1948 INDIAN CHIEF
Tさんのインディアン
先日ピニオンシャフトベアリングレース外輪加工しケースに圧入まで終わっていまして、その続きなのですが・・・溶接加工したケースマウント部の高さ合わせをしていなかったので、修正しケースマウント治具に取り付け。ついでにケース合わせ面も光明丹チェックし問題なし。状態が良かったスぷロケットシャフトベアリングレースを軸にタイミングサイドベアリングレースをラインだしラッピングするので、スプロケット側レースにレースにピッタリのパイロット取り付けラインだしリーミング。があたりが悪かったので寸法計測すると、どんどん楕円に削れている。つまり、随分とドライブサイドとタイミングサイドのラインがでていない・・・これはケース側でラインが出ていない可能性があるので、次回ドライブサイド、タイミングサイドベアリングレース抜き取りラインチェックしてみます。
1948 TRIUMPH 5T
Kさんのトライアンフ
ビッグエンドジャーナル部がありえないぐらい削られていたクランク。これは使い物にならないということで、良品に交換。トリニティー卒業生Tさんのご厚意で ASABA CYCLE にお邪魔し5T用クランクを頂いてきました。主を失った工場内は全盛期と比べると物量は随分と少なくなったと思われますが、昭和の風景のそのままの工場の佇まいは非常に格好が良い。現在のレトロチックにデザインされた店舗とは一線を画すものだ。
話を元に戻し、クランク分解し計測。ビッグエンドジャーなるはもちろん減っているがリグライド、.010”u.sメタルで行けるであろう。左右クランクシャフト径も良好。組付け芯振れチェック、シャフト振れているものの、修正出来る程度と判断しこのクランクを使うことに。
Tさん、使えそうです。助かりました。
1964 COTTON/TRIUMPH
Kさんのコットン/トライアンフ
なかなか文章での説明は難しいのでそこそこにしておきますが、コットンフレームに使えるように加工されていたステム部でありますが、その加工が適当で、ステム、ステムナットの水平垂直が出ていなかったので、正しい角度で新たに穴を開けるための作業。カラー製作しネック部に圧入し、治具に銜え正しい穴角度で新たにステムシャフトを受ける穴を掘るのでですが、偏心プリが酷く失敗。加工順序を変え次回改めてトライ。
INDIAN CHIEF
I君が行っているインディアン修理
バルブガイド製作圧入クリアランス調整、シートカット擦り合わせ、シリンダーボーリングまで終わってるシリンダー。バルブ取り付け、取り付け長調整なのですが、フロント側、リア側で3~4mmも取り付け長が違う。このシリンダーは社外製のシリンダーで、VMSにあった純正シリンダーで確認するとほぼ差異無く問題なし。つまり、社外シリンダーにやられました。まぁ先日もお話ししましたが新品社外パーツは色々あります。インディアン社外シリンダーを使う場合は予め確認しておいた方が良いでしょう。ともあれ3~4mm取り付け長が違うとスプリング圧力で10Kg近く差異がでてくるので、解決法を模索します。
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トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
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Vintage Motorcycle Study
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奈良 純