1946WR750 リアホイール周り
2017年 08月 31日
前回、ホイールベアリング周りのことをやり、16”リムから18リム化し組み付けですが、なんやかんやありましたというお話。
16”ホイール分解し、18”リム・スポーク組み付け。
リムは純正品、スポークはカドミウムメッキされている新品です。
縦方向、横方向の振れを0.1mm以内にして、フレームに仮組みしセンターだし。
ホイールを組み付けようとすると、フレームが広がっていて、アクスルシャフトが締められません。
リアチェーンアジャスターの受けにもなる、アクスルスリーブのカラー(フレームの外側につける)がもともとフレーム内側に組まれていました。
フレームのがもともと広がっていた為、以前組んだ方がスペーサー位置を間違えたのでしょう。
ともあれ、強制的にフレームを縮めホイール組み付け。
まず、リアチェーンラインを確認し問題なし。
リムのオフセット量を調整し、リムのセンターだし。
リムの調整ごとが終わり、タイヤ取り付け。
スピードメーターギアドライブのマウント部が破綻していたブレーキパネルは良品に交換。
また、もともとBT用の長いリターンスプリングがついていて、ドラムと干渉していましたので、WL用の短いスプリングを取り付け。
スペードメーターギアドライブ交換。
もともとついていたものと、Mさんが持っていたもの。
ギアがそれぞれ、ナイロン製、ベークライト製のものがついていて、交換用のギアは真鍮製。
それぞれ、微妙に(0.3mm)シャフト径が違いますので、良い組み合わせで使います。
カシメられて留まっているベークライトのギアを切削し取り外しシャフトを研磨し綺麗に。
シャフトケーブル側はスリーブが圧入、ギアも圧入されることでギアハウジング内で位置決めされます。
ケーブル側スリーブの内径加工をしてシャフトに圧入・位置決め。
ギア側はシャフトの段つき位置まで圧入しO.k
ケーブル側のスリーブ位置の調整でスラストがありシャフトがスルスル回るとことにします。
というわけで、ホイール組み付け、フェンダー周り取り付け。
ドラム位置も正しいところになり、干渉していたブレーキロッドもちゃんと作動するようになりました。
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奈良 純