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2016年 04月 02日

1978XLH1000 バルブシートカット&擦り合わせ

今日は修理依頼のTさんのアイアンヘッド、ヘッド周りのお話。

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バルブガイドの入れ替え、加工ごとが終わったのでシートカットをしていきます。

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今回はEX側を例にお話を。
フロント、リアともにEX側はバルブの当たり面(45度)のシートは虫食いが酷い。

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シートカットをしていきます。
3アングル(45度、30度、60度)でカットし、バルブとの当たり面(45度)を綺麗し、30度面、60度面を切りバルブとのあたり幅、あたり位置を調整します。

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まずは45度面シートカット。
虫食いが無くなるまで切り、バルブにはベタ当たり。

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バルブとの当たり位置を確認しつつ、30度面カット。

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バルブとの当たり面、あたり位置を確認しつつ60度面シートカット。

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最後に擦り合わせをして。

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バルブとの当たり位置は真ん中ぐらいで、EX側の当たり幅は1.5mm程に。


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IN側は大分当たり幅が大きくなっていました。
60度面を大分カットし、IN側は当たり幅1.3mm程度に。

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すべて灯油漏れチェックをして問題なし。
というわけでバルブシートカット&擦り合わせ終了。





1956陸王750


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修理依頼の陸王750
このエンジンは1929年~1936年のハーレーサイドバルブ(RL・DLモデル)のライセンス生産されたものです。

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まず問題なのはドライブ側、クランクシャフトベアリングレース。
レースがカタカタと動いてしまっています。このモデルは3本のロックスクリューで回り止めされていますが、そのロックスクリューで止まっている感じ。

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カシメをとり、ロックスクリューを抜いたら、手でレースは抜けました・・・。
というわけで計測。レースとケースは0.05mmの隙間。
レースの内径は楕円や消耗少なく良好。

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スプロケットシャフトローラー計測。
シャフトは磨耗少なく使えます。ローラーはSTDサイズ。レースとのクリアランスも0.025mm程度で良好。
レースの外径を容射肉盛りし、外径を大きくし使う方向で考えます。


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ピニオンシャフトとブッシュ計測。
このモデルはピニオン側の軸受けがブッシュです。ビッグエンドに行くオイルラインとともに、ブッシュを潤滑するためのオイル穴がシャフトに開いています。そのためここのブッシュにガタがあると、油圧が抜け、ビッグエンド側にオイルが行きにくくなると思います。
シャフトに対しクリアランスは0.1mm~0.2mmと大分広がっています。
こいつは変えたほうが良いでしょう。


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スモールエンド部の振れっぷりもチェック。
ナイフ側0.25mm、フォーク側0.14mmとそこそこ広がっています。ビッグエンドベアリングのクリアランスは0.08mm以上といところか。
どう作業を進めていくかはこの後オーナー様と相談です。






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奈良 純

by sgf1906 | 2016-04-02 02:07 | 1978XLH1000 | Comments(0)
2015年 10月 24日

1950 陸王VF1200 バルブタイミング&エンンジン完成

Tさんの陸王。
シリンダーが乗り、バルブタイミングチェック。以前シリンダー・ピストンを付ける前に、逆算して計ったバルタイはまったく間違っていました・・・。こちらが正解です。
やはりピストン・シリンダーを乗っけないと正確な数値は出ませんね。

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陸王の1200ccはハーレーのVLとまったく同じ。ハーレーVLの数値を元にチェックしていきます。
まずこの年式のバルブタイミングは度数では無く、ピストン位置で表記されています。
そのためまず、このピストン位置を度数化する作業から。

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アフタートップとビフォアートップの数値はピストン上死点位置からの移動距離。
アフターボトムとビフォアーボトムの数値はピストン下死点位置からの移動距離なので、上死点位置と下死点位置を計っておきます。
そこからピストン位置を度数化すると・・・

IN OPEN BT 9/32"~13/32" BT30°~35°
IN CLOES AB7/8"~1-1/8" AB60°~70°
EX OPEN BB5/8"~7/8" BB40°~50°
EX CLOES AT1/4"~3/8" AT30°~35°

