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1977XLCR クランク2

今日はアイアンスポーツ・XLCRのクランク回りの作業です。

まずは、コンロッドのスラスト調整。
消耗していたフライホイールのスラストワッシャーを交換します。予め仮組みしスラスト量を測っておきます。

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フライホイールのスラストワッシャーを外し、新しいスラストワッシャーを入れます。

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スラストワシャーはSTDサイズ.062”(1.578mm)と.005o.s(1.705mm)があります。
今回使うのは.005”オーバーサイズのもの。

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プレスでワッシャーを入れ、ポンチでカシメます。

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スラスト量は0.2mm。
マニュアル上 0.127mm~0.381mm

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コンロッドのスラスト調整が終わり、クランクを本組みして行きます。
ピニオンシャフト、スプロケットシャフトを組みます。
ピニオンシャフトナット、スプロケットシャフトナット共に締め付けトルクは135N.m~162N.m

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クランクピンを組み付け。まずはピニオン側を本締めします。
締め付けトルクは203N.m~237N.m
スクリュー位置を合わせロックタブを付けます。

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左右のフライホイールの位置を合わせつつ、ドライブ側のクランクピンナットを仮締め。
この状態で、左右のフライホイールのずれっぷり、それぞれの位置でのフライホイールの開きっぷりを計測し、数値化します。

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左右フライホイールのズレをシックネスゲージを使って計測。

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縦方向(A・B)横方向(C・D)のフライホイールの開き量を測ります。

今回計った数値を目安にし芯だしをしていきます。




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by sgf1906 | 2013-08-19 01:33 | 1977XLCR1000 | Comments(0)

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