1955FL1200 エンジン腰下組み付け
2016年 07月 21日
クランクの芯出し作業が終わりエンジン腰下を組んでいきます。
ケース側のカムブッシュはカムシャフトに対し0.02mmのクリアランス。
カムカバーがわのブッシュはカムシャフトに対し0.04mmのクリアランスと状態よくそのまま使います。
また、ピニオンシャフトベアリングレースは以前にJIMSのものに変えてあり、34.94mmSTDローラーを入れ0.02mmのクリアランス。
ピニオンシャフトブッシュもシャフトに対し0.03mmとこちらも状態よし。
タペットとガイドのクリアランスも0.04mm~0.05mmと状態良いのでこのまま使います。
カムギアとブリーザーギアのスラストをシム調整してカムギアのスラスト0.1mm、ブリーザーギアのスラスト0.2mmに。
タイミングギア周り、ピニオンシャフト、ローラー、ガスケットを組み付けクルクルチェックしO.K。
タイミングギア周りのチェックが終わり、クランクケースを組みます。
まずスプロケットシャフトベアリングのレースをケースに圧入。
冶具を使いスラストチェック。0.02mm程度。
ピニオンシャフトローラー(STDサイズ)を付けクランクケース、ドッキング。
オイルポンプ組付けへ。
ギア、ポンプボディーともに状態よし。
ギア面とボディー面のチェックをして、ガスケット付けオイルポンプを規定トルクで組み付け。
回りっぷりチェックしO.K
実際のオイルを入れオイルの回りっぷりチェック。
こちらも問題なし。
タイミングギア周り本組みしてエンジン腰下完成。
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