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1957 XL 900 エンジン分解



今日はHさんのアイアンスポーツ
オーバーホールまとめブログスタート。

エンジン分解編です。


とその前に連絡事。
明日、12月13日は娘の保育園での最後の発表会となりますので、お休みさせて頂きます。
ご迷惑をおかけしますが、何卒宜しくお願い致します。





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持ち込まれた57年のXL
私自身57年式を扱うのは初めてなので、ちょっとドキドキ。

今回、エンジンを載せ替えるためのベースのエンジンを手に入れたため、そのエンジンの中身を知るとともに、問題あるところ直していくと言うものであります。
















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早速、ヘッド周り分解、計測。

バルブガイドは、当事物が入っておりまして、エキゾーストバルブガイド内壁にはオイル溝が切られております。
昔は、熱がかかるエキゾースト側にオイルが行くように螺旋溝が切ってありました。
当然、オイルが落ちやすくなるので、今ではあまり行いません。
こういうわけで、もちろんバルブとバルブガイドは交換、バルブガイド抜き取り。



















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ピストンシリンダー

ピストンは77.42ミリ.050インチオーバーサイズと思われるピストンが入っておりました。
ピストンメーカーは不明。
に対して、シリンダーはクリアランス0.06から0.07ミリと常にボーリングとホーニングをしてあると思われる状態。
ピストンとシリンダーはこのまま使おうと思いますが、リングがどこのメーカーのものかわからないので、少々不安。























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ロッカーアームとロッカームシャフト

私は初めて見ましたが、ロッカーアームにはブッシュが入っておらず、直接受けています。
何年から何年までがブッシュなしだったのでしょうか?
ともあれ、クリアランスは、0.05から0.06と悪くないのですが、もったいないので取っておこうと言う話になり、ロッカーアームはブッシュ付きのものに交換することに。























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コンロッドがお目見えしたので、コンロッドスモールエンド部分の振れ計測。

スモールエンド部分の振れ方により、コンロッドビッグアンドベアリングのクリアランスがどれぐらいになっているか?が大体わかります。
フロント側0.8ミリ 
リア側0.2ミリ
と非常に良い数値が出てきました。
うちの経験上で考えると、ビックエンドベアリングのクリアランスは0.025ミリから0.03ミリ程度だと思われます。
走っていた車両で考えると、フロント側は1ミリを超えているものがほとんどで、この車両は直されて間もないものだと考えられます。


















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タイミングギア周り分解し計測。

カムブッシュの寸法は悪くない寸法と思われるのですが、カムのシャフト部分の寸法が悪い。
主にギア側のシャフトの寸法はそこまでおかしくないのですが、カム側のシャフトの寸法が、ずいぶんまばらで、だいぶ減ってしまっています。
ブッシュとシャフトのクリアランスで考えると、ケース側はクリアランス0.09から0.13ミリ。
タイミングカバー側は、0.05から0.09ミリといったところ。
カムシャフトは交換してみることに。
















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タペット周り計測

写真ではわかりづらいですか、タペットガイドは初期タイプの鋳鉄ガイド。(基本はアルミガイド)
うーんカッコいいです。
タペットに対して、クリアランスは0.06から0.08ミリ。
タペットローラーも0.05ミリのクリアランスがありますので、.002"オーバーサイズのタペットを使いクリアランス調整をします。
















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ピニオンシャフト先端部分の振れは悪くない。

これは、クランク期待できるぞと思いつつ、問題点はピニオンシャウト先端部分の寸法。
ノーマルは15.87ミリに対して、このシャフトは15.80ミリになっています。
見た目的には、削れたものと言うよりかは削ったか研磨したものと言う感じであります。
ピニオンブッシュの寸法が15.85ミリなので、この細くなったシャフトに対しブッシュクリアランスを調整してると思います。



















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プライマリー分解。

ずいぶんとクラッチハウジングの動きが重かったプライマリー周り。
分解してみると、キックギアプレートの内側に入るスラストワッシャーの厚みが厚すぎエンドプレイがなく、固着していたようです。
アーリーモデルのアイアンスポーツのクラッチハウジング周りの仕組みや少々不快なところがあります。
























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トランスミッション分解計測。

トランスミッションメインシャフトやカウンターシャフト、ギア類は状態良し。
メインシャフト19.03ミリに対して、クラッチギアブッシュのクリアランスは0.09ミリ。
カウンターシャフトシャフト22.22ミリに対してファーストギアブッシュクリアランス0.06ミリ。
メインシャフトベアリンググレースは33.14ミリ寸法的に良い。
ブッシュ交換だけで行けそう。
















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オイルポンプチェック

オイルポンプは残念ながら、キー溝ができてしまっています。
キーがついてることを知らず、シャフトを抜いてしまったり、ちゃんとキーがついていないのにギアを入れてしまったりと、人災により壊れてしまってることが多いです。
これはオイルポンプボディーを交換します。
また、チェックバルブは、ただの球ではなく球に案内的な棒がついています。初期型いろいろな発見があります。
光明端で座面部のチェックして問題無し。





















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クランクの分解とチェック。

スプロケットシャフトベアリングを抜く専用工具を使い、ベアリングを抜き、クランクケース分解。
お目見えしたクランク早速計測事。
コンロッドのエンドプレイは0.15ミリと良好。
左右クランクシャフトの偏芯はドライブサイド0.015ミリ、タイミングサイド0.01ミリと非常に良い状態。
クランクピンナットをちゃんと止めないことで、芯を出してる場合がありますので、クランクピンの締め切りもチェック。
200N.m程度で締まっているので問題ないでしょう。
というわけで、クランク周りは全く問題ないと言うことでそのまま行きます。
全体的に非常に状態が良いエンジンでしかも57年式と非常にうらやましい。
個人的に58年のXLCHが欲しいと、ずっと思っています。















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by sgf1906 | 2025-12-12 10:17 | 1957XL900 | Comments(0)

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