1955FL1200 ビッグエンドベアリングレースラッピング
2016年 01月 19日
ベアリングレース内径はフロント側41.26mm~41.29mmで0.03mm縦方向に楕円。
リア側タイミング側は41.26mm~41.29mmで同じく0.03mm縦方向に楕円。
ドライブ側は41.26mm~41.27mm楕円は小さいものの他のところ比べ最大値が小さい。
こいつをラッピングし、現在の最大値41.29mm程度で真円し、オーバーサイズのローラーで0.02mm~0.03mm程度のクリアランスにするというわけです。
今回は大分磨耗していたラッパーを新しくしました。
おおー新品ラッパー流石っという感じでフロント側、リアともに41.29mmの真円に。
正確には縦方向41.29mm横方向41.285mmといったところ。この差0.005mmを追っていくと、どんどん広がっていくのでやめておきます。
この作業下手にやると、レースがラッパ状(レースの出口が広る)になり、真ん中と外側でレースの寸法が変わってしまいます。そうすると手直しが面倒なので、ラッパーとレースにガタが無いようにセットし地道に研磨していきます。
というわけでラッピング終了。
ビッグエンドレース内径41.29mm ピストンピン31.72mmなので ローラーサイズ4.772mm(0.0004”オーバーサイズ)のものを使いクリアランス 0.026mmということになりました。
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奈良 純