1982TRUMPH T140ES タイミングギア組み付け、オイルポンプチェック
2016年 01月 28日
カムギアキーを紛失し本組み出来なかったタイミングギア周り。
先日行われたおパーティーに主席してもらったトラヴィス栗崎君にキーを自ら空輸してもらい無事組み付け。
タイミングあわせマークは車種ごとに違うのですがT140はこの組み合わせ。
オイルポンプ分解・チェック。
この年式のオイルポンプはボールバルブが4箇所、フィード側、リーターン側それぞれ2箇所ずつついています。(650ccのポンプはフィード、リターンそれぞれ1箇所づつ計2箇所)
逆流防止のために新たに増設されたバルブと思われますが、どれぐらい効果があるかは不明。
プランジャータイプのオイルポンプはエアをかんでしまうと、オイルを吸い上げなくなるので、その防止だろうか?
フィード、リターンともにシリンダーのボア径は650ccモデルと750ccモデルで変わらず。
ケース側とポンプ側の面チェック。
オイルの経路を確認。
オイルポンプで加圧されたオイルはカムカバーを通りクランクシャフトへ、クランクシャフトを通りビッグエンドジャーナルを潤滑。
またカムカバーをオイルはプレッシャーランプとリリーフバルブへ。
リリーフバルブは油圧が上がった過剰量のオイルをギアケース内に戻す。
このモデルはEXタペットブロックへのオイルラインは無し。
ヘッド側はリターンのオイルラインから。
カムカバー側にオイルシールを取り付け、オイルポンプも組み付け。
マニュアルの締め付けトルクは7N.m。
オイルフィードチェック。
問題なくビッグエンドジャーナルを濡らしています。
リターン側もチェック。
ポンプ内にエアがありなかなか吸い上げない。
リーターン側のバルブカップを開けオイルを補充すると、無事に戻って来ました。
関係者各位
先日は私ごとのパーティーに大勢の方がご出席いただき非常に感謝しております。
一人ひとりちゃんとお話が出来ず、心苦しいところもありましたが、皆様のおかげで良い日になりました。
有難う御座いました。
これからもより一層バイクと向き合っていきます。私に何か出来ることが御座いましたら何時でもご連絡下さい。
これからも宜しくお願いします。
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奈良 純