1976FXE1200シリンダー・シリンダーヘッド組み付け
2018年 04月 22日
エンジン腰上組み上げのお話。
分解時シリンダー計測時。
ピストンにはDの刻印。「おっ!これはSTDピストンじゃないですか!」と喜んだのは束の間、の割にはシリンダーが薄いな・・・。
計測してみるとピストン径は88.77mm。1340cc用のSTDが入っていたようだ。
しかもシリンダーはスリーブを打ち変えてある。以前になにがあったのだろうか?
スリーブが入っていてシリンダー径は88.84mmでもうこれ以上掘りたくない。
1200cc用.060”ピストンでホーニング仕上げ。シリンダー上下面研。
ピストンリング・クリアランスチェック
最近のHASHINGピストンリングにはリングの説明が無く困ります・・・。
でここでひとつ問題が。
新たにとった社外ピストンにはスカート部の“逃げ”部分が無い。以前にはちゃんとあったのだが・・・。
スタンダードサイズの小さい径であれば問題ないと思われるが、.060サイズともなると1mm以上も多きく、シリンダー径も広がっているわけで、両ピストンが下に下がっているときに内々(インテーク側)が干渉してしまいます。実際気が付かず組んでしまい干渉・・・。
逃げ部分を削り対処しました。
話が変わりタペット回り。
タペットガイドは以前に交換されていたようで、タペットとガイドのクリアランスは問題なし。
タペットローラーは交換。
シリンダータペットをトルク管理し取り付け。
シリンダーヘッドもトルク管理し組み付け。
プッシュロッド・オイルライン取り付け、エンジンほぼ完成。
レストアスクール生徒募集中
トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。
Vintage Motorcycle Study
東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純