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2017年 05月 31日

1973XLCH1000 タイミングギア回り


今日はKさんのアイアンスポーツ、タイミングギア周りのお話。

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もともと入っていたカムギアは虫食いが多くギアもやられていたので、アンドリュース製PBカムに交換。

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クラックが入っていて、溶接困難、溶接後も加工が必要だったカムカバーはNOSのカムカバーが手に入ったのでこちらを使います。


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NOSのカムカバーを手に取るのは初めてで、メーカーがカムシャフトとカムブッシュのクリアランスをどれぐらい取っているか興味津々。
というのは、マニュアルに表記されているカムシャフトブッシュとシャフトとのクリアランスは.0005”~.002”(0.0127mm~0.0508mm)で、6つのギアからなるギアたちを0.01mm台のクリアランスで組もうともうと至難の業なのです。
計測し納得の数値でありました。


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ケース側のカムベリング交換し、カムシャフトを一個づつ取り付けスラスト量チェックし、シム調整。
既製品では0.12mm、0.177mm、0.38mmのシムがありますが、3種類のシムで調整できない場合がありますので、0.5mm、0.6mm、0.7mmと厚いシムを作ってあります。
シム調整し4つとも0.1mm程度のスラスト量に。


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ピニオンシャフトベアリングレースをラッピングするため、スプロケットシャフトベアリング(ドライブ側クランクシャフトベアリング)をとりつけ。
計測し、クランクケースとベアリングレースのハメ代は問題なし。
特殊工具で圧入しベアリングのスラスト量チェック。



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両クランクケースをあわせ、ピニオンシャフトベアリングレースラッピングし真円加工。



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.0004”オーバーサイズ(4.772mm)のローラーを入れクリアランス0.03mmに。

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4つのカムギア・ピニオンギア・アイドラギアを入れクルクルチェック。
さすが、NOSカバーさん加工ごと無しでクルクルO.Kでタイミングギア回りの作業終わりです。






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by sgf1906 | 2017-05-31 09:09 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2017年 04月 20日

1968BSA A65 カムシャフトブッシュ・アイドラギアシャフトブッシュ

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今日はTさんのBSA A65 タイミングギア周りのお話。
BSA A65カムシャフトブッシュはタイミングケース側2個、ドライブケース側1個の3連で組まれています。
タイミング側はシャフトに対し0.08mm~0.1mm、ドライブ側はシャフトに対し0.27mm~0.17mmとブッシュ交換。
またタイミングギアブッシュはシャフトに対し0.08mm~0.09mmとせっかくなので交換。


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まずカムブッシュ側から
ドライブ、タイミング側ともに専用に作った工具を使い抜き取り。
それぞれケース側ブッシュホールをそれぞれ計測。


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2連で入っているタイミング側のカムブッシュ
トライアンフの社外パーツのカムブッシュと違いBSAのものは寸法が良いので、リプロのブッシュを使います。
まず外径をケース側にあわせ加工。適正嵌め代にして、ブッシュ圧入。



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ドライブ側のブッシュ
リプロブッシュにはオイル穴が開いていませんので位置をあわせオイル穴加工しケースに圧入。



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専用リーマーを使い両ケースを合わせラインリーミング。
しかしながらリーマーを通してもカムシャフトの動きが渋い。
リーマーは元開いている穴にならい穴を拡大していくものなので、BSAやトラのようにカムシャフトの軸受けの距離が長いものは多少の芯ずれでも左右のカムブッシュの芯が合いずらいです。

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専用ラッピングロッドをつくり、コンパウンドを使いラッピング。


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カムシャフトをいれスルスルに。



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ここからはアイドラギアブッシュ。
こちらもブッシュ交換しシャフトの動きが渋い
リーマー真直ぐ案内冶具をつくりケース側とインナーカバーをあわせラインリーミング。
リーマーはアイアン用のものがピッタリさんでありました。



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インナーカバーガスケットを付けスラスト量チェック。


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新ブッシュの鍔部分の厚みあがあり、スラストが無い。
鍔部分を研磨しスラスト量0.3mmに。


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アイドラギアとカムギアを取り付け回りっぷりチェック。
一部渋い部分がありましたので、金属磨き粉をつけ少々すり合わせ。
クランクピニオンギアをつけ回りっぷりチェックし問題なしで、タイミングギア周りの作業O.Kです。








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by sgf1906 | 2017-04-20 13:19 | 1968BSA A65 | Comments(0)
2016年 11月 12日

