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1956 FL 1200 クランクケース位置決めボルト加工





Kさんから持ち込まれたパンヘッドの腰下。

OH済みの物を購入したが駄目で内燃機屋さんにて直してもらったらしいのですが駄目で、VMSに来たエンジン。
クランクはUL用の物でストローカー仕様に。
クランクケースは後家ケース、タイミングカバーは社外S&S製。
ともろもろ問題があるエンジンです。
あまりやりたくないパターンのやつですが、出来るだけやりましょう。






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クランクケースは打ち直されてマッチングナンバーになっています。
ドライブサイドクランクケースは55年以降のもと思われますが、タイミングサイドは後期の外にオイルラインぐ付くもの。















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クランク合わせ面は出ているようです。







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問題はクランクケースのボルト穴。

タイミングサイドは穴径8.6mm~8.7mmとまぁスタンダードの大きさ。
に対しドライブサイドは広げられ9.5mm~9.6mmに広がっています。

クランクケース下2本のボルトは位置決めボルトなので緩々ではクランク軸受け部位置が出ません。

後家ケースで組んだため、クランク軸受けベアリングのラインがでず、苦肉の策で穴を広げてラインを出したのでしょう・・・。
ですが、これだと組むたびにクランク軸が左右でズレてしまいます。
まず、ここを直すことから始めます。











すべてのクランクケースボルトが入った状態で、こんなに左右クランクケースが動きます。

















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まずは、現状のタイミングサイド、ドライブサイド軸受け部に合うパイロット製作。
研磨ロッドがギリギリ入る寸法にして、クランク軸受け部のラインチャック治具製作。
序にラッピング用パイロットも製作し、クランクケースに取り付け。
左右クランク軸受け部のラインがでている状態にして、位置決めボルトとなる下2本のボルト以外のクランクケースボルトで締め付け。














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修理法としては、一旦オーバーサイズのボルトを製作も考えましたが、9.6mmと随分太いボルトになるので、ケースが薄くなることを恐れ却下。
広くなったケース側にスリーブを入れることに。


広がってしまっているドライブ側に合わせスリーブ製作。
クランクケースに圧入。












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クランクケースを合わせ、左右軸受け部のラインが出ている状態で、ボルトサイズのロングリーマーにてライン出しリーミング。
加工終わり、ボルト入れチャック用ロッドがスルスル回り、ラインの出っぷりO.K
クランクケースの位置決め加工無事終了です。























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Commented by 平本 at 2021-10-17 14:55
平本です。
また手の込んだ事を(笑)。素晴らしいですね、とても参考になります。
by sgf1906 | 2021-10-16 09:29 | 1956 FL 1200 | Comments(1)

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