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2017年 04月 05日

1964XLCH900 タイミングギア周りの作業

今日もS君アイアンスポーツ、タイミングギア周りのお話。
元々、ピニオンギア粉砕しギアがロックしカムカバーにもクラックが入ってしまった車両で、やはりなんやかんやありました。


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まずは、クランクケース側カムシャフト軸受けのニードルベアリング交換。


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カムカバーはクラックが入っていたため、中古良品に交換。
カムシャフトとブッシュのガタは良好でしたが、ブッシュ鍔部分が段減りしていましたので、鍔部分面研。

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カムを一個ずつ取り付け、スラスト調整。
60年代のアイアンにジェームス製の厚みがあるガスケットを入れるとスラスト量が多くなります。既製品では何枚も重ねないと調整できません。厚みがあるカムスラストワッシャーを製作していますので、シム調整し0.1mm程度のスラストに。

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#1カムのタイミングマークが無く、マジックで印がついていました。
組み付けてカムタイミングを測る必要があります。


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ピニオンギアは新品に交換。
この年式のアイアンはピニオンギアのサイズを選べません。
カムギアとピニオンギアを組み回りっぷりチェックすると一部渋いので、渋い部分だけコンパウンドを塗り擦り合わせ。
カムシャフト4個とピニオンギアでの回りっぷりはスルスルでO.K。



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カムギアとピニオンギあの組み合わせではスルスル回ましたが、アイドラギアを入れるとまた渋い・・・。
こちらも渋い位置にコンパウンドをつけ擦り合わせするものの、ギアが割れる・・・。
もともとギアがヘタっていたと思われるが、多少のギアの噛み込みで欠けてしまうギアを考えると、旧車のギア周りの怖さ感じるのと同時に、ギア周りの回りっぷりチェックは重要ですね。



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以前、社外のアイドラギアは良くなかったので、純正NOSものを入手。
同じく回りっぷりチェックするとやはり一部渋い。こちらも擦り合わせし、ピニオンギア、4カムギア、アイドラギアの組でスルスル回るようになりました。
というわけで、カムギア周りの作業終わり。
4カムギアでギア交換、カムカバー交換をすると帳尻が合わなくなり、大変だというお話でした。






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奈良 純

by sgf1906 | 2017-04-05 08:55 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 04月 04日

1964XLCH900 ピニオンシャフトベアリングレース・ピニオンシャフトブッシュ

今日はS君のアイアンスポーツ、ピニオンシャフト周りのお話。
ピニオンギアを割れたことでVMSに入学した車両。ピニオンギアが割れた際に#2カムブッシュ受け部、カムカバーにクラックが入りましたので、カムカバー交換です。
カムカバーを交換するとなんやかんやと合わせが必要ですので、ひとつづつ解消していきます。


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計測するとカムブッシュ周りは状態が良いのでそのまま使います。
ピニオンシャフトブッシュはガタがありましたので、ブッシュ交換。

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まず、段付に減っているシャフトは研磨し段付を無くします。

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使うカムカバー、研磨したシャフトにあわせブッシュ製作。




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製作したブッシュに冶具を使いダウエルピン穴を作り、カバーに圧入。




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ドライブ側クランクベアリングレース軸部をボーリングしたため専用のラッピング用冶具製作しました。


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ピニオンシャフトベアリングレースラッピングし、クランクドライブ側、タイミング側のラインだし。


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ピニオンシャフトベアリングレースのラッピングが終わったところで、冶具を使いピニオンシャフトブッシュもラッピング。


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ピニオンシャフト、ベアリング、カムカバーをつけ、クルクルチェックしO.K。









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by sgf1906 | 2017-04-04 09:57 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 04月 01日

1943WLC750 T/M周り工具づくり

今日はWLのトランスミッションの工具作り。
WLのT/Mは専用の工具がほぼ出ていないので自分で作っていきます。


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まずは交換予定のメインシャフトベアリングレース
暖めれば抜けると思いますが、一応垂直抜き取り、圧入冶具製作。



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こちらはメインシャフトベアリングレース用のラッピングヘッド。
こちらもパーツとして出てきません。
新品のベアリングレース内径を参考にして、1-3/4”のラッピングヘッドを(パンやショベルのタイミング側ベアリングレースラッピング用)切削し専用のラッピングヘッド製作。


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メインシャフトベアリングレースラッピング用の軸になるパイロットも製作。
穂のかにテーパー加工ししっかり位置が決まるようにする。



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というわけで、ラッピング工具完成。



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カウンターシャフトブッシュのラッピング用ロッドも製作。





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クラッチギアブッシュ圧入、抜き取り工具も製作。

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クラッチギアブッシュラッピング用ロッド製作。


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カウンターシャフトブッシュ圧入、抜き取り工具製作。



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メインシャフト2ndギア、3rdギアブッシュ抜き取り、圧入工具も製作。





