Vintage motorcycle study

studious1.exblog.jp
ブログトップ

タグ:オーバーホール ( 89 ) タグの人気記事


2018年 01月 21日

1958陸王RTⅡエンジン始動

a0248662_992569.jpg

陸王
RT-Ⅱさんのオイルラインです。
WLと違いシート下にオイルタンクがつき、フィード側リターン側ともにタイミングギアボックス下のオイルポンプと繋がるため、なかなかスペースが少なく苦労。
一旦元々付いていたオイルラインを取り付けオイル回し。
リターン側オイルラインはフットボードサイドバーに干渉し、取り付け部のフレア部分が傾きオイル漏れ。フットボードサイドバーはフロントエキパイのマウントも兼ねているので、位置は変えられませんので、オイルラインを見直し。


a0248662_9104931.jpg
a0248662_9114556.jpg
a0248662_9121579.jpg
a0248662_9124198.jpg


オイルパイプ差込部が垂直になるようにしつつ、R部分を加工し干渉しないようして、ホースを連結。
オーナーさんからリクエストがあったオイルコックはエキパイを付けると、ON/OFFが出来なくなるので断念。
リターンオイルラインがフットボードサイドバーに干渉しないように。
フロントエキパイがオイルポンプ・フィード側オイルラインに干渉しないように。
フィード側オイルラインがクラッチワイヤーに干渉しないように。




あっけなくエンジン始動。



a0248662_9143931.jpg
a0248662_915189.jpg
a0248662_9152619.jpg

a0248662_9111513.jpg


軽く試乗。
問題点が2つ。
フィード側のオイルラインのオイル漏れ・・・こいつはまた、フレア部の修正が必要。
はじめは問題なかったクラッチはどんどん切れが悪くなる・・・試乗前清掃だけしたクラッチ回りは色々と考えることが必要です。





レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2018-01-21 09:17 | 1958陸王RTⅡ | Comments(0)
2018年 01月 19日

1976FXE1200 シリンダーヘッド(バルブガイド)

a0248662_947318.jpg

a0248662_9482198.jpg
a0248662_9484837.jpg
a0248662_949865.jpg

今日はHさんのショベルヘッド、バルブガイド周りのお話。
ガタがあり抜き取った純正鋳鉄ガイド、リアエキゾースト側は入れた時のものか、抜いた時のものか、アルミが齧った跡があります。
幸いにホーニング程度で傷は消え、ヘッド側ガイドホールの楕円も無く問題無し。
インテーク側は.001o.s エキゾースト側は.002o.sのガイドを外径調整して使います。



a0248662_951103.jpg
a0248662_9512897.jpg

a0248662_9514535.jpg


ガイドを入れる前に両ヘッド面研
ナメてしまっていたエキパイマウント部のネジ穴を垂直だしヘリサート加工。


a0248662_9495161.jpg
a0248662_950751.jpg
a0248662_9502621.jpg
a0248662_9504255.jpg

バルブガイド加工
使うバルブガイドはKPMI製のアルミ青銅ガイド
粘り硬いアルミ青銅のガイドはヘッドに圧入前に内径を前加工。また、外輪をヘッド側ホールに合わせ+ハメ代分のサイズまで研磨。






a0248662_9543456.jpg
a0248662_9545176.jpg

a0248662_9551055.jpg
a0248662_9552990.jpg
a0248662_9554982.jpg


ヘッドをよく温め垂直治具を使いバルブガイド圧入。
圧入後、ハメ代分縮んだ内径を.001mm刻みのリーマーで内径拡大して、使うバルブステム径に対し適正クリアランスにします。
粘り硬いアルミ青銅ガイドですので、リーマーが通っても切れきれて無い場合がありますので計測しながらの作業です








レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純


by sgf1906 | 2018-01-19 12:42 | 1976FXE1200 | Comments(0)
2018年 01月 13日

1958陸王RTⅡクラッチ・オイルタンク・点火時期 

今日は随分書いていなかった、陸王RTⅡの進行状況をお知らせ

a0248662_056019.jpg

a0248662_0561441.jpg

a0248662_0562674.jpg

エンジン周りの組みつけが終わり、プライマリー周り組み付け。
インナープライマリーを取り付け、プライマリーチェーン取り付け調整。
トルク管理しエンジンスプロケットナット締め付け。


a0248662_0563627.jpg
a0248662_0565186.jpg
a0248662_057264.jpg
a0248662_057916.jpg
a0248662_0572144.jpg
a0248662_0573148.jpg
a0248662_0574059.jpg

a0248662_0574981.jpg

今回はミッションは手をつけておらず。
クラッチは切れが悪かったということでチェック。
陸王RTⅡさんのクラッチは引っ張りスプリングがクラッチハブから伸びていて、プレッシャープレートにピンで引っ掛け、クラッチプレートに圧をかけています。
引っ張りスプリングなので、スプリング圧調整が出来ませんので、フリクッションプレートの厚みが薄くなっていくと滑りやすくなるでしょうね。
また、クラッチプッシュロッドのシール部分がフェルトでシーリングされているため、ミッション側からオイル漏れしクラッチの切れが悪くなると思われます。実際この車両も、クラッチにオイルが染みクラッチの切れが悪かったようです。今回はこのまま組み、オイル漏れが酷ければ対策します。
クラッチ周りの清掃し組み付け、プッシュロッドアジャスターで調整し、ケーブル側で遊びの微調整。
クラッチの切れは問題ないです。






a0248662_057597.jpg
a0248662_058912.jpg
a0248662_0581942.jpg


アウタープライマリーカバーは一部クランクケースと干渉しているところがあったので、マウントスペーサーを製作し取り付け。





a0248662_0584457.jpg
a0248662_0585759.jpg
a0248662_059849.jpg

a0248662_0592289.jpg

オイルラインを繋ぐ前にオイルタンクを取り外し清掃。
せっかくエンジンをオーバーホールして、オイルタンクにスラッジが溜まっていたら如何し様も無いです。
オイルタンクを取り外すため、クラッチアームも取り外しベアリング清掃。
やはり随分とスラッジが溜まっていました。





a0248662_059371.jpg
a0248662_0595079.jpg
a0248662_10619.jpg

a0248662_145358.jpg

a0248662_102397.jpg

でこのオイルタンクは後ろ側2点、前側4点でフレームにマウントされています。
でオイルタンクのマウント目ネジ2点はねじ山がナメていたので、ヘリサート加工。
また、サイドカバーのねじ山もヘリサート加工。







a0248662_151062.jpg
a0248662_152065.jpg
a0248662_153354.jpg
a0248662_154998.jpg
a0248662_275766.jpg


点火時期調整。
陸王さんはWLと違い、タイミングマークが進角位置では無く、上死点位置に印があります。
ということは、上死点位置が遅角位置でのタイミング位置として、ガバナーが閉じた位置で点火タイミングを合わせてみます。
試しにWL進角位置、上死点前30度位置で、ガバナーが開ききった状態で合わせてみると遅角時とのズレができます・・・。
陸王さんはRT2から自動進角になったようで、ほかのメーカーの車両もそうですが、遠心ガバナーはなかなか曖昧なもので、進角位置と遅角位置がしっかり出るものが少ないです。いっそのこと手動進角のほうがしっかり出やすいです。
ともあれ、一旦これでエンジンをかけてみて状況を見てみます。









レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2018-01-13 02:26 | 1958陸王RTⅡ | Comments(0)
2017年 12月 02日

1940WL750 エンジン分解作業まとめ

a0248662_8424574.jpg

a0248662_8425866.jpg
a0248662_843857.jpg

a0248662_843216.jpg

I君のWLエンジン分解作業のまとめです。
EX側のバルブが随分沈んでタペットを削らないと圧縮がなくなり走行出来なくなっていまして・・・
分解前に圧縮比計測。
バルブの沈みが酷かったフロント側は3.8対1。まだましたっだリア側は5.2対1というところ。




a0248662_8433220.jpg
a0248662_8434287.jpg
a0248662_8435710.jpg

分解しバルブの突き出し量から考えると沈みが酷かったフロントEX側は4mm近く沈んでいるようです。
シリンダーボア計測。
内径71.50mmで入っていたピストンは71.15mmでクリアランスは0.3mmと随分大きい。
.070”オーバーサオイズでギリギリボーリングできるか・・・?もしくはスリーブ入れ替えとなります。
バルブシート打ち変えもしまければならないので、新品シリンダーを使うか検討します。
また、バルブガイドとバルブステムのクリアランスもEX側は広いとことで0.4mm以上とガタガタでありました。


