1975XLH1000 分解作業
2017年 09月 04日
分解しつつ、清掃、計測していきます。
まずはシリンダーヘッド分解。
シリンダーヘッドボルトはスタッド化されていて、抜き取り一苦労しつつ分解。
組み付け時はボルトかします。
ピストンは抱きつきを起こしています。
ヘッドのカーボン除去後、バルブ周り計測。
ガイドにはガタがありましたので、ガイド交換で抜き取り。
後、計測しガイドはSTDサイズでいけます。
ロッカーアームブッシュ・ロッカーアームシャフト計測
クリアランスは良好で、シャフトも段付き磨耗無く問題なし。
タイミングギア周り分解
残念ながら#3カムは虫食いがあり交換。
ニードルベアリングは全交換。
ブッシュ周りはカムブッシュは状態良いのでそのまま、ピニオンシャフトブッシュは磨耗していますので交換します。
タペットはガイドとのガタは悪くないのですが、ローラーガタがありますので交換します。
トランスミッションはギア、シャフトともに問題なし。
ニードルベリングは全交換するとして、メインシャフト1STギアブッシュ、クラッチギアブッシュはガタがありますので交換します。
メインシャフトライトサイドのベアリングレースは磨耗少なく状態良しでそのまま使います。
1STギアブッシュ抜き取り、片側ブッシュ片側ニードルベアリング軸受けの抜き取りが少々面倒なクラッチギアのブッシュ、ニードルベアリング抜き取り。
クランク分解。
ビッグエンド部は楕円無く良好。クランクピンも段減り無く問題なし。
ローラー自体が大分減っていてガタが出ていたようです。
このあとは徹底清掃、ネジ周りの修正作業となります。
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奈良 純