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復活のF (バルブガイド)

約2ヶ月間休学していたF井さん4月から復活、ヘッド回りの作業です。
実はヘッド回りの作業は2回目。元々車両についていたヘッドはバキバキに割れていて使い物にならず・・・。
F井さんが知人から譲り受けたヘッドを900cc用と勘違いをして、ガイド交換シートカットをしてしまいました。
要因は確認作業を怠った事です。確認した〝つもり”でした。
一度に複数の生徒さんを指導する私の役割として、確認作業は重要な仕事です。
それを〝つもり”にしてしまった事を非常に反省しました。
それでも前向きに作業をするF井さんに感謝しています。

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という訳で2度目の作業。
清掃・カーボン除去しロッカー側、シリンダー側の面研。

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バルブガイドホールの内径計測。
F・R共に楕円無し。STDサイズのガイドでいけますが、R側は少々小さめ。

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使うバルブ・バルブガイドはKIBBLE WHITH製。
このガイドの内径はバルブステムに対して小さく作れれています。
専用生爪に銜え、専用リーマーで予め内径拡大しておきます。

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でガイド圧入。
フロント側は嵌め代0.02mm程度で問題なし。

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リア側はヘッドのガイドホールが少々小さく嵌め代が0.03mm~0.04mm。
鉄鉄の圧入だとキツイです。
ガイド圧入部分を0.01mm程度研磨。

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圧入完了後、嵌め代分縮まったガイド内径を専用リーマーで拡大。

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ついでに、なめてしまっていたロッカーカバーボルトの雌ネジをヘリサート加工。
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という訳で次回はシートカット&擦り合わせ。


慣らしの旅
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最近非常に気にっている、昭和の匂いが残る定食屋松永で腹ごしらえ後、XLCHのO仲君は引率のE本先生と慣らしの旅へ。



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by sgf1906 | 2014-04-10 01:57 | 1965XLCH900 | Comments(0)

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