a0248662_8445972.jpg
a0248662_8451053.jpg
a0248662_8452287.jpg

a0248662_8495338.jpg

クランク周りビッグエンド計測。
フロント側は0.06mmのクリアランス。リア側は0.07mm~0.08mm
クランクピンは少々虫食いがあるものの、レースはラッピングしオーバーサイズローラーでクリアランス調整出来そうです。
スプロケットシャフト、ピニオンシャフトともに無事。両クランクシャフトベアリングレースも問題なし。


a0248662_8454681.jpg
a0248662_8455726.jpg
a0248662_846813.jpg

a0248662_8462976.jpg


バルブシートか沈んでいたEX側のカムシャフトは酷くやられていますにで交換。
カムブッシュはクランクケース側は4個とも広がっていますので交換。
カムカバー側は微妙なところで、新しいカムシャフトが来たら判断することに。


a0248662_8464480.jpg
a0248662_8465437.jpg
a0248662_847686.jpg


タペットも同じくEX側のローラーがやられています。
ガイドとタペットのガタがきていますのでオーバーサイズローラーを入れます。


a0248662_8472125.jpg
a0248662_8474828.jpg

オイルポンプはフィード側は問題なし。
リターン側のボディー内壁に剥がれがあります。
リプレイスメントパーツではアルミボディーのものが出ているようですが、純正と同じ鉄ボディーのものを使いたいな・・・。








レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-12-02 09:15 | 1940WL750 | Comments(0)
2017年 11月 20日

月曜日の授業風景

1979FXS1200

a0248662_22142163.jpg

a0248662_22145295.jpg
a0248662_221533.jpg

a0248662_22151755.jpg

a0248662_22152752.jpg

a0248662_2216674.jpg

a0248662_22162576.jpg

a0248662_22164535.jpg

a0248662_2217069.jpg


S君のショベルヘッドはヘッド周りの加工。
バルブガイド圧入、リーマー加工を終わらせ、シートカット&擦り合わせ。
放置期間が長かった車両なのか、IN・EXともに虫食いが多めでありました。
45度面のをカットし虫食いを無くした状態で、30度面・60度面カットしシートのとバルブ傘面のアタリ幅をIN側は1.3mm、EX側は1.5mmに。
擦り合わせをして灯油漏れチェックし問題なし。
インナーバルブスプリングを仮組みして、アウタースプリングの取り付け長計測。
一部バルブスプリングの取り付け長を合わすためシム調整。






1940WL750

a0248662_2262188.jpg
a0248662_2263598.jpg
a0248662_2265598.jpg
a0248662_227765.jpg
a0248662_2271717.jpg
a0248662_2273046.jpg
a0248662_227451.jpg
a0248662_228195.jpg


I君のWL
分解前のコンロッドスモールエンド部の振れはフロント側(ナイフコンロッド側)は2.7mmリア側(フォークコンロッド側)は1.2mmこれはビッグエンド側では0.06mm~0.08mmのクリアランスと思われる。
というわけで、クランク分解していいきます。
まずはリターン側オイルポンプ分解。ボディー一部内壁に虫食いあり。
ケースを割り、クランク分解前に一応クランクシャフトの振れチェック。ドライブ側シャフト0.08mm、タイミング側0.04mmフライホイールが開く方向に振れています。
クランク分解しコンロッド回り計測。
コンロッドフロント側はクリアランス0.05mm~0.06mmリア側は0.06mm~0.07mm。
レースラッピングし.002”o.sのベアリングで行けそうです。










レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-11-20 22:48 | その他 | Comments(0)
2017年 11月 14日

月曜日の授業風景

1937EL1000

a0248662_8294283.jpg

a0248662_8301310.jpg

a0248662_8303038.jpg
a0248662_831335.jpg
a0248662_8312527.jpg
a0248662_8315297.jpg


1939ELオープンロッカー化は一段落し、1937ELを進めて行きます。
30年代のフレームさんのネック周りを計測し、ネックカップ外輪切削加工しフレームにネックカップ圧入。
途中で止まっていたギアボックスの組み立て開始。










