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2014年 03月 26日

1975XLH1000 キックスターター

エレクトリックスターターオンリーだった、O山さんのアイアンスポーツにキックスターターKITを組みます。
毎回、なんやかんや苦労するキックスターターキット今回はどうなることか。

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エンジンケース・プライマリー側とスプロケットカバーで軸受けするアイアンの長いキックシャフト。
いつもここの芯がでず四苦八苦するのですが今回は問題なし。
軸を支える変な形のワッシャーが付きます。

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クランクギアとラチェットギアを仮組みしアライメントチェック。
コイツも問題なし。今回はよい感じ。

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コイツにはクラッチシェルにスターターラチェットが付いていなかったので取り付けます。

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スターターラチェットとクラッチシェルの中心がでていなければいけません。
スターターラチェットの穴の距離を計り、クラッチシェルにセンター位置決め軸を付け、スターターラチェットの穴位置を決めます。

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ドリルでスターターラチェットのリベット穴を開け、二人掛りでリベットを打ち込みます。

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仮組み。
接ったり、引きずることなく問題なし。今回は苦労少なくいきました。





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奈良 純

by sgf1906 | 2014-03-26 11:12 | 1975XLH1000 | Comments(0)
2014年 01月 12日

1968XLCH900 キックスターター周り

今日はO仲君アイアンスポーツ・キックスターター周りのお話。

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まずはキックシャフトブッシュ。
クランクケース側、スプロケットカバー側共に、STDサイズのブッシュは手スポで入ってしまいました。
もちろんケース側カバー側共にブッシュホールは楕円になっています・・・。
アジャスタブルリーマーで真円加工しました。(この辺は写真取り忘れ)

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真円拡大したブッシュホールに合わせブッシュ製作。
ケースを良く暖め、専用工具で圧入。

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スプロケットカバーを合わせた状態で擦り合わせをして、キックシャフトブッシュはO.K

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で、こちらはラチェットギアブッシュ。
73年以前のブッシュにスプリング、カラーの受けがあるタイプです。
以前にもお話しましたが、このこのブッシュの受けであるクラッチスプロケットカラーはエンジン回転中常に回っているので、ラチェットギアブッシュは磨耗しているものが多いです。
ここのブッシュが減るとラチェットギアと、スターターラチェットの噛み合いが悪くなり、ギア抜けの原因になります。
もちろんこの車両もガタがあったので新品ブッシュに交換するのですが、クラッチスプロケットカラーに対してブッシュ内径が0.39mmも小さい・・・。

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専用生爪を製作し、内径ボーリングします。

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ボーリング後、圧入。
少々ラッピングして完成です。


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ちなみに、クラッチスプロケットカラーは年式によって長さが違います。 
1957~1970年 1.047”
1971~1979年 1.153”
クラッチの仕組みが変わりますから。

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仮組みして、動作チェック。
問題なく、次回はプライマリー周りを組み付けます。





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奈良 純

by sgf1906 | 2014-01-12 00:31 | 1968XLCH900 | Comments(0)
2014年 01月 08日

1968XLCH900 スタータークラッチギアブッシュ

Vintage motorcycle study 略してVMS 授業開始2日目。
トリニティー・ハーレークラスから持ってきた、慣れ親しんだ作業机、ツールボード、工具たちのせいかすっか落ち着く空間になりました。授業風景写真も殆ど代わり映え無く。

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という訳で今日はF井さんのアイアンスポーツ・キックスターターラチェットギアブッシュのお話。

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スターターラチェットギアはキックスターター時にクラッチスプロケットスペーサー上を回転するのと共に、エンジン回転時はクラッチハブとクラッチスプロケットベアリング(クラッチシェルベアリング)と連動したクラッチギアスプロケットスペーサーは回り続ける為、手動部のスターターラチェットギアブッシュにガタがきているものは多いです。

F井さんのL73年以降のラチェットギアがついていましたが、機能として問題ないのでそのまま使います。

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写真上が57年~E73年のラチェットギア&ブッシュ。写真下がL73年~79年のもの。
クラッチスプロケットカラーの受け部とスプリングの引っ掛け溝がブッシュで作られているものが57年~E73年、ギア自体にあるものがL73年~79年。