1958陸王RTⅡ カムギア・カムブッシュ

今日は修理依頼でお預かり中の陸王RT-Ⅱのカムギア周りのお話。

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まずはカムギアシャフト計測。
シャフト、カム、ギアなど磨耗少なく問題なし。
カムギアブッシュはケース側#3、#4ブッシュがシャフトに対し0.08mm~0.09mmとガタがきているので交換。特に#3カムブッシュの鍔部分は随分と減っています。その原因は後に。
ほかのブッシュはそれぞれ0.04mm~0.05mmのクリアランスでそのまま。



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ブッシュの鍔部分が随分減っていた#3カム。
圧入されているカムシャフトが手スポで抜けてしまっています。
こいつはカムギア圧入部をハードクローム&研磨し改めて圧入します。



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ガタが多かったクランクケース側#3、#4カムブッシュ抜き取り、計測。
ケース側、シャフト側に合うようにブッシュ製作。


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専用で作ったバイトを使いオイル溝加工。

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ダウエルピン加工し圧入。


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ハードクローム&研磨が終わったカムシャフトをカムギアに圧入。
しっかり嵌め代をとっているので問題ないと思われるが、一応周り止めピンを製作し取り付け。

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心配だったので、カムギア取り付け後、芯チェック。
ギア側、シャフト側ともに問題なし。


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ブッシュ取り付け後、専用ロッドでラッピング。
カムシャフトのサイズは私が所有しているVLと同じサイズなのでVL用のラップロッドが使えました。
ラッピング後カムシャフトを入れてスルスルチェックしO.K。


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測るまでもなくガタガタだったアイドラギアブッシュもシャフトにあわせ製作。
オイル溝加工し圧入。

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ホーニングしクリアランス調整し取り付け。
ガタなくスルスル。

というわけで今日はこの辺で。



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by sgf1906 | 2016-11-12 22:59 | 1958陸王RTⅡ | Comments(0)
2016年 05月 08日

1965TRUMPH TR6 タイミングギア周り

今日はEさんのトライアンフ・タイミングギア周りのお話。

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ガタがあったカムブッシュはクランクケース、カムシャフトにあわせ単品製作。
インターメディエイトホイールスピンドルは段つきに減っていましたので、交換。
ケース側ホールにあわせオーバーサイズのスピンドルを加工し使います。


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まずはカムブッシュ製作。
アルミ青銅で製作。それぞれ圧入しやすいように段付の"案内”部分を作っておきます。


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ケース側のオイル穴位置にあわせ、オイル穴を開け位置あわせし圧入。
タイミングサイドは圧入工具を使い圧入。
ドライブサイドはあまり好きじゃない叩き入れで、このとき真っ直ぐ入っていくように、先ほどの“案内”部分があると入れやすい。


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圧入後、専用リーマーを使い、ラインリーミング。
さすがアルミ青銅さん、リーマーを通しただけでは、カムシャフトの動きが渋い。
以前に作ったラッピングロッドを使いラッピングし、カムシャフトがスルスル回るように。


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カムシャフトのスラスト計測。
EX側は0.1mmでよいのだが、IN側は0.02mm程度で少なすぎ。
カムシャフトの鍔部分を切削し0.1mm程度に。


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インターメディエイトホイールスピンドルはオーバーサイズのものを、以前作った専用生爪に銜え、芯だしし切削。ケース側に十分な嵌め代にして圧入。
カムギア周りを組み付け、ギアの回りっぷりチェック。渋くなるところなど無く問題なし。
というわけでタイミングギア周りの作業終わりです。





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by sgf1906 | 2016-05-08 22:26 | 1965TRUMPH TR6 | Comments(0)
2016年 03月 19日

1943WLC750 カムブッシュ製作


今日はHさんのWLC、カムブッシュ製作のお話。

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ケース側のブッシュはすべて交換。
カバー側は3つのギア(ピニオンギア・#1ギア・#3ギア)と連結する#2カムギアブッシュはあまりクリアランスを詰め過ぎると動きが悪くなります。シャフトに対してのクリアランスは0.05mmだったのでそのまま使います。

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工具類製作。

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カムカバーのプレート冶具
アイアンスポーツとカムブッシュのレイアウトが同じなので、ねじ穴を加工し使います。


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ブッシュ抜き取り。


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それぞれ計測。
ブッシュホールは傷、変形などほぼ無く良好。


