1958陸王RT--Ⅱ クラッチ
2018年 04月 07日
陸王さんのクラッチ問題。
元々の組み合わせで組むとまったく切れが悪かったクラッチ。
まずはクラッチハブに溶接されているスチールディスク。
溶接されているためスチールディスク自体が歪んでいる。
純正でこのスチールディスクがハブに溶接されているもの、されていないものとあるらしいのだが、明細は不明。
旋盤に銜え平らに切削。
引っ張りスプリングである陸王さんのクラッチスプリング。
押しスプリングと違い微調整がしづらいであろうスプリングは、同じ線径、巻き数で製作。
スチールディスク、フリクッションディスクは新品に交換。
もちろんこの辺りのパーツのリプロパーツなどは無く、単品製作しようかと考えていたら、陸王専用のクラッチ周りを作っているマニアの方がいらっしゃいました。
非常に助かりました。
ハウジングのベアリングは問題ななさそうなのでそのまま使います。
トルク管理しハブ組み付け、プライマリー周り組み付け。
というわけで、試乗。
クラッチは切れ、繋がりともに問題なし。非常によい感じです。
問題なのは、フカしたときに少々白煙が出ていること・・・。
何回か試乗を繰り返し、とまってくれれば良いのだが・・・。
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奈良 純