1979FXS1200

a0248662_832917.jpg
a0248662_832279.jpg

a0248662_833060.jpg


S君は1964XLCHのスプロケットシールをサンダンスの良品シールに交換。
その後引き続き1979年ショベルのショベルシートカット。










1976FXE1200

a0248662_833208.jpg

a0248662_8333714.jpg

a0248662_834671.jpg
a0248662_8342512.jpg


Hさんのショベルヘッド。
クランク分解前に現状の芯の振れっぷりチェック。振れっぷりは0.05mm~0.08mm
ピニオンシャフトベアリング軸受け部は残念ながら虫食い有り。
コンロッドビッグエンドベアリング・スモールエンドブッシュ。
ピニオンシャフトベアリング・ピニオンシャフトブッシュ、カムブッシュと計測。
清掃作業し、エンジン回りの分解・計測作業終わり。









レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-11-14 08:48 | その他 | Comments(0)
2017年 11月 11日

1948WL オイルポンプ

今日はMさんのWLオイルポンプのお話


a0248662_8221283.jpg
a0248662_8222325.jpg
a0248662_8223340.jpg
a0248662_822447.jpg


フォード側、リターン側が別々になっているWLのオイルポンプ。
まずはフォード側から。
ロータータイプのフィード側はスプリングに押された爪によってエンジンクランクビッグエンド側にオイルを送ります。
またローラーバルブ内にはワンウェイのバイパスバルブがありまして、低中速時のオイル量をコントロールしています。(低回転時はバルブが開きリリーフバルブを開きづらくします。また高回転時はバルブが閉じリリーフバルブが開きやすくなる)



a0248662_8241845.jpg
a0248662_8243034.jpg
a0248662_8244021.jpg

そのリリーフバルブの取り付け長を9.5mmにしておき、トルク管理しカムカバーに仮組み、駆動である#1カムを付け回りっぷりチェックしO.K



a0248662_8245650.jpg

a0248662_825657.jpg

a0248662_8251615.jpg

a0248662_826107.jpg

お次はリターン側
ボディーの内壁は傷無く良好。
ボディーとギアの面はほぼ均一。
使うジェームス製ガスケット厚みは0.2mmで少々厚い気がするがそのまま使います。
こちらもトルク管理し取り付け後、オイルポンプギアの回りっぷりチェックし問題なし。



a0248662_8263140.jpg
a0248662_8264564.jpg
a0248662_827163.jpg
a0248662_827237.jpg

オイルポンプのブリーザーギアのタイミング合わせ。
ギアの青の印が入っているところの位置にギアが回ったときに、クランクケース側とブリーザーギアに通路が空き、クランクケース内のオイルがギアケース内に噴出。
ブリーザーギアのタイミングとピニオンシャフト側、オイルポンプウォームギアのタイミングを合わせ、調整済みのカムギア周り仮組み。




a0248662_827386.jpg
a0248662_8274874.jpg

オイルを流し、オイル流れっぷりチェックし問題なし。









レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-11-11 08:50 | WL ENGINE | Comments(0)
2017年 10月 24日

日曜日・月曜日の授業風景

1973TRIUMPH TR7RV

a0248662_23305028.jpg
a0248662_2331443.jpg
a0248662_23315548.jpg
a0248662_23321519.jpg


Yさんのトライアンフ
ギアボックスのギアの入りが悪い問題を考察。
1速ギアが移動しドライビングドックに噛むことで一速になる仕組みの5速ミッション。1速ギアのストッパー代わりと思われるサークリップに1速ギアが移動しクリップが押されることでレイシャフトが移動しギアチェンジが困難になるようだ・・・。
厚みが違うスラストワッシャーを何種類か用意しレイシャフトの位置を考えてみる。
ギアボックススプロケット・ホイールスプロケットも新品に交換しチェーンも交換。










1984 SHOVEL HEAD

a0248662_23333355.jpg

a0248662_23331843.jpg
a0248662_23335175.jpg
a0248662_2334464.jpg
a0248662_23341662.jpg