となります。



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バルブクリアランスをチェッキングクリアランス 0.1mmにセットしてバルブにダイヤルをセットしバルブタイミング実測。

FRONT
IN OPEN BT 35°
IN CLOES AB 60°
EX OPEN BB 50°
EX CLOES AT 35°

REAR
IN OPEN BT 35°
IN CLOES AB 60°
EX OPEN BB 55°
EX CLOES AT 35°

よい感じ。私のVLDもほぼ同じ数値です。

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点火タイミングはBT5/16”位置で30° タイミングホールに棒印がきます。
ポイントギャップを0.5mmにフル進角位置でポイントが開き始める位置にするのですが、陸王には位置決めアジャスターが付いていません。(VLにはアジャスターボルトがある)
ストッパー位置でほぼ出ているのですが、正確にはワイヤーで調整するしか無いでしょう。


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バルブクリアランスをランニングクリアランス IN0.1mm EX0.15mmにして。

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ネジ周り修正しヘッド組みつけ、エンジン完成です。





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昼間は加工依頼、加工の相談にRテックさんに。最近は週1のペースで行ってるな・・・。






1938 VELOCETTE MAC

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卒業生Sさんのベロセット・マック
急に愛知県からベロセットで遊びに来ました。300Km以上走りほぼオイル漏れも無く優秀です。
ガーターフォークにリジットフレーム、350ccシングルエンジン・・・疲れただろうな。
明日試乗させてもらいます。








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by sgf1906 | 2015-10-24 02:24 | 1950 陸王VF1200 | Comments(1)
2015年 10月 17日

1950 陸王VF1200 シリンダー取り付け

Tさんの陸王のシリンダーが上がってきていますので取り付け。

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まずはシリンダー、ヘッド面面研。


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バルブカバーを清掃。ネジ部は固着していたものの無事。


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シリンダーベーススタッド、ベースナット、ヘッドボルトのネジ修正済みでシリンダー取り付け。
インテークマニホールドの現物が無かったのでマニホールド取り付け部角度をを90度にあわせ、シリンダーベースナット規定トルクで締め付け。

次回一応カムタイミングチェック、点火タイミングチェックしヘッド取り付けすればエンジン完了です。




1950EL1000 T/M BUSH

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Mさんのパンヘッド、トランスミッションのブッシュ。
スターターラチェットギアブッシュと3rdギアブッシュは単品製作。
メインドライブギアブッシュはJIMS製のものを内径加工。
最近ではありもののブッシュの外径、内径加工をするのが面倒な割に旨くいかないので単品製作することが多いです。




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午前中はFXEの名義変更のため春日部の陸運局へ。
試乗がてら行くつもりでしたが残念な雲行き。スクーターで。
なんだかいきなり寒くなりましたね・・・・。





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by sgf1906 | 2015-10-17 00:27 | 1950 陸王VF1200 | Comments(0)
2015年 08月 22日

1950 陸王VF1200 オイルポンプ

今日は陸王のオイルポンプのお話。
1200ccの陸王のオイルポンプはハーレーVLの後期タイプのオイルポンプと同じものです。
トータルロスなので戻りが無く行きだけの機構。

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ウォームギア構造で#4カム(フロントEX)と連動しポンプが回ります。


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ボディーレフトサイドセクション
プランジャー構造となっているこのポンプの面白いところは、偏芯している傘がウォームギアと連動して回転し、ピストンを押す仕組みになっています。


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アクセルワイヤーと連動したカムがついてり、ハイスピード時のオイル量コントロールをしています。
アクセルを開けるとカムが傘を押し、より多くのオイルが行くようになります。


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こちらはロースピード時のオイル量調整。
シムの厚み(量)でオイル量を増やします。


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オイルポンプライトサイドセクション
オイルタンクから落ちてきたオイルはこの部屋に入り、プランジャーにより吸われ、加圧すし、それぞれクランクビッグエンド、チェーンオイルのオイル経路へ圧送する。

