1960 VELOCETTE VIPER プライマリー周り取り付け
2016年 01月 09日
ギアボックスマウントでもあるリアエンジンプレートをギアボックスに取り付け。
車体右側のプレートだけ付ける。
フレームに仮止めし、車体左側のプレートを取り付ける。
ギアボックスピボット部のボルトは予め差し込んでおく。
ついでにオイルタンク、チェックバルブ清掃。残念ながらフィルターは入っておらず。
ベロのオイルタンクについているタイプのチェックバルブはオイルが吸われることでバルブが開くため、頼りないスプリングが付きます。ですので当然オイルは落ちます。かといって加圧される部分のバルブではないので、強いスプリングを付けたくない。あまりいい仕組みではないですね。
という訳でギアボックス搭載。
チェーンカバーを取り付ける前に耐油コルクでガスケット製作。
ついでにねじ修正。
チェーンカバー固定スクリューを取り付け、回り止めでワイヤリング。
元々付いていたクラッチスラストベアリングのレース部分は大分段付きに減っていたので新品に交換。
クラッチチェーンホイール、ベアリングも交換。
計測するとチェーンホイールの内径が小さく、ベアリングに対し嵌め代が0.14mm。
試しに圧入してみると嵌め代がきつ過ぎベアリングが回らなくなります。
クラッチチェーンホイールを旋盤に銜え、スプロケット部分で芯をひろい内径拡大。
ベアリングに対し0.03mm~0.04mmの嵌め代に。
圧入しちゃんと動くようになりました。
クラッチ組み付け。
フリクッションプレートは元々付いていたもの、スチールプレートは錆びていたため交換。
スチールプレートの凸部分の入りっぷりが悪かったので、少々修正。
ここの入りっぷりが悪いと、クラッチを切ったときに空回りする場合があります。
スラストピンも交換しクラッチ取り付け。
面倒なベロのプライマリー調整ごとのお話はまた次回。
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奈良 純