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カムブッシュ製作。
それぞれケース側のブッシュホール径に合わせ+圧入代で外径を決め、圧入し縮む分も考慮し、シャフト+クリアランスで内径を決め製作。
ケース側は専用ハイスを使いオイル溝加工。

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カバー側ブッシュ製作。
#3・#4ブッシュはケース側ブッシュとほぼ同じサイズだが全長が違う。
残念ながら全部製作することが出来ず。。。次回#1カムブッシュ、ピニオンシャフトブッシュを製作し、オイル穴やギア逃げ部分、ダウピン穴など追加工します。

というわけで一日かけてブッシュ6個しか作れなかったという話でした。




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by sgf1906 | 2016-03-19 00:05 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 02月 04日

1947FL1200 カムブッシュ

今日はIさんのナックスヘッド・カムブッシュのお話。
先日製作したカムブッシュを圧入し調整します。

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まずは冶具を使い、ケースに開いている半円柱状のダウエルピン位置に合うように、カムブッシュにダウエルピン穴を開ける。オイル穴、オイル溝が合うようにするのです。

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で圧入冶具を使いケース側、カバー側にブッシュ圧入。
圧入っぷりはよい感じ。
ダウエルピンも入れ込む。

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カムシャフト研磨。
以前にブッシュがあたっていたところとあたっていなかったところで0.02mm減っています。(先端部が太い上体)太い部分だけ研磨しシャフト径をあわせます。(ブッシュはシャフト径の一番小さい部分の径で製作してあります)

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カムカバーとケースをあわせ、両ブッシュのラインを出します。


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トゥルトゥルに周りカム周りO.K。
次回アイドラ、サーキットブレーカーギア周り、カムギア周りの仮組みチェックです。




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2015年 12月 15日

1982TRUMPH T140ES タイミングギア周り

今日はNさんのトライアンフ、タイミングギア周りのお話。

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エレクトリックスターターモデルのトライアンフはスターターモーターから5個のを介してインターメディエイトギアを回してクランキングします。(この車両はすでにスターターモーターは外されていました。)

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スターターの力を直に受けるためか、インターメディエイトギアスピンドルのブッシュは手スポになっていました。
今回はインターメディエイトギア、タイミングカバーを普通のもの(キックスターターもの)に変更します。


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Rテックさんで芯を拾ってもらいボーリング。スピンドル穴を真円拡大。

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スピンドル、タイミングカバーは新品。スピンドルの出っぷり量とケーススピンドル穴内径計測し、スリーブ製作。


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まずはスピンドルに圧入するスリーブを外径大きめで製作。

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スリーブを圧入し、スピンドル径に合わし生爪製作。
これでスピンドルに対しスリーブが真っ直ぐに切削できます。


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でケースに圧入。圧入っぷりもよい感じ。

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カムギア仮組み。トライアンフは元々ここのギアのバッククラッシュが多めなので油断していたのですが、新品インターメディエイトギア組むと渋いところが・・・・。
EXとの組み合わせではバッククラッシュはほぼ無く渋み無く回る。
INとの組み合わせで一部渋いところが。面白いのがインターメディエイトギアの対角線上の一部分部で渋くなること(画像の白線部分)渋くなったところから、45度まわすとスルスルになり、90度まわすとまた渋くなるといった感じ。なんだか最近は新品ギアにやられることが多いな。

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というわけで、渋いのはギアの問題と判断しギアをラッピング。

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ガタ無くスルスルに。IN・EXともにバッククラッシュも少ない。
クランクシャフト側のタイミングピニオンギアをまだつけていないので、まだ安心は出来ないが今日はここまで。






連絡事項
明日12月15日はどうしても外せない用事が出来てしまったので、お休みさせて頂きます。
宜しくお願いします。







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2015年 09月 15日

1982TRUMPH T140ES カムブッシュ

今日はNさんのトライアンフ、カム周りのお話。

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カムブッシュはそれなりのガタで交換することに。
カムシャフトはドライブ側20.59mm タイミング側22.17mmでほぼ減っていないと思われる。


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ブッシュを抜き取り計測。
ケース側ブッシュホールはドライブ側、タイミング側ともに変形、楕円無く良好。


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でブッシュ製作。
外径はケースに対し嵌め代0.03mm~0.04mm。
内径は圧入して縮む分も考慮し、シャフトに対し+0.05mm程度に。
タイミング側ブッシュの鍔部分は少々厚めにしておき、後でスラスト調整します。

