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2016年 12月 29日

水曜日の授業風景


1976XLCH1000

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Z君のアイアンスポーツ
エンジンオイル、ミッションオイル、フォークオイルを入れ、エンジンオイル回し、エンジン始動。
エンジンの始動良く、メカノイズも少なく良好。
分解前はメカノイズも酷く、だいぶ圧縮も抜けていたエンジンでありました。








1964XLCH900

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S君のアイアンスポーツ
ロッカーアームブッシュ交換です。
ブッシュ抜き取り、オイル穴位置を合わせ、前加工済みのブッシュ圧入しラインリーミング、ラッピングし、仕上げのホーニング。ガタなくスムーズに回るロッカーになりました。








WL ENGINE

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久しぶりに登場のWLのMさん
クランク組み付け、クランクの芯だし。
すべてMさんがやり遂げシャフトの振れ0.03mm以内にしています。次回、クランクスラスト調整後、エンジン仮組みでですね。






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奈良 純

by sgf1906 | 2016-12-29 10:07 | その他 | Comments(0)
2016年 12月 28日

平日の授業風景

1976XLCH1000

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Z君のアイアンスポーツ。
左右フットペグサポートを加工しペダル取り付け。このペダルアエルマッキのもののようです。
ブレーキペダルを取り付け調整。
キックペダルもペダル側、アーム側ともにガタなく取り付け。


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ドライブチェーンのラインを確認し取り付け。


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製作したシーシーバーの仕上げ溶接が終わったので、シーシーバー、フェンダーを取り付け、テール周りの配線作業。またマフラー取り付けて次回、エンジン始動です。








1939EL1000


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Wさんのナックルヘッドはオープンロッカープロジェクト。
ヘッドを降ろし、組み付け済みのオープンロカーの乗ったヘッドを組み付け。
このオープンロッカーはシャフトの位置を変えることでオイル量をコントロールするようになっています。
またこの辺りのお話は、またあらためて。


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インテークマニホールド面の位置決めして、シリンダーヘッドをトルク管理し取り付け。




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奈良 純

by sgf1906 | 2016-12-28 09:24 | その他 | Comments(0)
2016年 12月 25日

土曜日の授業風景


1970XLH900


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Tさんのアイアンスポーツ
前回、シリンダーを取り付けトルク管理し締め付け。
ヘッド面が随分歪んでいたシリンダーヘッドは両ヘッド同じ量、面研済みで、バルブガイド、の加工、シートカット、バルブスプリングの取り付け長合わせなど終わっていますので組み付け。


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ロッカーアームシャフトは段減りが酷かったので交換し組み付け。
トルク管理しロッカーカバー取り付け。


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というわけでシリンダー取り付け。
だいぶ形になってきました。







1933 SUMBEAM MODEL8

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久しぶりの登場のM君のサンビーム。
前回、バルブ・バルブガイド製作、バルブスプリング製作しヘアピンスプリング使用からコイルスプリング化したのでした。今のところ問題ないようであります。

で今回は、タペットクリアランスが変化する症状があると。
どうもカムフォロアーのスラスト量が多すぎてカムフォロアーの位置により、プッシュロッドの垂直度が変わりタペットクリアランスが変わるのかと・・・。確かにこれだけ長いプッシュロッド、カムフォロアーの位置関係で変わるかもな・・・というわけでチェックします。

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というわけでタイミングカバーを分解しチェック。
確かに0.5mmのガスケットが入った状態で、スラスト量は0.6mm多め。
カムフォロアーの座面の形状上シムでシムを調整するのはイマイチであり、今回は紙ガスケットを入れずに組むことにします。ガスケットなしでのカムフォロアースラスト量は0.1mm程度。

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でタイミングカバーを組み付け点火タイミング調整。







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by sgf1906 | 2016-12-25 00:43 | その他 | Comments(0)
2016年 12月 24日

1964XLCH900・1973XLCH1000 なんやかんや製作もの

今日は溜まっていたアイアンスポーツの、なんやかんや製作ごとです。


1964XLCH900 ROCKER ARM BUSHING

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S君のアイアンスポーツのロッカーアームブッシュ。
JIMS製のブッシュを使いますが、このブッシュは内径がシャフトに対し0.18mmほど小さめに作られています。このままロッカーアームに圧入するとリーマー作業が大変になるので予め内径拡大します。
専用生爪にブッシュを銜え、シャフトに渋く入るぐらいまで拡大。