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by sgf1906 | 2017-04-01 08:55 | 1943WLC750 | Comments(1)
2017年 03月 15日

ナックルロッカーアーム

今日はオープンロッカー計画のWさんのナックルヘッド、ロッカー周りのお話。
ナックルのロッカーアームはシャフトにより距離が決まり、ロッカーアームシャフトのタイミング側はロッカーボックスで受け、ドライブ側はヘッド側で受け、ロッカーボックスとヘッドはネジで留められます。そのためまずロッカーアームシャフトの位置決め作業が必要です。


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シャフトの距離で位置がヘッドとロッカーボックスの距離が決まるるため、物によりロッカーボックスとヘッドをマウントすると、ドライブ側ヘッドとロッカーアームシャフトに隙間が開きます。
無理にねじ込めば留めることはできますが、ヘッドの損傷につながります。
この車両は、F側は良かったもののR側に隙間があります。


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で、距離が合わない状態で無理に閉めこむとロッカーボックス側のネジもやられます。
という訳でヘリサート加工。




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ロッカーアームシャフトの隙間を計測すると0.6mm
元々付いている段付きのスラストワッシャーの内側に0.6mmのシムをいれシャフト組み付け。
これで余計な隙間無く、ヘッド側、ロッカーボックス側にも負担をかけません。


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ロッカーアームシャフトの位置決めが終わったところでロッカーアームを組みつけスラスト調整。
こちらもシム調整し、スラスト量0.2mm~0.3mmに。


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オープンロッカー用の目玉カップ(フロッグアイズというらしい)を留めるための加工となります。

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ロッカーアームシャフトを加工し、目玉取り付け用のネジスリーブを入れます。

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ドリルを少しずつ大きくしシャフトにスリーブ圧入部を拡大。


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ネジスリーブの外径を調整しスリーブをシャフトに圧入。


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という訳で、フロッグアイズ完成。
すっとぼけた顔をしています。






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by sgf1906 | 2017-03-15 09:07 | 1939EL1000 | Comments(0)
2017年 03月 11日

1964XLCH900 クランク軸受けベアリングラッピング冶具

先日も少しお話しましたが、暖めた時点でスプロケットシャフトベアリングレースが動いていたS君のアイアンスポーツスター。
計測すると縦方向に大きいところで0.13mm楕円になりベアリングレース径50.02mm~50.03mmに対し0.15mm大きくなっていいました。

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内燃機屋さんに両クランクベアリング軸部のセンターをみつつ真円拡大加工してもらいました。
ベアリングレースを溶射・肉盛・研磨し圧入します。


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拡大したベアリングレース受け鋳込み部分の径は50.30mmで約0.3mm拡大しています。
ここに肉盛したレースを圧入するのですが、まだレースが帰ってきておらず。
作業が止まってしまうので、ベアリングレースラッピング用の冶具を製作します。

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うちにあるXL用のラッピング冶具はスプロケット側のベアリングレース、ベアリングを入れベアリングを軸にしてピニオンシャフトベアリングレースをラッピングするもの。
ベアリングが無い状態だ使えません。

今回はスプロケットシャフトベアリングレース圧入部に穂のかにテーパーになっている冶具をいれラッピングする方法でいきます。

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まずはラッピングロッドの軸受け部を作ります。ロッド径+0.05mmガタ無くロッドが回るように。


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ある程度外径を削った後に刃物代に角度をほんの少しづらし(線一本分)テーパー加工。
テーパー角度は0.2度程度で全長43mmで上底と下底の直径の差が0.3mm程度。



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という訳でこれで次回はピニオンシャフトベアリングレースラッピングできます。





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by sgf1906 | 2017-03-11 07:00 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 03月 06日

1968BSA A65 バルブガイド

今日はNさんのBSA A65のバルブガイドのお話。

ガタがあったバルブガイドは抜き取り、ヘッド側バルブガイドホール内径計測。
楕円、傷など無く良好で径も広がっておらず、EX側12.71mm~12.72mm IN側12.70mmでSTDサイズのバルブガイドでいけます。

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使うバルブとバルブガイドはkibblewhite製。
粘り硬いアルミ青銅製のバルブガイドはヘッド側ガイドホールに合わせ外径研磨。
専用生爪に銜え。あらかじめ内径拡大。粘り硬いので0.01mm刻みのリーマーを使い、ステム径+クリアランス分のサイズまで拡大。



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前加工を済ましたバルブガイドをヘッドを良く暖め圧入。
圧入後、嵌め代分縮んだ内径をリーマーで内径拡大。
これがなかなか大変で、粘り硬い分すんなり切れてくれません。
こちらも0.01mm刻みでリーマーを使い内径拡大。



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100分台のリーマーは切れすぎ防止か切れづらく、リーマーを通したものの内径が広がっていない場いいがありますので、リーマーを通した後内径計測し確認。
問題なくO.Kで、バルブシート周り加工となります。



