土曜日の授業風景
2017年 05月 21日
1968BSA A65
NさんのBSA A65
シリンダーのスタッドを外しヘッド面面チェック・研磨しボーリング加工の準備。
オイルポンプチェック。
69年以前のBSAのオイルポンプはアルミボディーで70年以降の鉄ボディーのものと比べ動きが悪い。分解し、ギア・ボディー内壁、ギアのでっぷりをチェック。
位置決めピンが無いこの年式のポンプは左右ボディーの連結ボルトの締めっぷりでギアの回りっぷりが変わるので良く回るところでポンプボディーのボルトを締め付け。
ケースとの合わせ面面研しケースに取り付け、規定トルクで締め付けまわりっぷりチェック。
1967TRIUMPH TR6
Oさんのトライアンフはエンジン周りの螺子修正。
螺子表とにらめっこをしつつタップダイスを使い螺子修。
エンジン腰した周りすべてチェックした後、駄目だったねじ山はヘリサート加工。ボール盤にケースをセットし下穴開け、タップたて、コイル挿入。
プライマリー側の螺子山はほぼ全滅でOさん自らボール盤セットし初めてのヘリサート加工でした。
1978TRIUMPH T140
Tさんのトライアンフは車体周り分解。
フレーム単体にして清掃後、サンププレートを抜くと結構なスラッジ。
フレームがオイルタンクになっているオイルインフレームなので、フレームオイルタンク部に灯油をいれ2人がかりでシェイクし清掃。まぁ寸胴形状のオイルタンク部なので、余計なところにスラッジが溜まらず、下部のフィルターにスラッジがたまるので、オイル管理は楽かもしれません。
ネック分解。ベアリングレースは少々やられているのでベアリング交換。
スイングアームのスリーブとピボット部ブッシュ計測。
クリアランス0.05mm~0.06mmと状態良し。
固着していたブレーキキャリパーのピストンを抜くのに苦戦。
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奈良 純