Eさんのナックルヘッド
タイミングギア周りのお話。分解時、カムブッシュはカムシャフトに対し0.07~0.08mmピニオンシャフトブッシュはシャフトに対し0.1mmとガバガバだったブッシュ交換。
何時ものごとくカムカムシャフトとタイミングカバーブッシュホール、ケースブッシュホールに合わせ単品製作します。


タイミングカバーにはクロムメッキがかかっていまして、ブッシュにもメッキが付いていた跡が。。。ブッシュものともクロムメッキがかかってるパターンは大体苦労するのですが、、またそれは後の話。



カムブッシュ、タイミングカバー側&クランクケース側。ピニオンブッシュ製作。


クランクケース側のカムブッシュの「逃げ」加工。
先日Aさんのナックルにはこの逃げ部分がありませんでしたが、この逃げ部分はオイル潤滑のためではなく、タペットの逃げでありまして、ここを作っておかないと、タペットが干渉しカンカン音がします。

ダウエルピン穴加工
クランクケース側、タイミングカバー側に新たなダウエルピン穴を開けたくないので、ダミーを取り付け半円柱状のダウエル穴加工




ピニオンブッシュのオイル穴加工
ここのオイル穴はタイミングカバーからのオイルラインとピニオンシャフトサイドにあるオイル穴の位置関係により、楕円上のオイル穴を作り必要があります。マウント治具を使い旋盤の刃物台に取り付け、穴あけ加工。





カムブッシュ、ピニオンブッシュ圧入。ダウエルピン穴微調整してダウエルピン取り付け。

カムブッシュ圧入後のブッシュ内径はシャフトよりも0.01mm大きい程度。
これは計算通り。
ラッピングロッドを使いラインだしラッピング。
タイミングカバー側、クランクケース側共に0.03mmのクリアランスで良い感じ。



シムの厚み調整してエンドプレイ調整。





アイドラギアブッシュは交換、単品製作。圧入しホーニング加工しこちらも0.025mmのクリアランスに。ガタ無くスムーズに。


サーキットブレーカーギアブッシュは元々シャフトに対し渋い状態でした。段べりしていたシャフトは新品にしてブッシュホーニングしクリアランス調整。
というわけで今回はここまで。次回はピニオンブッシュですが、最近苦労することが多いピニオンブッシュ。タイミングカバーを変えたり、変えられていたりするとクランク軸受け部とのラインが出ずらいものが多いです。分解時にピニオンブッシュクリアランスが0.1mm以上あったので怪しいですね。というわ明けでまた次回。
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奈良 純