1973XLCH1000 ROCKER ARM BUSHING

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Kさんのアイアンスポーツのロッカーアームブッシュ。
こちらも上記と同じく内径拡大し。





1964XLCH900 PINION SHAFT BUSHING

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S君のアイアンスポーツ・ピニオンブッシュ製作。
カバー側ピニオンブッシュホール径計測し適正嵌め代でブッシュ外径を決める。
ピニオンシャフトはブッシュ摺動部はブッシュがあたる部分とあたらない部分で0.02mm程度、段つきになっていましたので、研磨し修正して、シャフト径+クリアランス分でブッシュ内径を決めブッシュ製作。




1973XLCH1000 PINION SHAFT BUSHING

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Kさんのアイアンスポーツ。
上記と同じくカバーピニオンブッシュホール径計測、ピニオンシャフト研磨し、ブッシュ製作。
上記の写真と比べてもらうとわかりますが、1000ccのアイアンスポーツは900ccののものと比べて、カムカバーが肉抜きされ軽量化されています。そのためブッシュホールの肉厚が薄く、ブッシュホールが少々変形している場合があるので、ブッシュ外径寸法に気を使います。





1964・1973XLCH DRAIN BOLT

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ヘリサートしたクランクケース側にあわせ真鍮でドレンボルト製作。
以前もお話しましたが、ハーレーのドレンボルト(1/2”-13山UNC)は座面部が少なく座面部が損傷していることが多いです。また、ヘリサート処理をしてため(コイルを入れた為)座面部が少なくなっていますので、対辺3/4”(19mm)の六角棒を使いドレンボルト製作。もともとのドレンボルトは対辺5/8”のボルト。
Kさんのアイアンスポーツはプライマリードレンボルトが9/18”-18山UNFに拡大されていましたので、同じくボルト製作。







1973XLCH1000 VALVE GUIDE

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Kさんのアイアンスポーツ・バルブガイド加工。
ガイドホールを少々ホーニングし内径計測。
フロントIN.EX、リアIN,EXそれぞれヘッド側ガイドホールにあわせ適正嵌め代になるようにバルブガイド外径研磨。
KIBBLE WHITH製のバルブガイドは内径が少し小さめに作られています。
こちらもヘッドに圧入前に内径拡大しておきます。
専用の生爪Iにガイドを銜え、IN、EXそれぞれバルブステム径+適正クリアランスサイズのリーマーを使い内径拡大。
オイルを吸いやすいIN側バルブガイドは頭部分をテーパー加工。










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by sgf1906 | 2016-12-24 01:02 | その他 | Comments(0)
2016年 12月 21日

1973XLCH1000 分解・清掃・計測作業

今日はアイアンスポーツ持込の新入生Kさんのアイアンスポーツ分解作業のお話。
Kさんは自らオーバーホールするべくアイアンのベース車を購入。分解しVMSに持ち込みました。
まさにレストアベース車という感じでありまして、こういうオンボロ車を直して行くのは非常に大変ですが、レストアの醍醐味でもあります。


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まずはクランク分解。
クランクがしっかり錆びてしまっています。


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分解し錆びとり&清掃。

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でクランク周り計測作業です。
コンロッドビッグエンドベアリングレースはフロント側は深そうな虫食いあり。
リア側レフトサイドレースは内径41.33mmと随分広がっています・・・。
コンロッドベアリングレースは交換したほうが良いでしょう。



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スモールエンドブッシュ抜き取り計測。
といってもフロント側はすでにブッシュが抜けかかっている状態。
計測すると、リア側は良いが、フロント側は0.25mm縦方向に楕円になっています・・・。
真円加工が必要です。



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ピニオンシャフト、ピニオンシャフトベアリングレースは状態よし。


