HARLEY-DAVIDSON 1935VLD1200 クランク分解
2012年 01月 09日
まずは、スプリケット、ピニオンギアをとります。
共に正ネジ。
ボルト2本、スタッドボルト5本をぬけば・・・
クランクケース割り!
スプロケットシャフト虫食いが酷く、使い物になりませんね。
軸受けは、ローラーベアリング。 STDローラーサイズは、1/4”×.490”(24)
フライホイールシムでクランクのスラスト調整をします。
分解前の測定では、0.5mmもありました。
ピニオンシャフトも駄目ですね。軸受けはブッシュで、その為、シャフト全体にわたって、やられています。
BSA A50もピニオン側がブッシュで、A50の時も泣かされました。
オイルポンプから圧送されたオイルは、ピニオンシャフトを通って、ビックエンドベアリングを潤滑しまが、ここがブッシュの場合、同士にピニオン側も潤滑しなければなりません。
その為、ここのブッシュにガタがあると、圧が抜け、ビックエンドに行くオイル量が減ってしまいます。
ここのクリアランスは適正にしなければなりません。
しかし、これだけ長い距離のブッシュです。ブッシュの芯がずれていたり、クランクの芯がずれていたりしたら抱きつきの原因になってしまうでしょう。
VLの問題点といえます。
最後にクランク割り!
思っていた通り、ビックエンドも駄目です。
ビックエンドローラーサイズは1/4'×.360'(24)、1/4'×.726'(12)
客観的に見るとまさに無残!でも、あの頃はそれでも楽しかったな。このブログを書きながら、あの頃の情熱が沸々と甦ってきました。
明日になったら忘れてると思いますが・・・。
次回はトランスミッションですかね。