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タイミング側ブッシュのオイル穴は、ケース側のオイル穴を実測し位置決めし穴あけ。

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カムシャフトを仮組みしてスラスト量計測。
ブッシュ鍔部分を切削しスラスト量は0.2mmに。


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ケースを暖めブッシュ圧入。
シャフトとブッシュのガタは絶妙。


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カムシャフトを入れ左右両ケースを合わせ、カムシャフトの回りっぷりをチェック。
渋いながらも回る程度。
これならラインりーミングする必要無しと判断し、ブッシュに磨き粉を付け擦り合わせ。
渋みが無くなったところで、オイルをつけ回す。ガタ無くトゥルトゥルに回ります。
最後にホーニングして終了。
今回のケース状態が良く左右カムブッシュ位置のラインが出ていたのでしょう。おかげでスムーズに作業がおわりました。






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by sgf1906 | 2015-09-15 02:51 | 1982TRUMPH T140ES | Comments(0)
2015年 03月 10日

1938 INDIAN CHIEF カムブッシュ

今日はMさんのインディアン・チーフカムブッシュのお話。
カムシャフトに対し、0.1mm程度のガタがあった、クランクケース側のF・Rのカムブッシュ、カムカバーのFカムブッシュを交換します。

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カムブッシュ抜き取り語、クランクケース側、カムカバー側それぞれ計測。
楕円や傷無く良好。

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カムシャフトは大分痛んでいたので交換。
カムシャフトだけでパーツが出るのがすばらしい!この新品シャフトに合わせクリアランス調整します。

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まずはクランクケース側のカムブッシュ。
.005”オーバーサイズのブッシュを使います。

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まずはクランクケース側ブッシュホール径にあわせ外径切削。
クランクケース側ブッシュホール径+ハメ代分のサイズにします。

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カムブッシュ鍔、カムフォロアーの“逃げ”部分を削る。

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オイル通路をあわせ圧入。

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カムカバー側はブッシュ加工なしで問題なく圧入。
この時点でブッシュとシャフトのクリアランスは良いのですが、ケースとカムカバーを組んだ状態でと、カムシャフトが通らない・・・。

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という訳で冶具をつくりラインリーミング。
インディアンのカムシャフトは段つきになっていた、ケース側、カバー側でサイズが違います。(ついでにフロントとリアでもサイズが違う)
特にリア側はケース側とカバー側の差異が0.15mm(片肉0.075mm)で冶具を作るのに苦労しました。


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ラインリーミング後、カムシャフトは通るようになりましたが、少々動きが渋い・・・。
こちらもフロント用、リア用それぞれラップロッドを製作し少々ラッピング。

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ガタ無く、オイルをつけヌタリと動くようになりました。
カム周り作業、第一段階終了です。





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奈良 純

by sgf1906 | 2015-03-10 02:50 | 1938 INDIAN CHIEF | Comments(0)
2015年 02月 22日

1980XLH1000 カムブッシュその2

今日はIさんのアイアンスポーツ、カムブッシュの続き。
前回カムブッシュを入れ終え、今回はリーミング加工。

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ピニオンシャフトブッシュはシャフト径に合わし、予め内径加工。

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使うカムシャフトはアンドリュースPBカム

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ピニオンシャフトの径に合わせたリーマー、冶具をつくりクランクケースのピニオンベアリングホールを軸にしてリーミング。

問題なのは、70年代のタイミングカバーにはダウエルピンが一つしかなく、カムカバースクリューの閉め方で位置関係が変わってしまいいます。
#4カム側(フロントエキゾースト側)に一つあるだけなので閉め方により、#1カム(リアエキゾースト側)では随分ズレてしまいます。
今回のようにすべてカムブッシュを交換する場合、位置決めが非常に大変です。

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ピニオンブッシュ・#1カムブッシュにリーマーが通る位置にしておきカムカバーを固定しそれぞれリーミング。


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リーミング後カムブッシュを計測するとクリアランス0.015mm~0.02mm程度。
しかしながら4つのカムを組むと一部分で引っ掛かり、#4カムを抜くとスムーズに回る。
新品カムギアを使ってることもありギアがぴったりで少々帳尻が合わない。


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それぞれブッシュホーニングしてクリアランス0.03mm~0.04mm程度に
これでちゃんと回るようになりました。






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by sgf1906 | 2015-02-22 09:09 | 1980XLH1000 | Comments(0)