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プライマリーチェーンオイラーのオイル調整。
こいつもワッシャーの厚みで量調整。
ブリーザーとともにチェーンケース内を潤滑するのですが、トータルロスのこのモデルはリターンが無いため、ケース内にオイルが溜まれば、ブリーザーからオイルを吐き出すため、殆ど必要なし。
止める方向で調整。



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ガスケットを製作し、組み付け。

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ホースを取り付け、オイルを入れ行きっぷりチェック。
クランク30回転に一回の割合でオイルを圧送していきます。
アクセルが全開時全閉時、それぞれチェック。
やはり、サイドバルブエンジンでトータルロスのため、ロースピード時の圧送量は随分少ないが、ちゃんと行っているは確認。こりゃハンドポンプが必要ですな。

というわけでポンプチェックも終わり、タイミングギア、オイルポンプ周りも本組みして腰下終わりです。




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by sgf1906 | 2015-08-22 01:23 | 1950 陸王VF1200 | Comments(0)
2015年 08月 15日

1950 陸王VF1200 タペット&バルブタイミング

今日は陸王のタイミングギア周りのお話。

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まずはタペットとタペットガイドの計測。
#1~#3タペットとガイドは状態よく、クリアランス0.02mm~0.04mm。
#4タペットとガイドはタペットが減っており、クリアランス0.05mm~0.08mm。こいつはオーナーTさんと要相談。

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タペットローラーはクリアランスが多いもので0.12mm。
ローラーにも虫食いがあるので全交換。

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丸くカシメてあるピンを、エンドミルで平らにしてカシメを揉む。

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抜き工具でピンを抜く。

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陸王のローラーはベアリングではなく、鉄ブッシュでした。
まぁこれは減るわな。

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ローラーをつけピンをカシメる。
ピンとガイドが干渉しないように注意。


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ガスケットは製作。

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タペット、カムギアを仮組みしてバルブタイミング計測。

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この年式のサイドバルブは、ピストン位置でバルブタイミングが表記されています。
正確にはピストン、シリンダーを組んでから計測しますが、度数も測っておきます。

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このモデルのタイミングマークは上死点マークは無く、点火タイミングだけ。
点火タイミングは上死点前30度なので、逆算し上死点位置を出す。
リア側はそこから45度ずらしたところで出ます。


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マニュアルによるとチェッキングクリアランスは0.1mmとある。
この車両のタペットアジャスタースクリューは9/32”-32山。1インチないに32山ありますので、25.4mm÷32=0.793mm つまりアジャスターを1周まわすと役0.8mm動くことになります。
アジャスターを1-1/4回し0.1mmのクリアランスにする。

それぞれ計測。

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F INの数値が20度程度おかしい・・・。
写真を見てもらうとわかりますが、印が解りづらい・・・。一ギアづらして下の写真が正解。

フロント IN OPEN BT15 CLOSE AB45 EX BB25 AT20
リア   IN OPEN BT15 CLOSE AB45 EX BB30 AT15

ってところか。


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次回はオイルポンプ組み付けです。




お知らせ

8月15日、16日はお休みさせていただきます。






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by sgf1906 | 2015-08-15 02:00 | 1950 陸王VF1200 | Comments(0)
2015年 08月 06日

1950 陸王VF1200 クランク組み付け

今日は陸王1200のクランク組み付けのお話。

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スプロケットシャフトベアリングのローラーゲージは随分磨耗していたので新品に交換。
ローラーはSTDサイズ6.35mmでベアリングクリアランスは0.03mm程度に。


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カムギアスラストはカムカバーガスケットを製作し、計測。
このモデルはファイバー製のスラストワッシャーを使います。このワッシャー0.7mmと0.3mmのラインナップで、このワッシャーで調整できる程度、0.3mm程度のスラストで調整。

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ピニオンシャフトは新品に交換。
カムギア・ピニオンギアを仮組みして回りっぷりチェック。引っかかり、抵抗無くよい感じ。

ピニオンシャフトとピニオンブッシュのクリアランスはクランク側0.1mm、カムギア側0.06mm。
(このモデルのクランクの軸受けはドライブ側ローラーベアリング、タイミング側ブッシュ)
マニュアルを見るとinner end of bushing .0045"(0.114mm) outer end of bushind .002"(0.05mm) bushing is taper reamed with special reamer
となっています。専用のテーパーリーマーを使い根元と先端でクリアランスを変えていたのですね。
というわけで、ピニオンブッシュは問題無しと判断しこのまま使います。


