VELOCETTE THRUXTON エンジン各部チェック
2015年 09月 19日
クランクのスラスト調整が終わり、まずタイミングギアのスラスト調整。



ベロセットのギアトレインはインターメディエイトギアを動かすことで、バッククラッシュ調整が出来ます。
面倒臭いアイアンの4カムギア周りと比べると非常に優れている構造です。
インタメディエイトギアを動かし、カム側、ピニオンギア側ともに全周でほのかにクリアランスがあるぐらいにします。詰め過ぎるとギア鳴りの原因になります。





オイルポンプを取り付け、オイルの回りっぷりチェック。
カムカバーを仮組みして、フィードラインからオイルを流しクランキング。
ヘッドに行くオイルライン、ビッグエンド部、リターンに無事オイルが通る。


ピストン計測。
少々クリアランス多めですが、今回は腰下メインでの修理ということもあり、オーナーさんと相談し、ピストン・シリンダーはこのまま使います。



ヘッド周りも一応チェックのため分解。
EX側のバルブガイドはオイルがいくように内側にテーパー状に加工されています。
はじめてみました。
もちろん計測、ガイド穴中心部は0.05mm~0.06mm程度、出入り口(外側)は0.09mm程度で次回はやらなくてはいけないでしょう。



清掃し、ねじ周りは修正。

バルブシートの状態は良く。カットは必要無し。
少々当たりが悪い部分があるので、擦り合わせ。





あたり幅1.3mm~1.5mm程度で良好。
あたり位置も良いです。


ヘアピンスプリング。
スプリングの支持部分はガタが無くなおかつ、スプリングがスライドしてくれなくてはいけません。
ここも一応チェック。固着無く、ガタ無く良し。


バルブを取り付け、次回はエンジン組み付けのお話。
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