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カムギアさんは残念ながら状態が悪く駄目。
4カムギアのアイアンさんはケチって1個、2個とギア交換するとカムギアのバッククラッシュの問題が出てきますので、4つとも交換します。
カムブッシュ・ピニオンブッシュ計測。
ピニオンブッシュはシャフトに対し0.12mmのクリアランスと広がっているのでブッシュ交換。
#2、#3カムブッシュは抜きて来てしまっていたのでブッシュ交換。
ほかのブッシュは新品カムシャフトが来てから検討。




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タペット&ガイド計測。
ローラーはのクリアランスはそれぞれ0.05mmと微妙。
タペットとガイドのクリアランスはそれぞれ0.08mm~0.1mmとガタ多めです。
オーバーサイズタペットに交換予定。


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トランスミッション清掃計測。
良かった。こちらはギアシャフトともに状態良し。
スプロケット側メインシャフトベアリングレースは広がっていましたのでレース交換。
このベアリングレースはラッピングしてオーバーサイズベアリングを入れることが出来ますが、レースを交換してしまったほうが良いです。
クラッチギアブッシュ&ベアリングはともに交換。


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カウンターシャフトは1STギアブッシュ交換。


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シリンダー計測。
フロントシリンダー径82.79mmに対しリアシリンダーは81.60mmと0.9mm近くフロントシリンダーが大きい・・・。
リア側は.030”o.sピストンでボーリング出来るが、リア側は.060”o.sピストンとなります。
もちろん、前後違うサイズでボーリングするわけには行きませんので、.060”o.sで合わせるか・・・う~ん。


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シリンダーヘッドはカーボン除去して計測。
バルブとガイドのガタはIN側0.11mm、EX側0.25mmと随分ガタがありますのでガイド交換。
またバルブも随分減っていますので交換します。
でガイド抜き取り計測。ガイドホールは状態よく、STDサイズのガイドで行けます。


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ロッカーアームはシャフト、アームともに状態良し。
ブッシュは大分縦方向に減っていますので交換します。

というわけで次回はケース周りの手直しごとです。







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by sgf1906 | 2016-12-21 00:39 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2016年 12月 20日

1980XLH プライマリー周り組み付け その2

今日は昨日に引き続きIさんのアイアンスポーツ、プライマリー周りの組みつけのお話。

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まずはフットレストスタッド。
もともと付いていたものは微妙に曲がり、プライマリーカバーの脱着が困難だったので、交換なのですがパーツがバックオーダーだったので製作。



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ガタが大きかったシフターシャフトブッシュは単品製作し圧入。



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仮組みして、シフターのスラストチェックしシムの厚みを変えスラスト調整。


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ここからはクラッチ周り。
クラッチスペーサーはSTDサイズの1.530”6本とも同じ長さで問題なし。
このスペーサーの長さがスプリング取り付け長となります。

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フリクッションディスクは面研。
スチールディスクの面チャックし歪みなく問題なし。
アイアンスポーツの薄いスチールディスクは歪んでいることが多いです。


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クラッチハブをトルク管理し組み付け。
クラッチ取り付け。


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ドライブプレートはアルミ製のものが入っていましたのでスチール製のものに交換。
クラッチスプリングで引っ張られドライブプレートはクラッチハウジングについたリテーニングリングにより止められています。そのため、ドライブプレートがアルミ製だとリテーニングリングと接してる部分が減っていってしまいます。


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リリーシングディスクのベアリングも交換し取り付け。
クラッチケーブル、レーバーも交換しクラッチ調整し、プライマリー周り完成。

70年以前のアイアンスポーツのクラッチに比べ、クラッチは重いですが構造的に壊れるところが少なく調整も簡単で好ましいです。






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2016年 12月 19日

1980XLH1000 プライマリー周り組み付け(コンペンセーター編)

今日はIさんのアイアンスポーツ・プライマリー周りのお話。
エンジンダンパーであるコンペンセータースプロケット、アイアンスポーツは76年のXLHモデルまで付いていますが、77年以降になるとXLH,XLCRともに付かなくなります。(経費削減でしょうか?)
つまりどこにもダンパー機能が無いということになります。
プライマリーとT/Mのオイルが共用のアイアンはひとつここが問題点であります。
ハードなエンジンブレーキ時のドッグギア破損や、スプロッケット側クランクシャフトのスプラインが破損しているなどの車両を見てきました。
今回Iさんの車両も分解時、スプロケット側クランクシャフトの鍔部分にクラックが入っていました。
というわけで今回は実験的にコンペンセータースプロケットをつけられるよう加工します。



