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2012年 04月 17日

1968XLH バルブスプリング取り付け

今日はハーレー・アイアンスポーツのバルブスプリングのお話。

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バルブシートカットをしたことで、バルブスプリングの取り付け長、バルブの突き出し量は変わります。
実際にインナースプリングだけを取り付け、アウタースプリングの取り付け長を測ります。

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実測 フロント側 IN 32.9mm EX 33.7mm
    リア側   IN 32.3mm EX 33.2mm
マニュアル 32.5mm

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バルブガイドとバルブスプリングカラーの間にシムを入れ、スプリング長を合わせます。
バルブスプリングシムは0.015”、0.03”、0.06”があります。

フロント側 IN、EXに0.015”(0.4mm)のシムを入れ、
実測 フロント側 IN 32.4mm EX 33.2mm
    リア側   IN 32.3mm EX 33.2mm
インテーク同士、エキゾースト同士を合わせてやります。

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スプリングを取り付け長の数値まで圧縮し、取り付け時のスプリング圧を測ります。
取り付ける4本のスプリングを同じスプリング圧にします。

この作業で両シリンダーヘッドの同調をとってやる訳です。
ここきたら、後は組むだけです。



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by sgf1906 | 2012-04-17 03:56 | 1968XLH900 | Comments(0)
2012年 04月 09日

1968XLH バルブシートカット&すり合わせ

前回バルブガイドの圧入、リーマー通しをしたアイアンスポーツ。
今日はバルブのシートカット&擦り合せです。

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実際に軽く擦り合せをして、バルブシートとバルブの傘の当り面の位置、幅を確認します。
バルブガイドがシート面に対して垂直に圧入出来ていれば、この時点でシート面全周に擦り合います。

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バルブシートとバルブの傘の当り面の位置、幅を確認したところで、シート幅が1.5mm、バルブの傘の真ん中に当り面がくるよう、シートカットします。

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コイツは、EX側バルブシートの虫食いが酷かったので45度部分をシートカット。その後シート当り幅が1.5mmになるよう60度部分をカット。
IN側は45度部分は良かったので、シート幅を合わせるため60度部分だけカット。

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シートカット後、仕上げの擦り合せ。
ポートに灯油を入れ、合わせ面から漏れてこないかチェックします。
Sさん、渾身の力でバルブを押さえております。漏れなければO.Kです。



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by sgf1906 | 2012-04-09 03:01 | 1968XLH900 | Comments(0)
2012年 04月 04日

1968XLH バルブガイド

今日はアイアンスポーツのバルブガイド交換。

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ヘッド側のバルブガイド穴の内径計測。
前後ヘッドのIN側、EX側共に14.32mm~14.33mm。
この穴が楕円になっていると、ヘッドとガイドの隙間からオイル下がりをします。
アルミヘッドと違い、鉄ヘッドはここが変形していたり傷ついていることが少ないので良いですね。

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新たに使うバルブガイドはROWE CAST IRON STDサイズ。
外径は14.35mm。
ヘッドとの嵌め代は0.02mm~0.03mmになりますね。
鉄ヘッドと鉄ガイドの嵌め代としては少しきつめでしょうか。
ちなみにガイドのオーバーサイズは0.001”刻みであり、+0.003”まであります。

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圧入工具で圧入。

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圧入した分、バルブガイドの内径は縮んでしまるので、専用リーマーで真円拡大します。

マニュアル上のクリアランス
IN 0.038mm~0.088mm
EX 0.063mm~0.11mm

この後はバルブシートカット、すり合わせですね。



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by sgf1906 | 2012-04-04 02:16 | 1968XLH900 | Comments(0)
2012年 04月 02日

1968XLH ロッカーアーム

今日はハーレー・アイアンスポーツのロッカーアームのお話。

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ロッカーアームは、カムに持ち上げられたプッシュロッドに押され、圧縮されたバルブスプリングの力でバルブに押されと、シーソーのような動きをしています。
常に上下の力がかかっているので、ロッカーアームとロッカーアームシャフトには上下のガタがでます。

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5/8”-18山のタップでブッシュにタップを切り叩いてブッシュを抜きます。

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純正タイプの割りが入っているブッシュ(写真左)では真円は出づらいので社外のワンピースタイプを使います。

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ブッシュを圧入し、ストレートリーミングします。
ロッカーアームのバルブ側にはオイル穴が開いているので、ブッシュの穴と合わせるように圧入します。

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実際に使うロッカーアームシャフトで軽くラッピングし、ホーニングをします。

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ロッカーアームカバーにロッカーアーム、スプリング、カラーを入れておき、ロッカーアームシャフトを圧入し、完成です。

ロッカーアームシャフトとロッカーアームブッシュのクリアランス
0.0127mm~0.05mm



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by sgf1906 | 2012-04-02 02:13 | 1968XLH900 | Comments(0)
2012年 03月 20日

