1950 陸王VF1200 バルブ&バルブガイド シートカット擦り合せ
2015年 04月 25日

状態が悪かったバルブは新品に交換。

まずはリアシリンダーから。
新品バルブステム径に対し、ガイド穴径は0.1mm程度のクリアランスだったのでそのまま使うことに。
サイドバルブのバルブガイドとバルブステムのクリアランスは大きめ、構造上バルブステムにオイルが行きづらいためです。
カーボンを落とす程度にリーミング。

シートカット&擦り合せ。

インテーク側、エキゾースト側ともにバルブとシートのあたり幅を1.5mm程度に。

ポート内に灯油を入れバルブとシート面から漏れが無いかチェック。

フロントシリンダー側はガタが多かったのでガイド交換。
鋳鉄ガイドと鋳鉄シリンダーしかも圧入距離の長いサイドバルブのバルブガイド、古い車両だと結構固着しています。今回もインテーク側ガイドは割れてしまいました。
古い鋳鉄ガイドは熱が入り抜く際に割れてしまう事が多いです。鋳鉄ガイドあるあるです。
ともあれ苦労しつつ無事抜き取り。

ガイド抜き取り後、シリンダー側ガイドホール計測。
ホールは状態良く、STDサイズのガイドでいけます。


で陸王ガイド用の生爪製作しガイド内径リーマー加工。




ガイド長さ、圧入距離が長いためOHV用の圧入工具が使えない為、工具製作。
ガイド圧入。
圧入距離の長いサイドバルブのガイドはハメ代を多く取ってしまうと入らなくなってしまいます。
お気をつけを。


ガイド圧入後、縮んだガイド内径をリーマーで真円拡大。
ステムに対し0.08mmのクリアランスに。


ガイド内径に合わせて、ピッタリのシートカット工具用のシャフト製作。
圧入したガイドに合わせシートカットしますので、ここがピッタリではないといけません。


虫食いが合った45度面をカットし45度面をべたあたりに。

60度面、30度面は少々カットして、バルブの傘面とシート面のあたり幅が1.5mmなるように調整し擦り合せ。



灯油チェックしてO.K

最後にホーニングして仕上げバルブ周りの作業終了です。
後は製作もの
1950EL1000


Mさんのパンヘッド用のガイドホールリーマー冶具製作。
サイズ違いのリーマー2本分です。
1955FL1200

寸法違いだったYさんのパンヘッド用のスターターラチェットブッシュ作り直し。
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