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by sgf1906 | 2017-03-06 08:21 | 1968BSA A65 | Comments(0)
2017年 03月 05日

新規開店一回目の授業

皆様の手助けのお陰で無事昨日から授業を始める事ができました。
皆様本当に有難う御座いました。
また昨日も沢山の人にお祝いを頂き有難く思っています。


約一ヶ月間引越し作業、大工仕事だったため久しぶりのバイクいじりは新鮮でありました。


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アイアンスポーツのTさんは足バイクの4速エボのメンテナンス作業。






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Kさんのアイアンスポーツはヘッド周りの作業であります。





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by sgf1906 | 2017-03-05 08:42 | その他 | Comments(0)
2017年 01月 30日

日曜日の授業風景




1968BSA A65

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NさんのBSA A65はヘッド周りの作業。
前回、前加工が終わっているバルブガイドは圧入済み。
0.0.1mm刻みでリーマーを通し、使うバルブステム径+適正クリアランスのサイズまでリーミング。
粘り硬いアルミ青銅製のバルブガイドのため、しっかり適正サイズになっているか計測し確認。
シートカット・擦り合わせ開始。










1927 SUMBEAM MODEL9

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北海道からお越しのOさんのサンビームもヘッド周りの作業。
ロッカーアームスラスト量確認後、スピンドルトとロッカーのクリアランス計測。
付いていたバルブスプリング自由長と取り付け長確認後、中古スプリングと新品スプリングの取り付け長時のスプリング圧計測。
バルブ、バルブガイド周り計測と計測、確認作業が続きます。










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by sgf1906 | 2017-01-30 09:03 | その他 | Comments(0)
2017年 01月 26日

1971 BSA A65 ヘッド周り

今日はだいぶ前のお話でありますが、ブログに上げていなかったTさんのBSA A65ヘッド周りのお話。
バルブガイド、シートカットが終わりその後のお話です。


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シリンダーヘッド面面研し、バルブガイドを仕上げのホーニングし、バルブを付けヘッドに熱をかけバルブの動きが渋くならないかチェック。

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インナースプリングを取り付け、アウタースプリングの取り付け長チェック。
IN D側33.6mm T側33.4mm
EX D側34.4mm T側34.4mm
EX側はD側とT側に差異無し。IN側も差異が0.2mm程度で問題ないのでシム調整無しでこのままいきます。 


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アウタースプリングを取り付け長まで圧縮しスプリング圧計測。
新品スプリング4本とも同じスプリング圧でO.K。
ちなみにBSAのアウタースプリングはプログレッシブ(不等ピッチ)になっています。
プログレシブスプリングは、縮め始めは柔らかく、縮んでいくと硬くなります。サスペンションなどには良く使われていますね。バルスプリングの場合、スプリングのセット荷重を大きくせずサージングを抑える目的と思われます。

というわけでバルブ周り取り付け。


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BSAの変わった仕組みをもうひとつ。
ロッカーアームを潤滑するオイルラインですが、ヘッド後方からのオイルラインには加工穴が開いています。
普通加工穴にはメクラがつけられ、油圧が逃げないようになっていますが、BSAはメクラせず、split pin(Uピン)を付け、オイル量をコントロールするようになっています。一定のオイルは、ロッカーアーム側へ、一定のオイルはロッカーに行かずプッシュロッドホールを通りクランクに落ちます。
ちょっと?な構造ですが、IN側は大きなプッシュロッドホールを通りオイルが落ちるのに対し、EX側はオイルリターン通路が小さいため、ロッカーにオイルが行き過ぎると、バルブ周りにオイルが溜まってしまうのではないだろうか?そのため、微妙なオイルコントロールをしているのでは無いだろうかと考えます。
マニュアルには「適正なPINを取り付けろ」と書いてありますが、何が適正なのか・・・?
ともあれ、もともと付いていたピンに近いUピンを取り付けました。







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by sgf1906 | 2017-01-26 03:50 | 1971 BSA A65 | Comments(0)
2017年 01月 22日

1971 BSA A65 ローリングシャシー

先日、エンジン始動したTさんのBSA。
こちらも授業内容をブログにあげていなかったのでまとめ的に車体周りのお話。



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まずはスイングアームピボットブ。
ほとんど思い出話でありますが、スイングアーム部は固着していたためか、サンダーか何かで切り取られていたのですね。
で削られていたフレーム側スイングアームピボットブの面だし。スングアームのシャフトと垂直に面が出るように冶具をつくり面だし。


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スイングームとフレーム部に隙間ができますんで、専用生爪を作りスペーサー製作。
スリーブとブッシュとのガタは良好で組み付け。



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センタースタンドはガタが多かったため、ピボットボルトオーバーサイズ製作。
ストッパー部も溶接・肉盛し、研磨して、位置決め。


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サイドスタンドのピボット部もガタガタでしたので、穴リーミング加工後、ブッシュ製作し取り付け、ガタ無し。

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というわけでローリングシャシーに。







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