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もともと付いていた、ソリッドタイプのエンジンスプロケットとコンペンセータースプロケット&エクステンション。
まず一つ目の問題はクランクシャフトシール受け部分の厚みが違うこと。
ソリッドスプロケットに対しコンペンセータースプロケットのエクステンションのシール受け部のほうが小さいです。

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また、スプロケット位置の高さが違います。
ソリッドスプロケットのほうが距離が長いです。
実際にそれぞれスプロケット、チェーンを取り付けチェーンラインを確認。
それぞれの寸法をとります。


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クランクシャフトシールに合う外径、、またスプロケット位置が合うようにスリーブ製作。
シールがあたる部分は旋盤のヒキ目がでてしまうとオイル漏れの原因になりますので、研磨しています。


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製作したスリーブをコンペンセーターエクステンションに圧入。


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シールを圧入しスプロケット取り付け。
チェーンラインも問題ないようです。







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2016年 12月 18日

土曜日の授業風景


1970XLH900




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Tさんのアイアンスポーツはエンジン腰下をフレームに搭載。
リア側エンジンマウントのエンジンハンガーボルトは、もともと付いていたものが短めで心もとないので、ネジの長さをあわせ取り付け。
フロント側エンジンマウントプレートは少々曲がりがあり、もともと変な位置にスペーサシムが入っていました。
エンジンプレートを修正し取り付け。正しい位置、また45Cの厚く丈夫なスペーサーシムを入れる。




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シリンダーはRテックさんよりボーリング加工が上がってきています。
シリンダーヘッド面、ベース面ともに面研し前後のシリンダー長も合わせています。
ピストンリング、ギャップチェック後ピストン&シリンダー取り付けしO.K。
次回ヘッド周り組み付けです。







1973XLCH1000

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Kさんのアイアンスポーツ
クランクケースの溶接作業が終わり今日はヘリサート加工。
まずは、思いっきりネジが無くないるエンジンドレンボルト雌ネジ。
辛うじて残っているねじ山にボルトをつけ、それを元にネジ穴に対垂直にクランクケースをボール盤にセットし、下穴を開け、そのままのセットアップでヘリサート用タップでねじ山を作る。また、そのままのセットアップで座面作りし、コイルを取り付け完成。
純正のドレンボルトは座面部が小さく、そのためねじ山とともにケース側の座面部が欠けているものが多いです。座面部が大きいドレンボルトを製作します。



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そしてもう一つ。
プライマリーのドレンボルト雌ネジです。ここはもともと1/2”-20山UNFで切られていますが、こいつは9/16”-18山に拡大されています。しかも写真では解りづらいですが、随分と斜めにネジ穴が切られてしまっています。たぶん前回に、ねじ山がナメ、エンジンを積んだまま穴あけネジきりをしたのでしょう・・・。
こいつを、座面にあわせ垂直にネジ山を建て直すとなると、9/16”UNFのヘリサートのした穴では、修正しきれないので5/8”UNFのヘリサートをするかとも考えましたが、随分とネジが大きくなることと、座面部が小さくなることを考慮し、今開いているネジ穴に対し垂直な座面を作ることにしました。
しかしながら、元穴がXYZどの方向も垂直、平行が出てない状態でセットアップに苦労・・・。
どうにか、座面部研磨し座面ができましたが、不安定なセットアップであった為、研磨に時間がかかりました。Kさんお疲れ様でした。
というわけで、そろそろボール盤の限界を感じる今日この頃でした。







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奈良 純

by sgf1906 | 2016-12-18 01:21 | その他 | Comments(0)
2016年 12月 07日

1947FL1200 シリンダー

今日はIさんのナックルヘッド、シリンダーのお話。
エンジン腰下、ヘッド周り組み付け作業が終わり、シリンダーボーリングというところで、今さら問題が・・・。
フロントシリンダーとリアシリンダーの長さが違うのです。