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クランクのスラスト量計測。
元々入っていたシムで状態良し。スラスト量0.15mm。コンロッドのセンターとケースの合わせ目に位置をチェック。

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カムギアを組み今日はここまで。
次回タペット取り付け後、カムタイミングチェックします。





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by sgf1906 | 2015-08-06 14:57 | 1950 陸王VF1200 | Comments(1)
2015年 07月 18日

1950 陸王VF1200 クランク芯だし あともろもろ

今日は陸王のクランク芯だし。

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まずはピニオンシャフトとスプロケットトシャフト締め付け。
マニュアルに規定トルクなどは記載されていないので、分解時に計測した締め付けトルク、1901N.mで締め付け。テーパーの利きも良し。


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Rテックさんで曲がり修正してもらったコンロッド。

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ハーレー製と陸王製のコンロッド、陸王製のほうが粘りがなかったとか・・・。

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フライホイール組み付け。
この年代のコンロッドはフロントがフォーク側、リアがナイフ側が組まれています。


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このフライホイールはドライブ側(厚いほう)がタイミング側より小さいです。
その場いい左右の隙間をシックネスゲージで測っておき、それを目安にして、図Cの進行方向のシャフトの振れを調整します。
私の場合は、図Cの進行方向のシャフトの振れを調整した後に、図A、Bの縦方向の振れを調整します。

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左右フライホイールの隙間と幅を目安にして、偏心検査器でシャフトの触れを見つつ、閉めたり広げたり叩いたり。

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クランクピンナットは最終的に200N.m+αで締め付け。
このへんもマニュアルには記載なく、もともとも随分緩く止まっていました。

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ドライブ側(スプロケット側)タイミング側(ピニオン側)ともにシャフトの振れ0.01mm程度に。








後はもろもろ製作もの


長江コンロッド・スモールエンドブッシュ

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Hさんのスモールエンドブッシュ、コンロッド径、新たに使うピストンピンに合わせ製作。
程よいサイズのブッシュ材が間に合わず、太めの材料で製作。
圧入しやすいように、“案内”部分を作る。




ケイヒン用スロットルアジャスタースクリュー製作

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Hさんようのスロットルアジャスターを真鍮で製作。








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by sgf1906 | 2015-07-18 00:50 | 1950 陸王VF1200 | Comments(1)
2015年 06月 13日

1950 陸王VF1200 コンロッドスラスト あともろもろ

Tさんの陸王コンロッドスラスト調整

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空回りしていたスラストワッシャー、新品1.35mmのワッシャーを入れ仮組みし計測。
スラスト量は0.3mm程度。
芯出しをしていくと縮んでいく傾向があるのでこのワッシャーでいきます。
というわけでフライホイールにかしめる。



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クランクを組む前に、気になっていたコンロッドの曲がりを冶具を作りチェック。
フォーク側は良いがナイフ側は捻じれがあるようです。
こいつは修正。


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錆びさびだったFXEのシリンダーはブラスト後お化粧直し。


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お預かりしていたSさんのトライアンフ、車検作業終わり。


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お休みの木曜日はパーツ置き場が無くなった第二ガレージの棚作り。





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2015年 05月 02日

1950 陸王VF1200 コンロッド・ビッグエンドレースラッピング

今日は陸王のコンロッドビッグエンド周りのお話。
楕円や虫食いが多かったベアリングレースをラッピングします。

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まずはリア側(ナイフ側)から
虫食いなどはないものの、計測すると縦、横で0.02以上に楕円状になっており、レースの真ん中部分と端部分で0.04mmの差があります。逆樽状になっているのです。

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レースに対し与圧がかかる程度にラッパーを広げラッピング。
圧がかかっていないと(ガタがあると)真円に削れていきません。
圧が無くなったらすぐにラッパーを広げ、常に与圧がかかっている状態にします。

