1938 INDIAN CHIEF カムブッシュ
2015年 03月 10日
カムシャフトに対し、0.1mm程度のガタがあった、クランクケース側のF・Rのカムブッシュ、カムカバーのFカムブッシュを交換します。
カムブッシュ抜き取り語、クランクケース側、カムカバー側それぞれ計測。
楕円や傷無く良好。
カムシャフトは大分痛んでいたので交換。
カムシャフトだけでパーツが出るのがすばらしい!この新品シャフトに合わせクリアランス調整します。
まずはクランクケース側のカムブッシュ。
.005”オーバーサイズのブッシュを使います。
まずはクランクケース側ブッシュホール径にあわせ外径切削。
クランクケース側ブッシュホール径+ハメ代分のサイズにします。
カムブッシュ鍔、カムフォロアーの“逃げ”部分を削る。
オイル通路をあわせ圧入。
カムカバー側はブッシュ加工なしで問題なく圧入。
この時点でブッシュとシャフトのクリアランスは良いのですが、ケースとカムカバーを組んだ状態でと、カムシャフトが通らない・・・。
という訳で冶具をつくりラインリーミング。
インディアンのカムシャフトは段つきになっていた、ケース側、カバー側でサイズが違います。(ついでにフロントとリアでもサイズが違う)
特にリア側はケース側とカバー側の差異が0.15mm(片肉0.075mm)で冶具を作るのに苦労しました。
ラインリーミング後、カムシャフトは通るようになりましたが、少々動きが渋い・・・。
こちらもフロント用、リア用それぞれラップロッドを製作し少々ラッピング。
ガタ無く、オイルをつけヌタリと動くようになりました。
カム周り作業、第一段階終了です。
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