人気ブログランキング | 話題のタグを見る

1948WL オイルポンプ

今日はMさんのWLオイルポンプのお話


1948WL オイルポンプ_a0248662_8221283.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_8222325.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_8223340.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_822447.jpg


フォード側、リターン側が別々になっているWLのオイルポンプ。
まずはフォード側から。
ロータータイプのフィード側はスプリングに押された爪によってエンジンクランクビッグエンド側にオイルを送ります。
またローラーバルブ内にはワンウェイのバイパスバルブがありまして、低中速時のオイル量をコントロールしています。(低回転時はバルブが開きリリーフバルブを開きづらくします。また高回転時はバルブが閉じリリーフバルブが開きやすくなる)



1948WL オイルポンプ_a0248662_8241845.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_8243034.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_8244021.jpg

そのリリーフバルブの取り付け長を9.5mmにしておき、トルク管理しカムカバーに仮組み、駆動である#1カムを付け回りっぷりチェックしO.K



1948WL オイルポンプ_a0248662_8245650.jpg

1948WL オイルポンプ_a0248662_825657.jpg

1948WL オイルポンプ_a0248662_8251615.jpg

1948WL オイルポンプ_a0248662_826107.jpg

お次はリターン側
ボディーの内壁は傷無く良好。
ボディーとギアの面はほぼ均一。
使うジェームス製ガスケット厚みは0.2mmで少々厚い気がするがそのまま使います。
こちらもトルク管理し取り付け後、オイルポンプギアの回りっぷりチェックし問題なし。



1948WL オイルポンプ_a0248662_8263140.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_8264564.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_827163.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_827237.jpg

オイルポンプのブリーザーギアのタイミング合わせ。
ギアの青の印が入っているところの位置にギアが回ったときに、クランクケース側とブリーザーギアに通路が空き、クランクケース内のオイルがギアケース内に噴出。
ブリーザーギアのタイミングとピニオンシャフト側、オイルポンプウォームギアのタイミングを合わせ、調整済みのカムギア周り仮組み。




1948WL オイルポンプ_a0248662_827386.jpg
1948WL オイルポンプ_a0248662_8274874.jpg

オイルを流し、オイル流れっぷりチェックし問題なし。









レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純
by sgf1906 | 2017-11-11 08:50 | WL ENGINE | Comments(0)

ビンテージモーターサイクルレストアスクール         「Vintage Motorcycle Study」 東京都足立区入谷1-22-14 sgf1906@nifty.com     奈良 純


by sgf1906