Eさんのナックルヘッドコンロッド周りのお話

ビッグエンドベアリングレース内径はフロント側41.31mm~41.35mmで楕円とともにテーパー状になっています。リア側も41.22mm~41.35mmでやはり変形しています。まずは真円にするためラッピング、F/Rともに41.35mmに。



41.35mmというレース径は大きめでありまして、.002”オーバーサイズ(4.81mmローラー)を使う必要があります。もともとついていた前年式スチールローラーケージは.001”o.sローラーまでしかないので、後年式アルミケーシを使います。微妙な虫食いがあったクランクピンはJIMS製新品に交換。




先ほどもお話したとおり使うローラーは.002”4.81mm、クランクピンは31.72mm、クリアランスを0.02mmとするとレース径は41.36mmまで広げる必要があります。.001”o.sローラーまでは.0002”刻み(0.00508mm刻み)でローラーがありますので、クリアランス調整が楽ですが、.001o.s以降は.001”刻み(0.025mm刻み)となりますので失敗すると。また0.05mm削りMAXサイズの.003”となります。失敗しないようラッピングしては計測、仮組みしてコンロッドのガタっプリチェック。クリアランス0.02mm、小胆部の振れもよい感じです。

リア側も同じく.002”o.sで調整。リア側はフロント側より少々大きくしクリアランス0.03mm狙い。ガタが出ずらいフォークコンロッドですので、フロントより少々多めにしておきます。こちらも削りはチェックしつつ無事適正クリアランスに。
仮組みしてコンロッドエンドプレイチェック。ベアリングケージをスチール製からアルミケージにしたのでコンロッドワッシャーは銅系のもに交換します。
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奈良 純