このことに関しては非常に反省しました。
計測、清掃、仮組みと生徒さんに細かくやってもらっていることは、その機械をよく観察する意味合いを持ってまして、私自身が「よく観察する」ということを出来ていませんでした。。。
落ち込んでいてもしょうがないのでとにかく計測してみます。

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シリンダー上面がフロント側が段付きになっているのに対しリア側はほとんど段が付いていません。
これを見逃していました・・・。
高さを測ってみると、フロントに比べリア側は3mmも低い。
とりあえず圧縮比を計ってみて今の状況を把握します。



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元々付いていたピストン(右)と新しいピストン(左)
新しいピストンは圧縮比7:1~7.5:1になるであろうローコンプピストンなので、元々付いていたほうは8:1~8.5:1あたりのコンプレッションピストンであろう。
この元々付いていたピストンで計測します。


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まずはフロント側圧縮比を液体注入法で計測。
圧縮比 7.7:1で良い数値であります。

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リア側も計測。明らかにピストンが飛び出ています。
圧縮比 9.6:1と高すぎる数値。
やはりこのシリンダーをこのままでは使えません。



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リアシリンダー上面には明らかに削った跡がありましたので、ヘッドがフレームに干渉するため削ったのではないかと考え、クランク・シリンダー・ヘッドをフレームに仮組みしてチェック。
ヘッドとフレームの隙間は問題なし。3mm高くなったとしても問題なく乗っかるであろう。
とするとなぜシリンダー上面をあんなに削っていたのか?





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でもうひとつの問題。
クランクケース、クランクシャフト軸受け部のラインを出した後、ケースベース面とフレームとのマウント部の面研をしてありますので、ケースをフレームに仮組み。

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リア側マウントだけを締め付けると、フロント側が持ち上がりフレームとケースに2.3mmの隙間が開きます。
そのまま組んでしまうと、ケースが常に力がかかった状態で組むことになってしまうので、シムを製作しフレームマウント部に対しエンジンが水平になるようにして組みます。


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するとエンジンが起きた分ヘッドロッカーアームカバーがフレームシートポスト部に干渉するという問題が。
元々、ここは隙間がないのですが、ちょっと接触しすぎ。
何かを正そうとすると何かが駄目になる、まずいスパイラルになってきました。

リアシリンダーの件も含めまだまだ、考えることが多いです。







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奈良 純

by sgf1906 | 2016-12-07 12:23 | 1947FL1200 | Comments(0)
2016年 12月 04日

1970XLH900 ダイナモチェック ~土曜日の授業風景~


1970XLH900


Tさんのアイアンスポーツはダイナモのチェックごと。

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まずは分解して軽く清掃。


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ブラシの減りっぷりチェック。
ブラシの長さは17mmで問題ない。リミット13mm程度。

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フィールドコイルのチェック。
フィールドコイルの端子部で抵抗チェック。5Ω程度で問題なし。
アーマチュアコイルもチェック。
アーマチュアのそれぞれのコアとコミュテーターぼ導通チェックし問題なし。
ということで、コイル周りは問題無さそうです。


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コミュテーター研磨し、綺麗にしてセグメント溝清掃。


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ダイナモボディーにバッテーリー+、ダイナモF端子にバッテーリー-をつけフィールドコイルに正しい方向に電気を流し、モータリングチェック。
これでちゃんとモータリングすればダイナモには問題ないです。また正しい方向で電気を流すことで、正しい方向の磁場となります。

というわけでダイナモは問題なくO.K。


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でエンジン搭載前にフレームタッチアップ。
目を細めてみたら綺麗です。






1980XLH1000

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Iさんのアイアンスポーツ。
リアフェンダー搭載なのですがCRフレームのい場合、フェーンダーとフレームの間に隙間が開きます。この隙間からタイヤがかき上げたゴミやら水やら入らないように、スプラッシュガード(図32)なるものをつけるのですが、元々付いていたものはボロボロ。ゴムを切り製作。


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でCRフレーム用の純正シーシーバー取り付け。
フェーンダーサポートと共止めで専用のステーあり、またタイヤと干渉しないようにボルト長を調整しつつ取り付けでなかなか面倒です。








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by sgf1906 | 2016-12-04 02:28 | 1970XLH900 | Comments(0)