1980FXS ビックエンドラッピング
2012年 06月 07日
ビックエンドベアリングレースを真円拡大しローラーベアリングを選択します。
ビックエンドベアリングレース内径を計測。
縦方向の数値 41.28mm。 横方向の数値 41.26mm。
縦方向に0.02mm楕円になっています。
ラッパーにバルブコンパウンド&オイルのタレを付け旋盤で200回転程度でラッピングします。
ラッパーを調整しラッパーとビックエンド部がガタが無い状態で回します。
ベアリングレース内径が真円で41.28mmになるところを狙ってラッピング。
一回削っては計測。狙った数値になっていなければ、また削り計測。を繰り返します。
ベアリングローラーを選択します。
ローラーは0.0002”(約0.005m)刻みでオーバーサイズがあります。
STDサイズは3/16”(4.7625mm)
{41.28mm(ベアリングレース内径)-31.72mm(クランクピン外径)-0.025mm(クリアランス)}÷2
=4.7675mm(必要なローラーサイズ)
となります。
0.0002”オーバーサイズのローラーを実測。
ローラー外径4.768mmでクリアランス0.024mmで組みます。
実際に組んで確認。計算上の数値&実感が大事です。
コンロッドを回してみて、変な抵抗、引っかかりがある様なら見直します。
フロント側コンロッド、スモールエンド部の触れが1mm無い位。
狙った数値になり、無事ビックエンド完了です。
トリニティースクールでは生徒募集しています。
学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。
わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村