1951 TRIUMPH T100 シリンダーヘッド
2017年 08月 19日
バルブガイドの加工ごとが終わり、ヘッドに組みつけて行きます。
シリンダーヘッドをよーく暖めバルブガイド圧入。
バルブガイドは使うバルブステム径に対しIN側、EX側それぞれ適正クリアランスになるように、前加工してありますが、圧入するとハメ代分内径が縮みますので、リーマーで内径拡大。
アルミ青銅製のバルブガイド非常に持ちはいいのですが、粘り硬く加工がしずらい。
0.01mm刻みのリーマーで適正クリアランスまで拡大。
しつこいようですが、粘り硬いのでリーマーを通しても切れきれていないことが多いので、ガイド内径を計りつつリーマーを通します。
ロッカー、ヘッド面面研磨しガイド穴ホーニングし、バルブを通した状態でヘッドを暖め、バルブとガイドが渋くならないかチェック。
500のトラの燃焼室は小さくVMSにあるシートカッターでは大きすぎて使えないので、シートカットは内燃機屋さんに頼みます。
というわけで、内燃機屋さんから上がって来まして、美しし仕上がり。
バルブすり合わせ、灯油漏れチェックし問題無し。
バルブアウタースプリングを取り付け、アウタースプリングの取り付け長チェック。
付いていた、スプリングを計測するも数値がバラバラ、スプリング自体へたっているようなので、スプリング交換。
アウター、インナーそれぞれでのスプリング圧計測し4本ともほぼ同じスプリング厚でO.K
インテーク同士、エキゾースト同士が同じ取り付け長、スプリング圧になるよう、バルブスプリングリテーナーの下にシムを入れバルブスプリング取り付け長を合わせる。
というわけで、バルブスプリングを取り付けてシリンダーヘッド完成。
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奈良 純