1970TRIUMPH T120 プライマリードレン
2015年 02月 11日
こいつを修正していきます。



プライマリーチェーンのアジャスタースクリューが収まっている穴と共になっているドレンボルト部分。
プライマリーカバーの面を出すためネジ部の肉厚が非常に少ない。
取り外しを頻繁にするドレンボルト部の肉厚がこんなに薄いのは設計ミスでしょう。
クラックが入ったネジ山を埋めるにしても、アジャスタースクリューが入る長穴で斜めに開いている穴を開け直すとなると、ちゃんとした冶具を作らなくてはいけません。
肉厚が薄いためヘリサートも出来ない。
熊本のトライアンフスペシャリストに相談すると、歪むのであまり熱をかけないほうが良いとのこと。
という事は、全周肉盛しヘリサート作戦も駄目。
クラック部分だけ溶接し、残ってるねじ山を活かし多めにねじ山を切り、首下の長いドレンボルトを製作し、乗り切る作戦に。

という訳で、クラック部分を溶接。
内側に溶け込まないように、ボルトを入れときました。


プライマリーカバーの合わせ面の溶接はオイルストーンを使いシコシコと削る。
ドレン上部の持った部分は、見た目は悪いですが、肉厚確保のため削らずにそのまま。



中まで溶け込んでしまった溶接はリューターで削り、多めにタップでネジ山を切る。

ケースをボール盤にセットアップし座面部を作ります。

ドレンネジ山と同じ7/16”-14山に切った棒をチャックに銜え、ドレン部に差し込んだ状態でセットアップし、ネジ穴に対し垂直を出します。

セットアップ後、砥石を使い研磨。

以前よりも座面の当り面も多くなり、しっかり面の出ました。


首下長めのドレンボルト製作。
ついでに回し易いように頭も長めにしておきました。

という訳で加工終了。
どうにか上手くいきました。
初めてやる作業で緊張していたのか、無事作業が終わったときに急な睡魔が襲ってきました。
こういう作業を乗り切ると、共に作業をした生徒さんであるIさんと、年の差を越えて友情が芽生えたような気になります。これだからスクールはやめられません。ネジ山を見て「いいですねー」と言っている画はヤバイですが・・・。
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