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2017年 03月 24日

1979 TRIUMPH T140E エンジン分解

今日は引っ越し前のお話になりますが、D君が持ち込んだトライアンフエンジンの分解作業のお話。
コンロッドビッグエンド部が抱きついていたものです。


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タイミングギア周りは問題無さそう。

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ピストンがこの位置で、コンロッドが抱きついていたため、ピストンピンが抜けずクランクを割ることができない。
ピストンピンを半回転ずつ回しながらピストンピンを削りピン抜き取り。
ケースを傷つけないようにサンダーでの削り作業でD君大変そうでした。

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状態が良かった(動いていた)タイミング側のコンロッドでもこんな感じ。


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状態が悪かったドライブ側(完全に固着していた)は完全に駄目です。


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スラッジチューブチェックしましたが、スラッジはあまり溜まっていない・・・
コンロッドビッグエンドの抱きつきは人災かもしれません。


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ビッグエンドジャーナル、コンロッドメタルを一応計測。
幸い元々ついていたメタルはSTDでジャーナルリクライド、アンダーサイズメタルで行けそうです。


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クランクシャフトベアリングを抜き、ドライブ側、タイミング側それぞれ計測。
分解時ベアリングがテスポだったタイミング側はベアリング内輪径に対しシャフトが0.03mm減っています。こちらはシャフトを溶射・肉盛研磨しちゃんと圧入できるようにします。



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カムシャフトブッシュもそれぞれ計測。
シャフトに対しクリアランス0.08mm~0.12mmと大きめなので交換します。
専用工具で抜き取り。
こちらのブッシュはD君自ら製作予定。ケース側、カムシャフト側にあわせ単品製作します。

by sgf1906 | 2017-03-24 00:13 | 1979TRIUMPH T140E | Comments(0)
2016年 06月 12日

1958陸王750RTⅡ 腰上分解・計測作業

エンジン修理依頼の陸王750後期型のものです。
点火は機械式の自動進角。クラッチはハンドクラッチ、ギアチェンジはフットシフトになっています。

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まずは腰上分解。
ヘッドを外し、キャブ・マニホールド取り外し。マニホールドナットは1-7/8”

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キャブレーターは日本気化器。


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カバー自体がねじになっているタペットカバーを回し持ち上げ、シリンダー抜き取り。
シリンダーベースナットを取る際にダイナモを取る必要があります。


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ピストンお目見え。
残念ながらフロント、リア共に抱きつき跡あり。

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シリンダー・バルブ計測。
入っていたピストンは.060”o.s
シリンダーはピストンに対し大きいところで0.17mmと広がっています。
バルブステムとバルブガイドのクリアランスはほぼすべて0.08mm程度で、サイドバルブのクリアランスとしては良好。バルブの傘は減っております。



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スモールエンドブッシュとピストンピンはガタガタ・・・。
コンロッドビッグエンド部のガタはスモールエンド部で計測。
コンロッドナイフ側で3.2mm フォーク側で1.2mmと大きい。
ビッグエンドのクリアランスとしては0.1mmほどあると思われます。
これは腰下もやる必要があるでしょう。

by sgf1906 | 2016-06-12 02:08 | 1958陸王RTⅡ | Comments(0)
2012年 09月 01日

JAP 500 SPEEDWAY ロッカーアーム

今日は、JAP500 4Bエンジンのローッカーアームのお話。

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ロッカーアームシャフトの軸受けはニードルベアリング。
ロッカーアームカバーUPPER,LOWERでベアリングレースを挟み込み、ロッカーアームを固定しています。

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バラのニードルベアリングが21本。
カバーに当るのか、バルブ側のアームが削られています。

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ニードルベアリング外径は2.002mm、ロッカーアームシャフト外径(ベアリンが当るところ)は12.66mm、ベアリングレース内径は16.74mm。
クリアランスは0.076mmになります。これではクリアランスが多いです。

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オーバーサイズのニードルローラーも無さそうなので、内径16.69mmのベアリングレースを製作し、クリアランス0.026mmにしました。





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by sgf1906 | 2012-09-01 04:20 | JAP 500 SPEEDWAY | Comments(0)
2012年 07月 07日

JAP 500 ENGINE

純潔レーサーエンジン JAP 500 O.H.V SPEEDWAY エンジン型式4B
Bore 80mm
Stroke 99mm
排気量 497cc
メタノール燃料使用で圧縮比 15:1
ALFIN製 アルミシリンダー

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とりあえず、バルブタイミングを見ておこうとクランキングしてみるとヘッドが動く・・・

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原因はコイツ。シリンダースタッドのケース側のねじ山が持ち上がってきています。
という事は・・・

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シリンダー、ピストン終了。
話を聞くと、サーキット走行中5週目で終わったそうです。

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スモールエンドも抱きついています。
コンロッドはアルミ製。ビックエンドはローラーベアリングの筈なので、アルミコンロッドに対してベアリングレースの嵌め合いはいかに。。。

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気を取り直して、圧縮比を測定。
1.5mmのコンプレッションプレートを使った状態で圧縮比11:1。
前にスタンダードピストンの頭を削って圧縮を下げたようです。

ロッカー回り、カムギア回りもなかなかやられており、またまた楽しめそうです。





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by sgf1906 | 2012-07-07 03:25 | JAP 500 SPEEDWAY | Comments(0)