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今回使ったブッシュはイースタンパーツ製。
外径がギア内径に対して0.34mmも大きい・・・。
両センターで押して芯を出し、旋盤で切削。嵌め代0.05mmをとり、ブッシュ外径を38.85mmに。

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少々ラッピングし、完成。

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スタータークランクギア、クラッチギア、クラッチハブを仮組みし、作動チェック。
問題無しってことで今日はこれまで。




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奈良 純

by sgf1906 | 2014-01-08 01:48 | 1965XLCH900 | Comments(0)
2013年 08月 27日

1939EL1000 キックギアボックス

今日はW辺さんのナックルヘッド、キックギアボックス回りのお話。

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クラックが入っていたキックカバー。
パン以降のものと比べ、ブッシュ圧入部分の肉厚が薄いのでクラックが入ってるものが多いようです。
原因はやはり、ブッシュとシャフトのガタでしょう。

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ナックルのアームとシャフトが一体式になってるキックアームシャフト。
目で見て解るようにシャフト部分が樽状になっています。シャフトがこれではブッシュを交換したところでガタはおさまりません。
この様なキックアームシャフトでエイエイとキックをしていれば、そのうちクラックが入ると言う事ですね。

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と言う訳でクラックが入ったキックカバー、樽状になったキックシャフトを直すのはお金も時間もかかるので、カバーはパン時代の良品、キックアームは社外品のものに交換です。キックブッシュは入れなおします。

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専用工具を使いブッシュを圧入。

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左右のブッシュを入れリーミング。

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ホーニングした後にオイルシールを入れます。

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ガタ無くスムーズ動きになりました。


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お次はスターターギア。
元々付いていたギアはスターターギア(写真左)ラチェットギア(写真右)とのにやられています。

キックアームを踏みスタータークランクが回転するとスターターギアとラチェットギアは噛み合います。
ラチェットギアはトランスミッションのメインシャフトと連動しているのでエンジンをクランキングします。
その時、スターターギアブッシュにガタがあるとラチェットギアとの噛み合いが悪くなり、ギア抜けの原因になります。

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このギアもスターターギアブッシュがガタガタでしたので、ギアが思いっきり減っています。
キックシャフトブッシュのガタも手伝い、スターターギアもやられています。

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コチラもギア交換。
しかしながら、新品なのにスターターギアブッシュにガタが・・・ブッシュも交換します。

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ちなみにコイツが外したブッシュ。中古のようなブッシュが付いていました・・・。

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で新たなブッシュの先端をテーパー状に加工しておきます。
スターターギアとラチェットギアが噛み合う時に“案内”になります。

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スターターギアに圧入しリーミング&ホーニング。

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ガタ無くスムーズなものになりました。

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という訳でキックギア回り完成。

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おまけでフィラーボルトのお話。
ナックル・パンのものに付いているフィラーボルト。ここのネジ部がやられているものが多いようです。
ここはギアオイルの注入口なので大きなネジ穴が開いており、その為大きなボルトが使われています。
それを勘違いをし、オーバートルクで締めこんでしまうことが多いようです。
ここはキュット締まっているだけでよいです。(この車両のものもネジ修正をしました。)

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ショベル時代のフィラープラグはアルミ製で締めずらいマイナスになっています。
一応、進化しているのですね。(笑)

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by sgf1906 | 2013-08-27 02:08 | 1939EL1000 | Comments(0)
2013年 05月 23日

1968XLH900 キックスターターラチェットギアブッシュ

卒業間近のS竹さんのアイアンスポーツ。
キックギアの抜けが気になるのでチェックしようという事で、プリマリー分解。

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スタータークランクギアが回転すると、カムプレートに押さえつけられていた、スターターラチェットギアはスプリングに押され、クラッチハウジングの裏に付いているスターターラチェットと噛み合い、エンジンをクランキングします。
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スターターラチェットギアに付いているブッシュが、案内になりスターターラチェットに垂直にかみ合います。