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逆樽上に変形しているレースは苦労するのですが、うまくいきました。
楕円無くレース内径 38.125mmに。

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続いてフロント側(フォーク側)
こちらも縦横方向で0.04mm楕円に。2連になっているレースは左右で0.03mmサイズが違います。
ちなみにOHVモデルと違い古いサイドバルブはフロント側にフォークコンロッド、リア側にナイフコンロッドとなっています。
フロント側になるフォーク側はオイルが通る加工がされています。


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リア側も苦労しつつも、ドライブ側レース、タイミング側レース共に38.125mmに。


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欠け虫食いがあったクランクピンはJIMS製新品に交換。

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ローラー径は6.35mm クランクピン径は25.4mmで
クリアランスはフロント、リアともに0.025mmに。

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コンロッドをつけフライホイールを仮組みして、コンロッドスモールエンド部の振れチェック。
フロント側(フォーク側) 0.9mm
リア側(ナイフ側) 0.25mm

というわけでビッグエンドベアリングO.Kです。 





1978FXS1200

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トリニティー卒業生のNさん
早いものでもう2年。軽整備、車検を済ませ、地元の大阪まで帰っていきました。
こっちでは高速道路巡航をほとんどしていなかったため、キャブセッティングをしながらの帰路であったようですが、無事到着し次の日にはFXで大阪の町を流したそうです。

大阪行ったときには宜しくです。





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奈良 純

by sgf1906 | 2015-05-02 02:17 | 1950 陸王VF1200 | Comments(1)
2015年 04月 25日

1950 陸王VF1200 バルブ&バルブガイド シートカット擦り合せ

今日はTさんの陸王バルブ周り。

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状態が悪かったバルブは新品に交換。

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まずはリアシリンダーから。
新品バルブステム径に対し、ガイド穴径は0.1mm程度のクリアランスだったのでそのまま使うことに。
サイドバルブのバルブガイドとバルブステムのクリアランスは大きめ、構造上バルブステムにオイルが行きづらいためです。
カーボンを落とす程度にリーミング。

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シートカット&擦り合せ。
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インテーク側、エキゾースト側ともにバルブとシートのあたり幅を1.5mm程度に。

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ポート内に灯油を入れバルブとシート面から漏れが無いかチェック。


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フロントシリンダー側はガタが多かったのでガイド交換。
鋳鉄ガイドと鋳鉄シリンダーしかも圧入距離の長いサイドバルブのバルブガイド、古い車両だと結構固着しています。今回もインテーク側ガイドは割れてしまいました。
古い鋳鉄ガイドは熱が入り抜く際に割れてしまう事が多いです。鋳鉄ガイドあるあるです。
ともあれ苦労しつつ無事抜き取り。

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ガイド抜き取り後、シリンダー側ガイドホール計測。
ホールは状態良く、STDサイズのガイドでいけます。

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で陸王ガイド用の生爪製作しガイド内径リーマー加工。


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ガイド長さ、圧入距離が長いためOHV用の圧入工具が使えない為、工具製作。
ガイド圧入。
圧入距離の長いサイドバルブのガイドはハメ代を多く取ってしまうと入らなくなってしまいます。
お気をつけを。

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ガイド圧入後、縮んだガイド内径をリーマーで真円拡大。
ステムに対し0.08mmのクリアランスに。


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ガイド内径に合わせて、ピッタリのシートカット工具用のシャフト製作。
圧入したガイドに合わせシートカットしますので、ここがピッタリではないといけません。

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虫食いが合った45度面をカットし45度面をべたあたりに。

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60度面、30度面は少々カットして、バルブの傘面とシート面のあたり幅が1.5mmなるように調整し擦り合せ。

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灯油チェックしてO.K

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最後にホーニングして仕上げバルブ周りの作業終了です。




後は製作もの


1950EL1000

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Mさんのパンヘッド用のガイドホールリーマー冶具製作。
サイズ違いのリーマー2本分です。



1955FL1200

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寸法違いだったYさんのパンヘッド用のスターターラチェットブッシュ作り直し。






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奈良 純

by sgf1906 | 2015-04-25 01:06 | 1950 陸王VF1200 | Comments(1)