Oさんのパンヘッド卒業 ～土曜日の授業風景～

1963 FLH 1200



Oさんのパンヘッド
前回、エンジン始動後50km走行しオイル交換。今回、増し締めとオイル交換して改めて試乗。今回も30km〜40km走行し、これと言った問題なし。
後の慣らし運転はお持ち帰りして、ご自身宅付近で行うとして、無事卒業となりました。
トライアンフに引き続き、パンヘッドを持ち込んだOさん。非常に勉強家で、予習復習もしっかりして、素晴らしいノートも作りました。自分で出来るところはどんどん進めて、私にとっては手のかからない、非常に助かる生徒さんでした。
とりあえず、慣らしが終わったら、またパンヘッド乗らせて下さい。お疲れ様でした。



















1952 FL 1200


Dさんのパンヘッド
まずはプッシュロット取り付け。ご多分に漏れず、アジャスタースクリューが痛んでいたので、ロックナットやアジャスタースクリューを交換したり、ネジ修正をしたり。タペットアジャスタースクリューは、特殊なネジで9/32”-32山。0地点を出し、1/8戻すと0.1ミリ、1/4戻すと0.2ミリのタペットクリアランスになります。
組み付け、ポイント、ギャップ調整まで終わった、デストリビューター。配線は新しくして取り付け。クランクケースに取り付けたときに、点火タイミングでポイントのヒール位置とカム位置が合うように印をつけておき取り付け。
リア側のエキパイと、ヘッドのスピゴットに隙間が多くあったので、スリーブ製作し取り付け。























1964 COTTON/TRIUMPH 500



Kさんのコットントライアンフ
前回、スモールユニット用のクランクバランスのボブ、ウェイトを製作。マニュアルの数値とほぼ変わらない片側492グラムのボブウェイトでクランクは釣り合いが取れる。(マニュアル値は490グラム)また、この時点で8方向どこでも止まるような状態なので、バランスが取れているクランクと言うことになります。コンロッドの平行を見るチェックす治具がなかったので製作してコンロッドの小端と大端部の重量計測。
重量計測後、計算するとバランスファクターは70%悪くない数値と思われ、この数値で行きます。

















1965 TRIUMPH 6T

Tさんのトライアンフ
剥離剤を使っての燃焼室内のカーボン除去後、重曹ブラストを使い、ダメ押しのカーボン除去。
めちゃくちゃ綺麗になり、バルブガイド抜き取り。徹底清掃をしてもらったおかげで、バルブガイドホールはきれい。次回計測しバルブガイドの加工。


















1969 XLCH 900

Sさんのアイアンスポーツ
ガバ穴になってエンジンドレンボルトの穴はアルミロウ使い、穴埋め。ボール盤にセットし面研。1/2-13山で螺子山を開け、光明丹を付けて座面チェックして問題なし。
ドレンボルトは真鍮で製作して無事ドレンの作業完了。





















1971 XLCH 900

Sさんのアイアンスポーツ
リアホイールの組み付け。リムはアルミHリム交換、スポークは純正にNOSの物を使います。
ちなみに、70年以前のハーレーのスポークは、ハーレー規格の♯8-40山でありますが、このポークは普通のスポークの規格の♯8-32山でしたありました。
と、いうわけで、スポーク組み付け。






















1975 XLH 1000

Tさんのアイアンスポーツ
今日はショベルヘッドの作業は行わず、アイアンスポーツの整備事。シリンダー&ヘッド組み付け後、増し締めとオイル交換をしてなかったのでやっておきます。























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