い内径加工をしておきブッシュ圧入。




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専用リーマーを使い、ラインリーミングをしロッドでラッピングしクリアランス調整。





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フロントEXのロッカーアームのバルブ側のブッシュ圧入部は穴が広くなっていまして、新たなブッシュが手スポです。


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オーバサイズブッシュを製作して圧入。
問題が無かったプッシュロッド側のブッシュと圧入時の寸法が変わってしまったのでこちらはリーマーを使わず、ホーニングし左右のブッシュ径調整。
シャフトがギリギリ入るぐらいにブッシュ内径を整えておき、ラインだしラッピング。



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少々段減りしていたバルブとのスリッパー部は専用冶具を使い研磨。






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リアインテークは少々スラストが多かったので、シャフトの座面部を切削し調整。
4本とも0.1mm~0.3mmのスラスト量に。


というわけでロッカー周りの作業終わり。




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by sgf1906 | 2018-12-08 00:07 | 1981FXS1340 | Comments(0)
2018年 11月 18日

1981FXS1340 シリンダーヘッド・バルブガイド


今日はSさんのショベルヘッドヘッド周りバルブガイドの打ち変えのお話。

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元々白煙を吐いていた車両、以前にシールつきバルブガイドに打ち変えてありましたが、随分とオイルカーボンが溜まっています。
特にEX側はラッパ上に広がっていますのでバルブガイド交換します。
カーボンを徹底除去しガイド抜き取り。
また、ステム部に傷がい多かったバルブも交換。



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ガイド抜き取り後、ガイドホール計測。
以前にガイドホールは内径加工をしているようで、4本ともすべて同じサイズで楕円や変形なし。
加工時にリーマーなどの刃物の傷が残ってしまっているが、オイル下がりの原因になってしまう縦方向傷はなく、この傷をとるために、穴拡大しガイドサイズを大きくしていくもの、もったいないのでリーマー加工無しで行きます。


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バルブガイドを使うバルブステムに合わせリーマー加工し内径加工。
外径もガイドホールにあわせ適正ハメ代になるよう切削作業。






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ガイドホールはホーニング加工し、目立つ傷はなくなりました。






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専用工具を使いバルブガイド圧入。





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ガイド圧入後圧入部分は縮みますので、ステムに対し適正クリアランスになるようリーマー加工。





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バルブシートカット&すり合わせ
バルブシートのあたり幅は殆ど広がっておらず状態は悪くないものの、45度面は虫食いが酷い・・・
45度面シートカットしバルブにしっかりあたるようにしておき、あたり幅調整のため30度面、60度面シートカットしEX側あたり幅1.5mm。









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同じくIN側も45面の虫食いありで45度面カット後、60度、30度面カットしあたり幅調整し1.3mmに。



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それぞれ、灯油漏れチェックし問題なし。




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最後にバルブガイドホーニングし仕上げ。









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by sgf1906 | 2018-11-18 03:57 | 1981FXS1340 | Comments(0)
2018年 10月 27日

1981FXS1340 オイルポンプ・タペット・腰下完成


今日はSさんのショベルヘッドのお話。


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オイルポンプボディーの内壁はここ最近では珍しく深い傷もなく無事でありましたので、そのまま使用します。


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ボディーとギアのでっぷりチェック。
チェックバルブのあたりっぷりチェック。




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トルク管理しオイルポンプの組み付け。
オイルポンプギアがスムーズに回るところにボディー位置を移動しつつ組み付け。



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タイミングギア周り本組みして、ガスケット類が固まったところで、実際にオイルをまわし、オイルの流れっぷりチェック。





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タペット周りのチェック。
ガイドとタペット自体のクリアランスは問題なし。
ローラーのガタも悪くないが、虫食いが多かったカムに乗っかっていたローラーのため、ローラー自体が少々やられているよう。



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4本ともローラー交換。し組み付け。
エンジン腰下完成です。




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by sgf1906 | 2018-10-27 09:08 | 1981FXS1340 | Comments(0)
2018年 10月 21日

1981FXS1340 クランク芯だし、組み付け



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Sさんのショベルヘッド
ドライブサイド、タイミングサイドともに組み付け前のシャフトの振れ、フライホイールの振れチェック。
クランク組み付け芯だし作業。
フライホイールが同じ方向に傾くパターンの振れ方をしたので、少々苦戦しつつ無事振れとり完了。



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スプロケットシャフトベアリングレース取り付け、ベアリングのスラストチェック、シムの圧みで調整。
ピニオンベアリングは前回選択済みのものを取り付け、クランクケース組み付け。



クランクケース組みつけ、クランクの回りっぷりチェック。







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by sgf1906 | 2018-10-21 08:51 | 1981FXS1340 | Comments(0)
2018年 10月 18日

1981FXS1340 クランクバランス


今日はSさんのショベルヘッド、クランクバランス
コンロッドスモールエンドブッシュ交換、ビッグエンドベアリングレースラッピング、コンロッドワッシャー交換が終わりバランスどり作業。