Sさんのショベルヘッド
ノーマルスプリングを切ってローダウン化していたフロントフォークはプログレッシブ製のローダウンスプリングに交換。シール周りも交換し取り付け。
フニャフニャで底付きが怖かったフロントフォークもこれでしっかりするはず。
リアホイールはベアリング交換し回りっぷりとスラストチェックし問題なし。
リムは少々振れているので調整予定。
また、分解時随分引きずっていたリアブレーキ、片押しピストンフローティングのバナナキャリパー
は、キャリパーが横方向に動くとともに、ブレーキパッドが減るとキャリパー位置も微妙に変わります。つまり、キャリパーを固定してはいけないのですが、アンカーアームをキャリパーボディーに固定されていたことでブレーキが引きずっていました。
キャリパーサポートからアンカーアームを伸ばせるように加工が必要です。













EXCELSIOR MANXMAN

a0248662_23343994.jpg
a0248662_2334522.jpg
a0248662_2335792.jpg
a0248662_23355478.jpg
a0248662_23353024.jpg


トリニティー元教頭Sさんが持ち込んだエクセルシャーマンクスマン
VMSではヘッド周りとクランク周りをやる予定であります。
バルブはそこそこやられているので交換・・・といってもパーツは出ないと思われるので製作となるでしょう。またバルブガイドも鋳鉄ヘッドに対し銅系のガイドが入っていますので、交換・単品製作。バルブの突き出し量は問題なさそうで、現物の寸法を参考に。
問題はヘッドバルブシート付近に溶接で直した跡が・・・。このあたりが微妙でバルブシートリングを入れる予定で掘って様子を見て見ます。
また、コンロッドビッグエンドはガタガタでベアリング交換が必要です。









1979FXS1200

a0248662_23361292.jpg
a0248662_23362380.jpg


Sくんのショベルヘッド
いつもはクランクバランス調整が必要なクランクは内燃機屋さんに頼んでいましたが、今回は自分でやってみようと。
日頃やらない作業はセットするにも、考えるにも時間がかかりますね。









レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-10-24 00:38 | その他 | Comments(0)
2017年 10月 21日

1958陸王RTⅡ オイルタンク・リアホイール

a0248662_21123516.jpg


今日はSさんの陸王リアホイール周りとオイルタンク周りのお話。


a0248662_2114145.jpg
a0248662_21141318.jpg

a0248662_2247931.jpg


エンジンをオーバーホールしたので、もちろんオイルタンクもリフレッシュしておきます。
オイルタンクを取るため両サイドカバーを取ります。レフトサイドカバーにはバッテリー、ライトサイドカバーにはレギュレーターが付いています。
この車両は6Vのダイナモが付いていますが、ハーレーの3ブラシのものとは違い、2ブラシのダイナモでボルテージレギュレーターが別途付いています。
ちなみにこのニューエラというレギュレーターは日本製のもので、今でも自動車電装部品を作っているようだ。
ともあれ、レギュレーターにしろイグニッションコイルにしろ電装品は当時ものが付いていまして、無事に動くことを祈るばかりであります。

a0248662_21142619.jpg
a0248662_21145552.jpg

オイルタンク抜き取り。
前側はサイドカバーがともに留めめられ4点、後ろ側はリアバンパー、バディーシートスプリングマウントと共留めで2点で留まっている。
ネジの種類がそれぞれ違い、貫通穴ではないのにシールテープが巻いてあます・・・この訳はまた後で知ることになります。



a0248662_21151941.jpg
a0248662_21153233.jpg

灯油を入れシェイク、汚れた灯油を捨て、また灯油を入れシェイクを繰り返し、灯油が透明になり鉄粉が出なくなるまで。
オイルフィルターを持たない車両ですので、大分鉄粉が出てきました。


a0248662_21161162.jpg
a0248662_21163472.jpg

a0248662_2117138.jpg

ばらばらのボルトが留まっていたオイルタンクはやはりメートリックのボルトが入っていてネジ山がやられていました。痛んだねじ山にシールテープを巻いて誤魔化していたようです。
まぁ国産バイクだからしょうがないともいえないが・・・。
ここに限らず、インチボルトとメートリックのボルトが混在し(特に車体周り)何が正解か分からなくなります・・・。
ともあれ、もともと付いていたまともなネジがインチサイズの頭だったので、インチサイズにネジを使いヘリサート加工。
面部分が無いものなのでセットに苦労しつつ穴あけヘリサート加工。5/16”-24山UNF。
ちなみにM8のピッチ1.0が5/16”UNFに近いのでこれを使っていたのでしょう。
というわけでオイルタンク取り付け。

