1954 FL 1200 オイルポンプ

今日はUさんのパンヘッドのオーバーホールまとめブログ
オイルポンプ編です。
なんやかんやと、てこずることが多かったUさんのパンヘッドでありましたが、オイルポンプ自体は非常に状態が良く、そのまま再利用できましたので、この辺はさらっと行きます。









分解清掃し、チェックしたオイルポンプギア回りとボディー。オイルポンプボディーの内壁もフィード側リターン側ともに問題は無い。ギア類も問題ないので、チェックごとを済ませ組んでいきます。

















先にオイルポンプ、ドライブギアを回すウォームギアの話。回転方向を変えるウォームギアは、かじりが起きやすいギアで「逃げ」部分必要になりますので、ピニオンギアを取り付けた後に、ウォームギヤが上下に動くように、スペースの厚みを調整します。




















オイルポンプのチェックバルブのチェック。バルブ(玉)が座面とちゃんと当たってるかチェックして問題なし。



















フィードギアとリターンギアとオイルポンプボディーの出っぷりチェック。パン、ナックルなどの鉄ボディのポンプは面一で問題なし。(本当はガスケットの厚みによるのだが)


















オイルポンプとギア周りを仮に取り付けて、ドライブギアが引っかかりなくスムーズにもあるかチェック。ショベル時代のものと違い、位置決めピンがあるので、ボディーの位置のズレにより、ポンプの周りが渋くなる事は少ないですが、ガスケットとギアが干渉してしまったり、シャフト自体がどついてしまったりと、問題発覚することもあるのでちゃんとチェックします。



















仮組完了して、本組。ピニオンギアだとも、トルク管理して締め付け、タイミングカバーも本組み。




















この年式の手のパンヘッドには、ヘッドとタペットに行くオイル経路のスクリーンに逆流防止弁的なバルブがつきます。



















オイルポンプにオイルを注入し、エンジンを回しオイルの流れっぷりチェック。
ヘッドフィード側、タペット側、ビッグエンド側、リターン側とちゃんとオイルが行っていることを確認し問題無し。

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