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治ると共に発見される問題 ~日曜日の授業風景~









1975 NORTON COMMANDO


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「なかなか暖まらないシリンダーヘッド」

Mさんのノートンコマンドはクリアランスが、少々多めだったバルブガイドの抜き取り。
まずは燃焼室内のカーボン(特にエキゾースト側)を、剥離剤と重曹ブラストを使って徹底清掃。
完璧、カーボンが除去されたところで、バルブガイドの抜き取り。
青銅系のバルブガイドが入っていたノートコマンド。英車に使われている青銅系のバルブガイドは材質が柔らかく、以前に抜き取る際に、出口付近が変形しひどい目にあった記憶があるので、いつもバルブガイド頭付近にねじ山を切りボルトを入れ、そのボルトを叩く要領で抜くようにしています。
と言う理由で、バルブガイドに螺子山を切りボルトを取り付け。
シリンダーヘッドをよく暖めて、バルブガイド抜き取り。
シリンダーヘッドとロッカーボックスが一体的になっている。ノートンツインのシリンダーヘッド。
やっぱりなかなか暖まらない気がします。
無事抜き取り寸法計測。
今回は実験的に今まで使ったことないバルブガイドを使う予定。(使ったものないものを使うのは少々怖いのだが。)


















1965 TRIUMPH TR6

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「長いブッシュは大変」

とにかく、ギアボックスの状態が悪かったTさんのトライアンフ。
メインシャフトは、新品メインシャフトに交換した在校生Tさんから良品を贈与。
ギアはVMSで在庫していたギアを使います。
というわけで、メインシャフトとメインシャフトファーストギアを圧入し、ハイギア周り計測。ハイギアブッシュを作っていきます。
VMSでは基本的、ブッシュ類は単品製作。粘り硬く持ちが良いアルミ青銅を使い製作をいたします。
が、粘り固く持ちが良い分、加工が大変です。
特に今回みたいに、20ミリ径の穴あけで60ミリ位長いものになると、ドリル加工が大変です。
ドリルもアルミ青銅がちゃんと掘れるように、ドリルの刃部分を研磨しています。
と、いうわけで、割と大変な穴あけ加工を済ませ、無事ブッシュ完成。
トライアンフのハイギアブッシュは段付加工されていますので、その加工も済ませ、次回ハイギアに圧入ホーニングです。













1968 TRIUMPH T120

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「ここから漏れるのね」

Nさんのトライアンフは、車体にエンジン搭載と行きたいところですがブレーキ。
写真だと分かりづらいですが、クランクケースのスタッドボルトからオイルがに滲んでいます。
スタッドボルトを抜いてみると、スタッドボルトからオイルが...。
どうもクランクケースを閉じる際、液体ガスケットを塗布するのですがクランクケーススタット穴上部に液体ガスケットを塗らなかったようです。
そのためそこに道ができ、クランクケースのインロー部分にできた隙間からオイルが伝い滲んで来たようです。
こんなパターンもあるんですね。
とりあえず、クランクケーススタッドに液体ガスケットを塗布して様子を見ることに。
というわけで、エンジン搭載は次回、プライマリー周りの作業。















1951 TRIUMPH 6T

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「やはり偏芯」

卒業生Iさん、久しぶりの登場です。
卒業後も月一回ぐらいにVMSに来ていらしたので、なんだか懐かしい感じがします。
というわけで、今回は固定進角になっているマグネトーギアを自動進角にするべく、なんやかんやと作業。
中古で買ったルーカスの自動進角ユニットでありますが、ギア部分が欠けていました。
新品のギアは出ているので、そのギアに交換する作業です。
写真を撮り忘れましたが、圧入側(テーパー側)のスリーブを抜き取るとユニットはバラバラにできます。
分解したところで、リベット留めされているギアをリベット揉み取り取り外し。
以前に取り付けたギアも随分偏芯していましたが、今回もやはり返信しているようです。多分もともと開けられている穴位置が微妙かと。穴無しのギアを作ってくれれば良いのに… 。
と思いつつ、既に空いている穴位置を変更してしまうと、そもそもがガタガタになってしまうのでこのまま使うことに。
以前にも使った汎用リベットが使えるように、少々加工し取り付けてカシメ。
とりあえず無事完成。
時間が足りなかったので、次回取り付けでどうなるかしら?



















1936 BMW R4

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「ファイナルドライブからかな?」

オーバーホール済み、レストア済みの車両を買ってから色々と行いました。
オイル漏れがひどかった、オイルパンからのオイル漏れを止めました。
ヘッドとロッカーの構造上、白煙が異様に吹いていたので、ロッカーブッシュやらロッカーフィードやらの加工して、白煙が吹かなくなりました。
キャブレーターがおかしかったので、キャブは新品に。
スロットル作動も難しかったので、この辺も一新。
独特なイグニッションスイッチ周りも、なぜかスイッチを切ってもエンジンが切れない構造だったので、配線引き直しとスイッチ増設。
ギアチェンジも1速2速は入るものの、3速4速の入りが悪い状況も手直しをして、すべてのギアチェンジができるように。
普通にエンジンがかかるようになり、ちゃんと走れるようになったのですが、走れるようになったら、ギアチェンジ時の異音がしっかりわかるようになりました。
多分、ファイナルドライブの音かなぁ…。
とにかく何かが治ったら何かに気がつくと言う感じの繰り返しです。


















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by sgf1906 | 2025-11-04 09:04 | その他 | Comments(0)

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