a0248662_21171879.jpg
a0248662_21174051.jpg

a0248662_21175617.jpg

サイドカバーもネジが駄目。
こちらも5/16”-24山UNFでヘリサート加工。


a0248662_21181975.jpg

というわけで、思いのほか苦労したオイルタンク清掃終わり。
ネジ周りは統一され気持ちが良いです。



a0248662_21183946.jpg

ここからはリアホイール周り。
フロントホイール周りは以前に調整済み。

a0248662_21185052.jpg

a0248662_21191551.jpg

a0248662_21192733.jpg

レフトサイドにはスピードメーターギアが付いています。WLとはまったく違うもの。
リアチェーンガードもWLとは違い前後分割式になっています。
これ純正かしら?ちょっと手作り感があります。



a0248662_21203694.jpg
a0248662_21204858.jpg


スピードメーターギアはギアの爪がホイールのシールホルダーに刺さり、ホイールの回転で回る仕組み。ショベルなどのものと同じくグリスか固まり爪部分が折れてしまう恐れがありますので、分解し清掃・グリスアップしておきます。


a0248662_21211735.jpg
a0248662_2121287.jpg

a0248662_21215099.jpg


ホイールはフロントと同じくハーレーのスターハブと同じであります。
分解・清掃・計測。
入っていたローラーはSTDの6.35mm、インナーれーすとなるインナースリーブもラージ側31.75mmスモール側25.41mmと問題なし。
レース側はラージ側は少々広がっていて44.50mmでクリアランス0.05mm
問題はスモール側で38.26mmと大分広がっていてクリアランス0.15mmとなります。
なぜかスモール側だけ随分と広がっていましたが、まぁ見ておいて良かったです。
広がっているもののレース自体は状態は悪くありません。


a0248662_2122530.jpg
a0248662_21222498.jpg

というわけで、ローラーをオーバーサイズにしてクリアランス調整。
オーバーサイズローラーは.0002”(0.005mm)刻みでありMAXオーバーサイズは.002”

ラージ側は.0004”o.sのローラー(6.36mm)を使いクリアランス0.03mmに。
スモール側はMAXオーバーサイズの.002”(6.40mm)のローラーを使いホイールのクリアラスとしては少々大きいが、問題ないと考えクリアランス0.05mmに。

スターハブは恵まれていて、インナースリーブのオーバーサイズもあり、もっとクリアランスを詰めようとおもえば出来ます。
またハブ自体も新品があり、テーパーベアリング使用のものもある。素晴らしいです。



a0248662_21233680.jpg

焼きつき気味だったキューピータイプのスラストワッシャーは交換。

a0248662_21235545.jpg

a0248662_212489.jpg

カバースクリューはマイナス部が大分広がっていましたので交換。
またここもメートリックの皿ネジが使われていましたが、タップを立て問題なし。
ここのネジはハーレーでよく使われる1/4”-24山UNS、M6のピッチ1.0mmが近くそれを使っていたようです。



a0248662_21243048.jpg

a0248662_23594958.jpg

コルクシールを付けると動きが渋くなるので、シールを付けず仮組みし、シム調整しスラスト量調整。
0.1mmのスラストに。

a0248662_21252450.jpg
a0248662_2126492.jpg
a0248662_21262429.jpg

コルクシールを付け本組み。
接着剤的なもので留められていたベアリングカバースクリューはロックワッシャー(内歯ワッシャー)で固定。

a0248662_2154357.jpg

a0248662_21542759.jpg
a0248662_21544390.jpg

a0248662_0122790.jpg

a0248662_21552373.jpg

a0248662_0132236.jpg

a0248662_21562614.jpg


スピードメーターギアを分解し清掃。
ゴツイメーターのわりに爪部分は華奢、爪が折れる恐れがあると思い分解グリスアップでしたが、既に以前に直してある形跡があり。
しっかりグリスアップし組み付け。









