1968XLCH クラッチ
2014年 01月 29日
70年以前のモデルに使われていた乾式クラッチです。
ビッグツインのセミドライ・セミウェットのものとは違い、クラッチカバー(クラッチハウジングの蓋)が付くことで、プライマリーないで完全に乾式になっています。





まずはクラッチハウジング内にスチールプレート、フリクッションプレートを入れていきます。
しかしながらスチール・フリクッション共に入りが渋い・・・。(今回使ったのはALUTO製のもの。以前は大丈夫だったのだが)
ともかくプレートがスムーズに動かなければいけませんので、プレートのスプライン部を削る。

このクラッチのプッシュロッドは4分割になっています。
短くすることでプッシュロッドの〝しなり”を無くし、軽いタッチになります。

車体左側のスプロケットカバーにプッシュロッドを押す、リリースレバー(図8)が付いています。
スプロケットカバーに螺旋状のスプラインが切ってあり、レバーを引くとプッシュロッドを押す方向にリリースレバーが移動します。
そのアルミのスプロケットカバーに切ってあるスプラインにガタが出るとカバーごと交換しなければなりません。


リリーシングディスク(図35)を組みます。
クラッチハブの印とリリーシングディスクの印を合わせると、クラッチはぶスタッドとリリーシングディスクのスプリングカップホールの中心がでます。

クラッチスプリング取り付け長調整。
プレッシャープレートとスプリングカップの距離で3/16”(5mm程度)になるように、6本のスプリングを同じ距離にします。


クラッチ遊び調整。
図42のアジャスタースクリューでどんつきから1/4~1/2回転戻しし、レバー側のアジャスターでレバー側の遊びを作ります。
写真のアジャスタースリーブは調整がやり辛く、殆ど飾り。

最後に実際にクラッチレバーを握り、クラッチの切れっぷりをチェック。
リリーシングディスクが均等に開くように調整。
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