1938 INDIAN CHIEF オイルポンプ組み立て
2015年 06月 02日
まずはFEED側から。
フロントカムシャフトで駆動し、ガイドスクリューで支持され、上下運動するプランジャー式のオイルポンプ。
加圧さてたオイルはピニオンシャフトを通りビッグエンドベアリングを潤滑。
写真を撮り忘れましたが、新しくしたカムシャフトのウォームギアに少々引っかかりがあったのですり合わせをする。
仮組みしてオイルの回りっぷりチェック。
プランジャーだとナメていたら、しっかりとオイルを圧送する。
お次はリーターン側。
リア側のカムシャフトで駆動し、お馴染みの歯車型のギアを回しオイルを戻す。
リターンギアオイルポンプドライブシャフトはデストリビューターを回す役目も。
リターンギアは新品に交換。
ボディーとの隙間をチェック。0.06mm程度ギアが出ている状態。ガスケットの厚みが0.15mm。組み付けガスケットがつぶれたとして、0.1mm弱のクリアランスってとこかしら。
少々細かな微調整。(といってもこういう事が時間がかかる)
リターンギアポンプシャフトは上側につくブッシュとボディ側で軸受けされるのですが、ボディ側が渋い。
シャフトを抜く際に変形させてしまったのかもしれません。
バリ取りして少々擦り合わせ。
リターン側のギアは新品なのですが、シャフト側のギアとシャフトのハメ合いがキツイ。
ここのギアは圧入がキツイと抜く際に非常に苦労します。
シャフトに対しハメ代がほぼ0になる程度までホーニング。
リターン側ポンプギアを仮組み。
ガスケット、カバーを付け、ギアの回りっぷりチェック。引っかかり無く良好。
リターン側もオイルを入れチェック。
グングン戻ってきます。インディアンのオイルポンプ良いかも。
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奈良 純