a0248662_21574562.jpg
a0248662_2158012.jpg

ブレーキ周りも分解し清掃。
オペレーティングカムのピボット部はガタ無く状態良し。
パネル自体は以前に苦労し直した跡があります。


a0248662_215825100.jpg
a0248662_21583997.jpg

ブレーキのあたりをチェックするため印を付ける。


a0248662_21585581.jpg
a0248662_21592230.jpg

車体に付ける前に、ホイールの回りっぷりチェックし問題なし。
リムが大分歪んでいて、リム部分で見ると振れが随分ありましたが、タイヤ部分で見ると問題なし。


a0248662_21594327.jpg
a0248662_21595741.jpg

車体にホイールを組み付け、ブレーキをかけた状態にして、タイヤを回しブレーキのあたりっぷりチェック。

a0248662_2201776.jpg
a0248662_2203783.jpg
a0248662_2211018.jpg

ドラムは少々キズがあるものの、全面であたり偏芯は無いようだ。
ブレーキシューはリーディング側のあたりがほどほどでありますが、一旦これで乗ってみます。


a0248662_2213592.jpg

というわけで、ホイール組み付け。
今日はこれで終わり。





レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-10-21 00:50 | その他 | Comments(0)
2017年 10月 19日

1979FXS1200 タイミングギア周り・コンロッドビッグエンドベアリング

a0248662_22201428.jpg
a0248662_22202419.jpg

今日はS君のショベルヘッド、まずはタイミングギア周りのお話から。
元々付いていた純正Hカムはカム山に虫食いが有り交換。ということでS君が入手してきたのがS&S514カム。
IN オープン/クローズド 23度/43度 EX オープン/クローズド 43度/23度 Duration246度
と、うちでもよく使うアンドリュースJカムとそんなに変わらないバルブタイミング。
しかしながら、バルブリフトが.514”(純正カム.390”)とリフト量が大分多いです。
ヘッド周りの加工も必要となるでしょう。
日頃うちではハイカムを入れることはありませんが、オーナーさんの熱望もあり今回は実験的に組むことにします。



a0248662_2220443.jpg
a0248662_22205696.jpg
a0248662_2221732.jpg

このカムギアが何年式のものか分かりませんので、カムギアは元々付いていたものを使います。
カムギアに印を付けギア抜き取り、それぞれシャフトとギアを計測し嵌め代チェックしギアを圧入。
タイミングがずれている恐れがありますので、後日仮組みしタイミングチェックします。



a0248662_22212184.jpg
a0248662_22213583.jpg

カムシャフト、ブリーザーギアを仮組みしスラスト量をシム調整。
カム・ブリーザーともに0.2mm態度に。


a0248662_22215238.jpg
a0248662_2222472.jpg

ここで早速問題が。
やはりリフト量が多いカム、リアインテークカム山がケースに干渉。
忍びないがケース側の干渉部分を削る。


a0248662_22221757.jpg

ピニオンシャフトブッシュ、カムブッシュは状態が良かったのでそのまま使います。
というわけで、ブリーザー・カムシャフト、ピニオンシャフト・ピニオンギアを組み付け、クルクルチェック。
スムーズに周り問題なしでO.K



a0248662_2222352.jpg
a0248662_22225140.jpg
a0248662_2223366.jpg

状態が良かったクランク周り。クランクの芯振れが無ければ、バラさなかったのですが。
コンロッドビッグエンドベアリングレースもほぼ減っておらず。
フロント側が0.01mm程度楕円、リア側の左右レースの径が0.01mm差異がありましたので、ラッピングをして真円加工。
F側41.29mm R側41.28mmに


a0248662_22232176.jpg
a0248662_22233547.jpg

a0248662_22235275.jpg

a0248662_2224678.jpg
a0248662_22242133.jpg
a0248662_22243331.jpg


ローラーサイズを選定しF側クリアランス0.02mm R側0.03mmに。
コンロッド組み付け、規定トルクでクランクピンナットを締め付けクランク仮組み。
コンロッドスモールエンド部の振れ幅はF側0.7mmR側0.3mmと良い感じであります。
コンロッドのスラストワッシャーはほぼ減っておらず、スラスト量も0.4mm程度なのでこのまま使います。
というわけで今日はここまで。







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-10-19 01:20 | 1979FXS1200 | Comments(0)