Vintage motorcycle study

studious1.exblog.jp
ブログトップ

タグ:サイドバルブ ( 40 ) タグの人気記事


2015年 08月 15日

1950 陸王VF1200 タペット&バルブタイミング

今日は陸王のタイミングギア周りのお話。

a0248662_171435.jpg

まずはタペットとタペットガイドの計測。
#1~#3タペットとガイドは状態よく、クリアランス0.02mm~0.04mm。
#4タペットとガイドはタペットが減っており、クリアランス0.05mm~0.08mm。こいつはオーナーTさんと要相談。

a0248662_172887.jpg

タペットローラーはクリアランスが多いもので0.12mm。
ローラーにも虫食いがあるので全交換。

a0248662_173918.jpg

a0248662_175219.jpg

丸くカシメてあるピンを、エンドミルで平らにしてカシメを揉む。

a0248662_18447.jpg

a0248662_182044.jpg

抜き工具でピンを抜く。

a0248662_183241.jpg

陸王のローラーはベアリングではなく、鉄ブッシュでした。
まぁこれは減るわな。

a0248662_195738.jpg

a0248662_110962.jpg

a0248662_1102046.jpg

ローラーをつけピンをカシメる。
ピンとガイドが干渉しないように注意。


a0248662_1103943.jpg

ガスケットは製作。

a0248662_1112047.jpg

タペット、カムギアを仮組みしてバルブタイミング計測。

a0248662_1113322.jpg

この年式のサイドバルブは、ピストン位置でバルブタイミングが表記されています。
正確にはピストン、シリンダーを組んでから計測しますが、度数も測っておきます。

a0248662_1133698.jpg

a0248662_1124256.jpg

このモデルのタイミングマークは上死点マークは無く、点火タイミングだけ。
点火タイミングは上死点前30度なので、逆算し上死点位置を出す。
リア側はそこから45度ずらしたところで出ます。


a0248662_1141768.jpg

a0248662_1114763.jpg

マニュアルによるとチェッキングクリアランスは0.1mmとある。
この車両のタペットアジャスタースクリューは9/32”-32山。1インチないに32山ありますので、25.4mm÷32=0.793mm つまりアジャスターを1周まわすと役0.8mm動くことになります。
アジャスターを1-1/4回し0.1mmのクリアランスにする。

それぞれ計測。

a0248662_115501.jpg

a0248662_116113.jpg

F INの数値が20度程度おかしい・・・。
写真を見てもらうとわかりますが、印が解りづらい・・・。一ギアづらして下の写真が正解。

フロント IN OPEN BT15 CLOSE AB45 EX BB25 AT20
リア   IN OPEN BT15 CLOSE AB45 EX BB30 AT15

ってところか。


a0248662_1161642.jpg


次回はオイルポンプ組み付けです。




お知らせ

8月15日、16日はお休みさせていただきます。






レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2015-08-15 02:00 | 1950 陸王VF1200 | Comments(0)
2015年 08月 03日

WL ENGINE 分解・計測作業

今日は新入生MさんのWLエンジンのお話。

a0248662_034372.jpg


a0248662_0342699.jpg

a0248662_12960.jpg

a0248662_122857.jpg

まずはクランクから計測。
随分なガタがあったビッグエンド部分、計測してみるとクリアランス(ガタ)は0.2mm~0.3mm
クランクピンは新品に交換。幸いローラーが随分減っていたようで、レース自体の減りは少ない。
レースラッピングをして虫食い、錆びをとり、使えるか判断します。



a0248662_0343866.jpg
a0248662_035095.jpg

ピニオンシャフト・スプロケット周り
同じくレースは錆・虫食いが酷い。こちらもラッピングしてみて使えるか判断します。


a0248662_0351844.jpg
a0248662_0352873.jpg

カムシャフト、ブッシュ周り計測。
カムギアはギア、カムともにやられているので交換予定。
ブッシュは新品カムシャフトのサイズにもよりますが、ケース側は駄目そうです。


a0248662_0354434.jpg

a0248662_0355542.jpg

タペットとガイドのガタは0.05mm程度でこちらはそのまま使います。
ローラーは全交換。


a0248662_036952.jpg

a0248662_0362225.jpg


シリンダーとピストンは社外製の新品。
ピストンとシリンダーのクリアランスは0.04mmでつめつめ。
社外製のシリンダーはヘッド、ベース面に対し垂直に穴が開いていない場合がありますので、1サイズオーバーのピストンでボーリングします。

バルブガイドは新品バルブステムに対し0.1mm~0.18mmのクリアランス。
こいつはこれで良しとします。




a0248662_0363976.jpg

シリンダーとケースのフィッティング。
社外のシリンダー、ケース収まらない・・・などということがあったら困るので予めチェック。







住吉神社例際

a0248662_0371877.jpg

a0248662_0373031.jpg

a0248662_0374763.jpg

今日は地元、月島・佃で3年に一回行われるお祭りでありましたので、お仕事の後に久しぶりの月島へ。
残念ながらお神輿は担げませんでしたが、宴会には合流。
久しぶりの面々とお決まりの小・中・高時代のお話でタイムスリップ。
昔と変わらない路地裏とともに、増え続ける高層ビルと商業施設の町並みに自分の年波を感じるのでありました。






レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2015-08-03 01:37 | WL ENGINE | Comments(0)
2015年 07月 19日

1992長江750 バルブ&バルブガイド

今日はHさんの長江、バルブまわりのお話。

a0248662_21544582.jpg

a0248662_2155571.jpg
a0248662_21554324.jpg

サイドバルブエンジンの長江、バルブガイドはシリンダーと一体式なのでバルブのオーバーサイズ(バルブステムが太いもの)を入れ、バルブとガイドのクリアランスを調整します。
元々入っていたバルブステム径8.95mmに対し9.05mmのO.Sステムを入れ+クリアランス分のリーマーで切削。

a0248662_21555698.jpg

a0248662_7241991.jpg

a0248662_21562265.jpg

長江用のシートカット冶具を製作しシートカット。


a0248662_21565840.jpg

バルブの傘とあたる45度面シートは大分やられている。

a0248662_2157895.jpg

45度面を虫食いが無くなるまでカット。

a0248662_21572447.jpg

30度面をカットし、あたり幅を調整。60度面は少々。

a0248662_2157343.jpg

シートとバルブのあたり幅は1.5mm程度に。

a0248662_2157596.jpg


a0248662_2158125.jpg

a0248662_21582573.jpg

それぞれ擦り合わせをして、灯油で漏れチェック。


a0248662_21584626.jpg

台風が去り梅雨が終わったようですね。
旧車に厳しい夏がやってきます。




レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2015-07-19 07:40 | 1992長江750 | Comments(0)
2012年 08月 16日

1935VLD1200 シリンダー周り

今日はハーレーダビットソン・VLDのシリンダー周りのお話。
久しぶりのVLDネタ。

a0248662_2274690.jpg

アールテックエンジニアリングの前身アールエンジニアリングでスリーブ加工をしたシリンダー。
STDピストンでクリアランスは9/100mm。
バルブシートカット&擦り合わせで、バルブとバルブシートの当り面の幅は0.2mmにしました。
OHVエンジンよりバルブに熱を持つと思われるサイドバルブエンジン。当り面を大きくして熱をシリンダーに逃がすようにしました。
バルブステムとバルブガイドのクリアランスは新品バルブとガイドの組み合わせで8/100mm。

a0248662_2282997.jpg

シリンダーにバルブ、バルブスプリングを取り付け。
バルブスプリングカバーはバルブスプリングでシリンダーに共止め。

a0248662_2304464.jpg

a0248662_231220.jpg

VLDのシリンダーヘッド。
オーバーラップ時(殆どオーバーラップしないが・・・)に吸入された混合気が排気側に行かないように壁的なものがあります。
シリンダー側も混合気が排気バルブ側に行かないようにポート加工されています。

a0248662_2311572.jpg

ヘッドに付いているシリンダープライマー。
冷間時などに使う始動用燃料注入装置であります。
ネジを緩めると弁が開き、燃料を入れることが出来ます。(まぁ使うことは無いでしょう)

a0248662_2312643.jpg

という訳で、圧縮比測定。
資料ではVLDの圧縮比は5.5:1。実測値は5:1でした。



トリニティースクールでは生徒募集しています。
学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。


わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村

by sgf1906 | 2012-08-16 03:46 | 1935VLD1200 | Comments(0)
2012年 08月 14日

BMW R12 RUN

出来たばかりの BMW R12 で盆休みを使い京都に帰郷。という暴挙を試みるE本氏。
相変わらずの突貫工事で何とか間に合わせ、胸はワクワク不安モリモリで GO TO KYOTO です。
450Kmの道のり、どんなドラマが待っているか、乞うご期待!








and ポーノツBajaj





トリニティースクールでは生徒募集しています。
学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。


わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村

by sgf1906 | 2012-08-14 01:19 | その他 | Comments(0)
2012年 08月 10日

BMW R12 試乗

車検を通し終えたBMW R12。
3速の入りが悪かったシフトゲージ修正、キャブ調整などなんやかんや調整し、卒業生K野君を引き連100Kmの試走です。

・・・・3ジェットのサム(キャブレーター)に少々問題ありか?
詳しくは繪呂軍団作戦指令本部で。
そのうちアップするでしょう。

a0248662_18344956.jpg

a0248662_1835487.jpg









トリニティースクールでは生徒募集しています。
学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。


わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村

by sgf1906 | 2012-08-10 18:37 | その他 | Comments(0)
2012年 08月 03日

BMW R12 蘇生する

遂に BMW R12 が車検を取得。
しかしながら、こんな物を通してしまって良いのだろうか・・・

a0248662_17322426.jpg

という事で早速、試乗させてもらう。

同じサイドバルブツインながらもワタクシのVLと随分フィーリングの違いに驚く。
大きなクランクマスでアクセルを開けた後ワンテンポ遅れて、クランクがゴロゴロと回っていくハーレーVLDに対し、BMW R12はアクセルに対し素直にエンジンが回っていきスムーズで扱いやすい。
Hパターンのハンドシフトチェンジも慣れてしまえば扱いやすそう。
テレスコ&プレスフレームも思いのほかカッチリしている。
戦闘機を連想させる排気音とこの見栄えとは裏腹に扱いやすいバイクになりました。
この辺はさすがE本氏ということでしょう。