アイアンスポーツ・トランスミッションの問題点

今日は、なんやかんやと問題点の多いアイアンスポーツのトランスミッションのお話。

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まず1つの問題点は、トランスミッションとプライマリーのオイルを併用してることです。
プライマリー側のクラッチにオイルが浸かるので、ビックツインのように粘度が硬いオイルを使うとクラッチが切れづらかったり、滑ったりします。その為、柔らかいオイルをトランスミッションフルードとして使っているので、ギアや、ベアリングが消耗し易いです。
オイル交換はまめにしましょう。

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もう1つの問題点は、76年以前のXLCHモデルと77年以降の全モデルにはダンパー(コンペンセータースプロケット)機能を持たないことです。
ダンパーを持たない為、加速時や減速時の衝撃がトランスミッションギアに掛かってしまいます。
上の写真は77年以降のモデルにコンペンセータースプロケットを付けられる様にエクステンションシャフトを加工した物です。

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上の2つの問題点からメインシャフトのセカンドギア、カウンターシャフトのサードギアのドッグ部分がやられ易いです。

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ドライブ側、メインシャフトベアリング。
バラ玉のニードルベアリングで、ベアリングケージを使わないため、ローラー同士が擦れ合い消耗し易いです。
車体右側にある為、サイドスタンドを立てて左に傾いているとオイルが行き辛くオイル切れを起こします。
エンジン始動後は早めに車体を立ててやりましょう。

ここのローラーベアリングも0.0004”、0.0008”のオーバーサイズがあり、ガタが多くなった調整できるようになっているのですが、ベアリングレースにオーバーサイズローラーが収まるようにラッピングすると、メインシャフトとローラーの間に規定クリアランス以上の隙間が開いてしまいます。
この現象は謎です。
トリニティーでは、ここにガタがあったらベアリングレースごと交換します。

などなど、問題点は多いですがアイアンに限らず、それぞれのバイクにウィークポイントはあるものです。
そのバイクの問題点を知り、向き合って行くのも旧車に乗る楽しみではないでしょうか。
私は人もバイクも問題点があった方が好きです。



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by sgf1906 | 2012-03-20 04:06 | 1968XLH900 | Comments(0)
2012年 03月 11日

1968XLH オイルポンプ

今日はアイアンスポーツのオイルポンプのお話。

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1976年までのアイアンはショベルビックツインと同じ、ギア式のオイルポンプ。
1977年からはトロコイド式オイルポンプになります。

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オイルポンプギア。
手前がフィード側、奥がリターン側。リターン側の方が厚いギアになっています。
ドライサンプシステム(オイルタンクにオイルが戻る)の場合、送る量より戻る量を多くしてやり、常にオイルタンクにオイルが戻るようにしています。

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オイルタンクから自重で落ちて来たオイルは、写真オイルポンプボディー右から入り、写真左、チェックバルブで止まっています。
エンジンがクランキングすることでギアが回り、その油圧でチェックバルブが開き、クランクケースにオイルが圧送されます。

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圧送されたオイルはカムカバーを通り、クランクビックエンド潤滑、オイルラインを通りヘッドを潤滑します。

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ビックツインとちょっと違うのがコイツ。
ブリーザーバルブギアとオイルポンプギアシャフトが一体になっています。
ピニオンシャフトギアと連動しオイルポンプギアを回すと同時に、ピストンダウンストローク時の圧力で、カムギアボックス内にオイルをぶちまけます。

また次回、オイルポンプは詳しくやります。
しゃぶしゃぶでお腹が一杯と言うことでこの辺で。


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by sgf1906 | 2012-03-11 01:58 | 1968XLH900 | Comments(2)
2012年 03月 08日

1968XLH タペット

今日はハーレー、アイアンスポーツのタペットのお話。

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アイアンのタペット&タペットローラーは1つのカムに対して1個づつ、計4個。
物はすべて同じですが、ばらした時は入っていた場所を覚えておきましょう。

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アイアンのタペットガイドはビックツインと違い、アルミ製でガイドにガタが出ているものが多いです。
タペットローラーとタペットガイドのクリアランスは0.0127mm~0.025mm。
リプロ品で0.005”O.S 0.01"O.Sのタペットローラーがあります。

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タペットガイドはクランクケースに嵌め代0.0127mm~0.025mmで圧入。
アルミ同士のためか、ここがガバガバになっている事は少ないです。
ケースとガイドにガタが出ないようにアルミ製のタペットガイドにしたのかも知れませんね。

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マイクロメーターを使い、タペットローラーの縦ガタを測定します。
タペットローラークリアランス 0.0127mm~0.025mm
ガタが多い場合はローラーを交換します。
交換の模様はまた次回。

