1980XLH1000 ネックベアリング
2015年 05月 03日
アイアンスポーツのあるある、フレームとベアリングカップがスポスポでした。
カップを抜く前からフレームとカップに隙間があります。
計測すると上側はカップに対して0.1mm程度大きくなっているものの楕円は0.04mm程度
下側は大分広がっていて0.5mmも楕円です・・・・。僕が見てきた中で一番酷いです。
こりゃ、どうしようもないということでRテックさんで上下の芯を出してもらいボーリング。
始めの計画ではフレーム側をボーリングして、ネックカップの圧入部分を容射・研磨で太らせ圧入するつもりだったのですが、フレーム側は元のサイズより1mm以上大きくなっており、容射で太らせられる限度を超えています・・・。というわけでベアリングカップは単品製作することに。
元々ついていた純正のものと思われるカップと社外のカップ。
謎の加工がされていた純正カップには TIMKEN L44610 のベアリングレースが入っています。
こっちは正解。外径50.30mm
こちらは社外のカップ。
元々ついていたカップが加工されていたため、このカップを容射して使おうと思っていました。
レースは謎のものが入っています。外径50.02mmで調べてみたが規格が解らず・・・。
気がつかずコイツを使っていたら、ベアリングレースを交換する際に苦労していたでしょう。
ともあれ純正のものを参考にオーバーサイズカップを作ります。
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奈良 純