という訳で、SCC izm からパクッた動画をどうぞ。


1941 BMW R12



1935 HARLEY VLD



1942 NORTON 16H





トリニティースクールでは生徒募集しています。
学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。


わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村

by sgf1906 | 2012-08-03 18:26 | その他 | Comments(3)
2012年 07月 28日

1935VLD1200 Debut

レストアレポートをしているワタクシのハーレーダビットソンVLD1200。
レポートはまだ終わってませんが、最高気温35度少々熱中症になりながらも車検を取ってきました。

a0248662_1314265.jpg

myガレージの前でパシリ。
スナックKURIのオバチャンに不意に話しかけられバイクを倒すというアクシデントがありながらも、無事車検取得。
という訳でトリニティーへ。

a0248662_1322735.jpg

偶然にも米・独・英のサイドバルブ3台。パシリ。

a0248662_1335346.jpg

随分と長い間、放置プレイをしてしまったワタクシの VLD

a0248662_134436.jpg

もうすぐ完成、E本氏の BMW R12

a0248662_1341610.jpg

トリニティーの戦前ブームはコイツから始まったI田氏の NORTON 16H

サイドバルブツーリングを決行できる日も近いです。
まだまだ問題点もなんやかんやありますが、その辺のまたレポートしていきます。



トリニティースクールでは生徒募集しています。
学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。


わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村

by sgf1906 | 2012-07-28 01:52 | 1935VLD1200 | Comments(0)
2012年 04月 25日

1954KH エンジン始動

ケツカッチンのハーレー・KHのK平さん。
最後の追い込みです。

a0248662_382524.jpg

配線を引き直し。
とはいえ、マグネトー点火、ウィンカー無しなので非常に簡単。

a0248662_313958.jpg

無事エンジン始動!
感動の一瞬です。
というものの、エンジン回りは何もやってません。点火時期を合わしたぐらいで・・・
その分、車体回りはシッカリやりました。

a0248662_3202647.jpg

紆余曲折なんやかんやありましたが、とりえずホッとしました。
K平さん、お疲れ様です。Tシャツ有難うございました。

エゴおっちゃんの気になるお店 EGOGE




トリニティースクールでは生徒募集しています。
学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。


わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村

by sgf1906 | 2012-04-25 03:51 | 1954KH883 | Comments(0)
2012年 04月 11日

1954KH どんどん組付け2

ハーレー・KH、昨日の続きです。

a0248662_1363855.jpg

クラッチスプリング取り付け長の調整をします。
プレッシャープレートの外の面と、スプリングカップの距離が7mmになるよう(6本のスプリングが同じ距離)調整します。
クラッチを切ったときにリリースディスクが均等に開くようにします。

a0248662_283552.jpg

a0248662_285339.jpg

Kモデルと70年までのアイアンスポーツはスプロケットカバーにクラッチリリースレバーが付いています。
スプロケットカバーに螺旋状のスプラインが切ってあり、クラッチワイヤーを引くとクラッチリリースレバー回転しながらスライドしクラッチプッシュロッドを押します。
アルミのスプロケットカバーにスプラインが切ってある為ここにガタがあるものが多いです。

a0248662_2215253.jpg

スイングアームを長いものに交換した為、元々付いていたブレーキロッドが短くて使えません。
67年以降の長いものに交換しました。もちろんドライブチェーンも。

a0248662_225334.jpg

オイルタンク内部が錆びていたので灯油&ナットを入れてシェイキング。
オイルタンクが錆びていることは少ないのですが・・・。
アイアンのものとマウント方法が違う、KHのオイルタンクを探すのは大変そうなので、とりあえず花咲かG(タンク錆び取り剤)をぶち込みました。

とまぁこんな感じで、続きはまた次回。



トリニティースクールでは生徒募集しています。
学校見学は常時受け付けています。お気軽にご来校ください。
詳しくはトリニティースクールHPまで。


わたくしのブログを御覧になっておる皆様、何時も有難うございます。
ブログランキングに参加してるので、クリック宜しくお願いします。
にほんブログ村 バイクブログ ハーレーダビッドソンへ
にほんブログ村

by sgf1906 | 2012-04-11 02:35 | 1954KH883 | Comments(0)