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1976FXE1200シリンダー・シリンダーヘッド組み付け

今日はHさんのショベルヘッドのまとめブログ
エンジン腰上組み上げのお話。


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分解時シリンダー計測時。
ピストンにはDの刻印。「おっ!これはSTDピストンじゃないですか!」と喜んだのは束の間、の割にはシリンダーが薄いな・・・。
計測してみるとピストン径は88.77mm。1340cc用のSTDが入っていたようだ。
しかもシリンダーはスリーブを打ち変えてある。以前になにがあったのだろうか?




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スリーブが入っていてシリンダー径は88.84mmでもうこれ以上掘りたくない。
1200cc用.060”ピストンでホーニング仕上げ。シリンダー上下面研。


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ピストンリング・クリアランスチェック
最近のHASHINGピストンリングにはリングの説明が無く困ります・・・。



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でここでひとつ問題が。
新たにとった社外ピストンにはスカート部の“逃げ”部分が無い。以前にはちゃんとあったのだが・・・。
スタンダードサイズの小さい径であれば問題ないと思われるが、.060サイズともなると1mm以上も多きく、シリンダー径も広がっているわけで、両ピストンが下に下がっているときに内々(インテーク側)が干渉してしまいます。実際気が付かず組んでしまい干渉・・・。
逃げ部分を削り対処しました。



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話が変わりタペット回り。
タペットガイドは以前に交換されていたようで、タペットとガイドのクリアランスは問題なし。
タペットローラーは交換。


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シリンダータペットをトルク管理し取り付け。

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シリンダーヘッドもトルク管理し組み付け。
プッシュロッド・オイルライン取り付け、エンジンほぼ完成。







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by sgf1906 | 2018-04-22 01:32 | 1976FXE1200 | Comments(0)

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