1980XLH1000 カムブッシュその2
2015年 02月 22日
前回カムブッシュを入れ終え、今回はリーミング加工。
ピニオンシャフトブッシュはシャフト径に合わし、予め内径加工。
使うカムシャフトはアンドリュースPBカム
ピニオンシャフトの径に合わせたリーマー、冶具をつくりクランクケースのピニオンベアリングホールを軸にしてリーミング。
問題なのは、70年代のタイミングカバーにはダウエルピンが一つしかなく、カムカバースクリューの閉め方で位置関係が変わってしまいいます。
#4カム側(フロントエキゾースト側)に一つあるだけなので閉め方により、#1カム(リアエキゾースト側)では随分ズレてしまいます。
今回のようにすべてカムブッシュを交換する場合、位置決めが非常に大変です。
ピニオンブッシュ・#1カムブッシュにリーマーが通る位置にしておきカムカバーを固定しそれぞれリーミング。
リーミング後カムブッシュを計測するとクリアランス0.015mm~0.02mm程度。
しかしながら4つのカムを組むと一部分で引っ掛かり、#4カムを抜くとスムーズに回る。
新品カムギアを使ってることもありギアがぴったりで少々帳尻が合わない。
それぞれブッシュホーニングしてクリアランス0.03mm~0.04mm程度に
これでちゃんと回るようになりました。
レストアスクール生徒募集中
トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。
Vintage Motorcycle Study
GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純