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2016年 12月 03日

さよなら 1963FLH1200 


1963FLH1200

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Sさんのパンヘッド
前回、エンジン始動時のブリーザーからのオイル吹き、メインシャフトシールからのオイル漏れが酷かったので、オイルポンプチェックバルブ周りの修正、スプロケットシャフトシール交換をしたパンヘッドさん。
Sさんが地元の京都に帰郷したため、近日輸送予定。ということで、今日は天気もよく試乗させてもらいました。
前回エンジンをかけてから2ヶ月。久しぶりにエンジン始動。ブリーザーからオイルが吹くことも無く、前回の作業成功です。
キャブも安定。、フロントホイールを16”から18”し、ハンドリングは軽くお気楽に走れるバイクとなりました。
足立区のおばさん自転車をヒラヒラかわしながら心地よく走れました。

この車両はエンジン腰下、シリンダーはやっていないものの、ヘッド周り、オイルポンプ、トランスミッシション、プライマリー周り、前後ホイールベアリング、リアホイールリム組み、タイヤ交換、フロントホイール18”化、タンク交換、ハンドル交換、リアフェンダー交換、マフラー延長、キャブレーター交換などなど、仕事が忙しい中VMSに通い無事完成した車両です。特にヘッドは苦労しました・・・。


VMSで学んだことを活かしつつ、京都の町を走ってもらえれば嬉しいです。
Sさんお疲れ様でした。










NORTON 650SS


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修理依頼でお預かりしたノートンドミネーターも試乗しました。
オーナーHさんの言う通り、エンジンからの唸り音が気になります。クランクベアリングのガタ、またはコンロッドビッグエンド部のガタが怪しいです。
加速時に息継ぎをするものの加速感ノートンらしい加速をし悪くない。
とは言え、この音は問題だと思いますので試乗はそこそこで止め、リフトが空いたらエンジン周りから分解作業となります。








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奈良 純

by sgf1906 | 2016-12-03 00:02 | 1963FLH1200 | Comments(0)
2016年 12月 01日

平日の授業風景


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Kさんのアイアンスポーツ
エンジンの分解作業が終わり、クランクケース周りの作業。
消耗部品であるベアリング類、ドライブ側クランクシャフトベアリングレース、T/Mメインシャフトベアリングレース、カウンターシャフトベアリング、カムベアリングをケースを良く暖め、専用工具で抜き取り。
うちでは、それぞれベアリングの圧入っぷりを感じるために、手で回せる工具を使いベアリング類を抜きます。
問題があった場合はこの時点で、知ることが出来ます。


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クランクケースのねじ山修正。
アイアンの場合、シリンダーベーススタッド3/8”-24UNF、クランクケースボルト雌螺子5/16-18UNC、エンジンハンガー雌螺子3/8”-16UNC、プライマリーチェーンアジャスター雌螺子3/8”-16UNC、カムカバーボルト、プライマリーカバーボルト1/4”-20UNC、タイミングホール螺子5/8”-18UNF、エンジン、T/Mドレンボルト1/2”-13UNC、プライマリードレンボルト9/16”-18UNFとケース周りの螺子修正をするだけでも、色々な種類のタップ、ダイスを使います。
はじめはインチサイズに混乱しますが、こういう作業の中で螺子サイズのことをだんだんと覚えて行って貰えると幸いです。

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螺子修正していると、ナメているところ、クラックが入っているところと見えてきます。
このあたりは、溶接、ヘリサート処理をします。


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面倒なのが、液体ガスケットの処理です。
この車両もしっかり液体ガスケットが止まり穴の螺子穴に埋まってしまっています。
この固まった液体ガスケットを除去せずそのまま、螺子を締めこんでしまうと、ボルトがガスケットを押し最悪、ケースにクラックが入ってしまいます。
この車両も同じく一部クラックが・・・。このパターンでクラックが入っているものを良く見ますので、カムカバー、プライマリーカバー分解時は螺子穴の奥をチェック、清掃してください。



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Oさんのサンビームはタイミングギア周り計測
カムギア、カムフォロアー周りは状態良し。EXカムフォロアーは盛り直し修正した跡があります。
カムタイミングは組み付け時にタイミング計測する予定。


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カムブッシュ、カムフォロアーブッシュ計測。
カムフォロアーブッシュは、ケース側、カバー側ともに状態良し。
カムブッシュはケース側は状態良いものの、カバー側は少々ガタありで交換予定。


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クランク分解。
ビッグエンド部のガタは少なく良好だったのですが、クランクシャフトとクランクシャフトベアリングの嵌りっぷりが悪かったんでシャフト加工が必要。でクランク分解。オーナーのOさんも中身を知りたいと好奇心が旺盛です。
この時代のバイクのパーツリストは平面にパーツ図があり品番、名称が書いてあるものがほとんど、または図が無く、活字だけのものも多いです。今ものの立体組み立て図的なパーツリストは無く、分解しない限りどんな構造になっているか、どんなパーツが付いているか解りません。分解することで知ることが非常に多いです。
オーナーのOさんは分解したクランクに手おあわせ拝んでいました(笑)


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ビッグエンドローラーは5/16”のローラーが左右2連で付いています。この方式だとガタは出づらいでしょう。
面白いのがベアリングケージの形状。
この年式のビッグエンドへの潤滑は、クランクシャフトを通り、クランクピン内部から直接オイルを潤滑するものではなく、クランクケースからコンロッドにオイルを吹きかけるもので、そのためコンロッドビッグエンドサイドにオイル穴が開いていたそこから、ベアリングケージ真ん中の溝のオイルが入り、それぞれローラーにオイルがいくようになっています。
サンビームだと1928年までがトータルロス、1929年から2WAYのリターンが付くオイルポンプになりますので、そのあたりからクランクピンに直接オイルが行くようになると思われます。



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ビッグエンドベアリング計測。
ローラー、ピン、レースを計測しクリアランス0.15mm~0.02mm。レースの楕円なども無く問題なし。
以前にこのあたりはしっかりやっていますね。

北海道からお越しのOさんの東京出張第一弾はここまでで終了。お疲れ様でした。









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by sgf1906 | 2016-12-01 10:29 | その他 | Comments(0)