カム山がタペットを持ち上げる時に抉られる力をベアリングローラーで和らげています。
ハーレーのタペットの優れているところです。



BMW R12  ダイナモモータリング
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自分で巻いたダイナモをモータリング。
無事、グルグルと元気良く回るダイナモ。
回るダイナモを見ながらにニヤニヤする変態E本氏。

自分で巻いたダイナモが実際に動くという感動を味わった人はどれだけいるのでしょうか。
詳しくは繪呂軍団作戦指令本部まで。

by sgf1906 | 2012-03-08 04:41 | 未分類 | Comments(0)
2012年 03月 04日

一寸先は・・・

今日も先週に引き続き、新たな我が町、西新井で酒を飲み、酔人状態でブログアップ。
レストア中やってしまいそうな事をご紹介です。

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アイアンのシリンダーベーススタッド。
ねじ山を綺麗にするつもりでダイスをかけていたら、ねじ山数を間違えスタッド終了です。
ちょっとした間違えで、スタッドボルトを抜くことに・・・
タップダイスをかけてこの感じヤバイな、なんて感じは失敗して覚えた行くのですね。

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ソレノイドのスターターケーブルのナット。
このナットは3/8”-16でここを締め付けすぎると、ソレノイドのプラスチック部分にクラックが入ります。
お気を付けを。

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ビックツインのキックガバースタッド。
何故かスタッドの長さがまちまちのものが多く、ナットの掛かりが少ないものがあります。
それに気が付かず締めこんでしまうとなめてしまいます。

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正しい長さのスタッドボルトを作って、ちゃんと締められるようにします。

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ショベルのハンドル回りの配線。
配線の逃げが少ないので、ハンドルに組んだときに配線を潰しショートしやすいです。
お気を付けを。

今日はこの辺で。

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by sgf1906 | 2012-03-04 01:15 | その他 | Comments(0)
2012年 02月 27日

1968XLHセルスターター

今日はアイアンスポーツ、セルスターターのお話。

ハーレー、ショベルスポーツでは1967年のXLHからセルスターターを採用します。
ロッカーカバーがフラットなタイプのアイアンスポーツでは67年から70年の3年間しかセル付きのものはないので、なかなかレアですね。

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セルスターターアッセンブリー。
セルスターターボタンを押すと、スターターリレーからソレノイドへ電気が流れ、バッテリーからの大電流をソレノイドからスターターモーターへ流しモーターを回します。
と同時に、回転しているスタータードライブギアユニットを押し、クランキングさせます。

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ソレノイドは磁気スイッチで、真ん中の端子に電気が行くとスイッチが入り、バッテリーからの大電流が流れます。
役割は2つで、1つはバッテリーからの電流をスターターモーターに流します。
1つは、ソレノイド磁気でプランジャーを引っ張り、スタータードライブギアユニットを動かします。

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プランジャーが引っ張られると、シーソーみたいなシフターレバーがスタータードライブギアユニットを押し、回転しながら、スタータードライブギアがクラッチシェルのスターターリングギアに噛み、クランキングする訳です。

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スターターモーターのブラシ。
フィールドコイルからのブラシ2つ、ターミナルからのブラシ2つ、計4つです。
簡単にいうと、S極N極S極N極の順番で組まれおり、その配列で回転するようになっているので、組み方を間違えると、回らなくなってしまいます。
ばらす時は、元の位置を解るようにしておきましょう。

by sgf1906 | 2012-02-27 02:40 | 1968XLH900 | Comments(0)
2012年 02月 18日

1968XLH Fフォーク

今日は、アイアンスポーツのフロントフォークのお話。

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1970年以前のアイアンスポーツのフロントフォーク。
インナーチューブ径は33.4mm。

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特殊工具を使ってスプリングリテーナーを外すとフォークスプリングが取れます。
プリロード調整が出来る訳です。

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アウターチューブ下のダンパーチューブボルトを外せば、インナーチューブとアウターチューブが、バラけます。
この年式のフェンダーステーにはリブが付いていて、そのリブがピターリとはまる様にフェンダーステーマウント部がへ込んでいます。凝っていますね。

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スライダーチューブのりテーニングリングを外し、ダンパーチューブを外します。

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ダンパーチューブアッセンブリー。
ダンパーチューブボルトを緩めるときは、ダンパーチューブの頭の所に、でかい(長い)マイナスドライバーを使い、空回りしないようにします。

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72年以前のアイアンのフォークは、アウターチューブに2つのブッシュが圧入されています。
ここにガタがある物が多いのですが、このブッシュを抜くのも入れるのも、なかなか面倒臭い作業です。
なんせ、アウターチューブ下には、7/16”のボルトが入る穴しか開いてませんから。
ここの作業は、またそのうち紹介します。

エンジン回りばかり気になりがちですが、シャシーがビシッとすると、走りがガラリと変わり良いですよ。

by sgf1906 | 2012-02-18 02:27 | 1968XLH900 | Comments(0)