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まずは現状(もともと付いていたピストン)でのバランスファクター計測。
バランスファクターは61%で純正パーセンテージ。
問題は左右フライホイールのアンバランス。
70年代中期ごろからメーカーでは両フライホイールを組んだ状態でバランスをとっていたようで、左右それぞれで計測するとつりあうところのウエイトが違ってきます。
今回はバランスファクターはそのまま、左右バランスを合わせます。


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実際に使うピストンで改めて計測。
バランススタンドは0.02mm刻みの水平器を使い水平をだしています。


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計算で出したバランスウエイトを付け、磁石を使いバランスが合うところの位置を重さを確認。
鉄の比重を考え決まった位置に穴を掘ります。





というわけで、両フライホイールのバランス合わせ終了です。






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2018年 10月 06日

1981FXS1340 タイミングギア周り


今日はSさんのショベルヘッドタイミングギア周りのお話。



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まずはクランクケースの修正ごとから。
カムカバーボルト雌螺子にクラックが入っていました。
こいつの修正から。


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螺子穴の深い部分までクラックfが入っていましたので、一旦削りとり溶接肉盛り。


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ダウエルピンを抜き取り、冶具製作しカムカバー面面研。



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カムカバーを使い位置出し。
カムカバー穴にピッタリなポンチを製作し正確に位置だしして、新たに螺子穴製作。



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序にナなめかかっていたタイミングホールの螺子穴ヘリサート加工。




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ケースの加工ごとが終わり、ここからはピニオンシャフト周りの作業。
ピニオンシャフトベアリングレースは0.02mm~0.03mm楕円になっています。
ピニオン側のレースには珍しく横方向に広がっています。
ピニオンシャフトベアリングレースは縦方向に広がっていることが多い。)
カムカバーのピニオンシャフトブッシュは磨耗少なく、交換せずにそのまま使います。



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ピニオンシャフトベアリングレースラッピング。
向かって左側のレースが片あたりしてレースが広がっていたらしく、少々苦戦しつつもラッピングし真円に。

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ラッピングし拡大したレース、使うシャフトに対し+0.03mmになるようにオーバーサイズベアリングローラー選択。


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シャフト・ベアリング・カバー組み付けピニオンシャフトの回りっぷりチェック。




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もともとついていた純正Hカムはカム部の虫食いが酷く交換。


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新たに使うカムシャフトはアンドリュース製Jカム。
ギアサイズ計測69.51mm
このサイズにピニオンギアサイズは37.39~37.41mmとなる。
元々付いていた、カラーコードREDの純正ピニオンは実測37.39mmでこいつが使える。(REDのサイズは37.41~37.43mmだが、磨耗しているものと思われる)



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カムベアリング交換し、カム組み付けスラスト量チェック。
シムで調整し0.1mm程度のスラスト量に。
同じくブリーザーバルブもスラスト調整。






ピニオンギア・カムギア仮組みして、回りっぷりチェック。
上の動画は適正サイズでの組み合わせ。
下の動画は少々大きめ(0.02mm程度)ピニオンギアを組んだもの。
下のものはギアの音がしますね。

という訳でタイミングギアの作業終わり。





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by sgf1906 | 2018-10-06 03:05 | 1981FXS1340 | Comments(0)
2018年 10月 01日

1981FXS1340 コンロッド周り

今日はSさんのショベルヘッドのお話。

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F側0.03mm、R側0.01mmと楕円があったコンロッドビッグエンドベアリングレース。
ラッピングし真円に。



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スモールエンドブッシュはF側大きいところで0.0mmR側大きいところで0.05mmとガタがありましたのでブッシュ交換。
コンロッドスモールエンドブッシュホールは無事。


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ブッシュ圧入、リーミング&ホーニングしてピストンピンに対し0.025mmのクリアランスに。







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ここからはコンロッドワッシャー
随分段減りして、動いてしまっていたコンロッドワッシャーは交換します。

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ダミーワッシャーを入れ必要なコンロッドワッシャーの厚みを算出。



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アルミ青銅でコンロッドワッシャー製作。
このワッシャーは製作するのがなかなか面倒で、専用の生爪を作っているものの、銜えかたによって上下(左右?)の面が出ずらい。
また、外輪の径が小さすぎると手スポで入ってしまい、ワッシャーが動いてしまう恐れがあります。また大きすぎると圧入時に薄いワッシャーは曲がってしまいます。
薄い嵌め代部なので精密計測出来ない。
うまいこと寸法を取って入るか入らないかのところを狙って作ります。

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製作したワッシャーを圧入しカシメ。




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コンロッドビッグエンド部の話へ。
少々虫食いがあったクランクピンはJIMS製のものに交換。


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フロント側、リア側それぞれベアリングサイズ選択しクリアランス調整。
スモールエンド部の振れっぷりを確認。




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フライホイール仮組みしてコンロッドのスラスト量チェック。
この時点ではスラスト量が少々多めで設定してきます。
クランク芯だしをして行き、どんどん詰まっていくと、スラストが減っていく傾向があるためです。
現状でのスラスト量は計算通り。








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by sgf1906 | 2018-10-01 03:18 | 1981FXS1340 | Comments(0)