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しかしながら、そのブッシュの“案内”部分が引っかかり、ギアの噛みが悪かったようです。
(引っかかったような傷があります。)

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先端をテーパー加工し入りやすくしたやりました。
無事キックギアの抜けは解消しました。

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by sgf1906 | 2013-05-23 00:58 | 1968XLH900 | Comments(3)
2013年 04月 24日

1976FX1200 トランスミッション組み立て(キック編)

今日はショベル・ビッグツインのキックスターターのお話。

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まずはキックカバー側から。
折れてしまっていたキックシャフト交換。今回使ったのはJIMS製。

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このJIMS製のキックシャフトは元々入っていたシャフトよりもシャフト径が大きい為、入っていたキックブッシュをリーミング&ホーニング。

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しかしここで1つ問題が。
キックシャフトのでっぷりが悪く、スタータークランクギアを組むとギアがケースにあたり回ってくれません。

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キックシャフトを少々削り、問題解決。

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スタータークランクギアのストッパーが写真の位置の時にキックアームが上に向く様に組みます。
これでキックカバー側は終わり。

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で、ギアボックス側。
スターターギアのブッシュ交換。ここにガタがあるとギア抜けの原因になります。

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圧入後リーミング&ホーニング。

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スターターギア、ラチェットギアを組みます。

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しかしながら、またここで問題。スターターギアの動きが悪いです。

スターターギアはスタータークランクに付いているカムプレートにより制御されています。
カムプレートに押されてる時はクラッチギアとスターターギアは離れメインシャフトはフリーに回ります。
スタータークランクが回るとカムプレートに押されなくなったスターターギアはスプリングに押されクラッチギアとスターターギアが噛み合い、スタータークランクギアがメインシャフトを回しエンジンがクランキングします。

スターターギア移動を制御しているカムプレートの爪の位置が問題なわけです。

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スタータークランクのカムプレートが無い位置の時にクラッチギアとスターターギアが噛み合う。
(キックスタート時、スタータークランクが回った状態)

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スタータークランクのカムプレートにスターターギアが押されているときはフリー。
リターンスプリングでスタータークランクが元の位置に戻った状態)

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メインシャフトとキックシャフトを新品に交換した為、スターターギアとスタータークランクの位置関係が変わり、スタータークランクが、ギアボックス側に行き過ぎ、カムプレートの爪がちゃんとスタータギアを戻してくれません。

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スタータークランクギアの側面を1mm程度削り問題解消。
スタータークランクギアの位置が奥にいってしまうとスターターギアの戻りが悪くなる。
スタータークランクギアの位置が手前に行き過ぎるとスターターギアとクラッチギアが干渉してしまう。
なかなか微妙です。
カムプレートの爪部分がやられているものは、ここの位置を関係が悪いのかも知れません。

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ともあれ、これトランスミッション完成です。


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by sgf1906 | 2013-04-24 02:25 | 1976FX1200 CHOPPER | Comments(0)
2013年 01月 31日

1960VELOCETTE VIPER キックギア

今日もベロセット・バイパーのキックスターターラチェットギアの話。
昨日の続きです。

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新品のラチェットギアに交換。
新しいものと比べると、元々付いていたギアは減っています。
ギア抜けの原因はコイツでしょう。

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しかしながら問題が2つ。

スラストピンが入る穴が小さく、スラストピンの動きが渋い。
レイシャフトの軸受けになっているキックブッシュの位置を固定するスラストピン。ここはスムーズに動かなければいけません。
焼きが入っている為、ダイヤモンドヤスリで地道に削り解消。

ラチェットギアの外径が大きくキックスターターハウジングに入らない。
元々入っていたギアと比べると、0.2mmほど大きい。

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先ほども述べた通り、レイシャフトの軸受けにもなっているので芯が出ていなければなりません。
両センターで旋盤に銜え、芯を出した上で削ります。

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なんやかんやありましたが、これで思い切ってキックできます。

本当ベロの構造は面白いです。(こちらもどうぞ




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by sgf1906 | 2013-01-31 03:22 | 1960 VELOCETTE VIPER | Comments(0)