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HARLEY-DAVIDSON 1935VLD1200 クランク分解

今日はクランク割りです。
まずは、スプリケット、ピニオンギアをとります。
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共に正ネジ。

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ボルト2本、スタッドボルト5本をぬけば・・・

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クランクケース割り!

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スプロケットシャフト虫食いが酷く、使い物になりませんね。
軸受けは、ローラーベアリング。 STDローラーサイズは、1/4”×.490”(24)
フライホイールシムでクランクのスラスト調整をします。
分解前の測定では、0.5mmもありました。

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ピニオンシャフトも駄目ですね。軸受けはブッシュで、その為、シャフト全体にわたって、やられています。
BSA A50もピニオン側がブッシュで、A50の時も泣かされました。
オイルポンプから圧送されたオイルは、ピニオンシャフトを通って、ビックエンドベアリングを潤滑しまが、ここがブッシュの場合、同士にピニオン側も潤滑しなければなりません。
その為、ここのブッシュにガタがあると、圧が抜け、ビックエンドに行くオイル量が減ってしまいます。
ここのクリアランスは適正にしなければなりません。
しかし、これだけ長い距離のブッシュです。ブッシュの芯がずれていたり、クランクの芯がずれていたりしたら抱きつきの原因になってしまうでしょう。
VLの問題点といえます。


最後にクランク割り!
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思っていた通り、ビックエンドも駄目です。
ビックエンドローラーサイズは1/4'×.360'(24)、1/4'×.726'(12)

客観的に見るとまさに無残!でも、あの頃はそれでも楽しかったな。このブログを書きながら、あの頃の情熱が沸々と甦ってきました。
明日になったら忘れてると思いますが・・・。

次回はトランスミッションですかね。
Commented by H・Dクラス壱期生 at 2012-01-09 14:58 x
明けまして、おめでとうございます!
重ねてブログ立ち上げ、おめでとうございます!

今年もよろしくです。 更新は無理せず、続けてくださいませ~。
Commented by sgf1906 at 2012-01-10 00:10
H・Dクラス壱期生さん、明けましておめでとうございます。
今年こそはWLA。
あの頃の様に、青春十八切符。
Commented by HDクラス at 2012-01-10 23:49 x
君の18切符は復路用だよ・・・
by sgf1906 | 2012-01-09 01:00 | 1935VLD1200 | Comments(3)

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