今日はHさんのアイアンスポーツのオーバーホールまとめブログ。
トランスミッション編です。

分解チェック計測の結果、メインシャフトやカウンターシャフトは問題なし。また、ギア類も問題なくすべて再利用できます。ですので、消耗品であるベアリング類やブッシュ類の交換と、調整作業で行けます。




まずは、クラッチギアブッシュとクラッチギアベアリング。クラッチギアブッシュはメインシャフト19.03ミリに対してクリアランス0.09ミリあったのでブッシュ交換。どれぐらい減ってるかがわかりづらい。ニードルベアリングももちろん交換。ブッシュベアリングともに抜き取り、まずはクラッチギアブッシュを圧入。クラッチギアブッシュの場合、社外製のブッシュが寸法的に使えることが多いです。というわけで、今回も社外製のありものブッシュが使えたので圧入。ハメ代分縮んだブッシュ内径をホーニングしてクリアランス調整。メインシャフトに対して、クリアランス0.03ミリ。クラッチギアベアリング圧入してクラッチギアの作業完了。





カウンターシャフトのファーストギアブッシュは、単品製作することに。アルミ青銅を使い、ブッシュ単品製作。無事制作完了し、ギアに圧入。同じく、縮んだ内径をホーニングしてクリアランス調整。シャフトに対して、クリアランス0.03ミリに。



トラップドアとクランクケース側にクラッチギアベアリングとカウンターシャフトのニードルベアリングを圧入。
ちなみに、メインシャフトベアリング寸法は33.14ミリで、スタンダードサイズローラー3.965mmを入れると、メインシャフト25.17mmに対してクリアランス0.04ミリになるので、加工なくそのまま使用。
この車両はシフターフォークの位置は良かったので、2.0mm厚のシムを入れファーストギア位置調整。
メインシャフトの3速4速ギヤ位置はもともと付いていたシフターフォークで問題なし。



メインショップとカウンターシャフトのエンドプレイ調整。メインシャフトは1.3ミリのシムを入れエンドプレイ0.1mmに。カウンターシャフトは0.2ミリのシムを入れ、エンドプレイ0.1mmに。



トランスミッション組み付けギアチェンジチェック。
シフターシャフトとシフターペダルには、「前期タイプのスプラインなし」と「後期タイプのスプラインあり」があります。
今回後期タイプのスプラインありにして取り付け、ギアチェンジチェック。
ギアチェンジ問題なく、トランスミッションの調整事完了。
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