<   2016年 11月 ( 20 )   > この月の画像一覧


2016年 11月 29日

月曜日の授業風景



1976XLCH1000

a0248662_9233138.jpg

a0248662_9235792.jpg

a0248662_9241014.jpg


Z君のアイアンスポーツ
シーシーバーの製作もほぼ終わり、次回マフラーサポート製作すれば、外装周りの作業も終わりとなります。
このあたりの製作作業もいつものようにTRUE CLASSICさんに出張してもらっています。







1964XLCH900

a0248662_9243841.jpg
a0248662_925390.jpg
a0248662_9252762.jpg
a0248662_9254538.jpg


S君のアイアンスポーツ
プライマリー周り、ミッション、オイルポンプ分解し、クランクケース割り作業。
清掃し、ねじ山がやられているところが何箇所かあるものの、ケースにクラックなどは無さそうで一安心。






1927SUNBEAM MODEL9

a0248662_9261349.jpg

a0248662_926494.jpg

a0248662_9262579.jpg

a0248662_9275059.jpg

a0248662_9281123.jpg
a0248662_9283480.jpg
a0248662_9284928.jpg


Oさんのサンビーム
もともと付いていた、ピストンとシリンダー計測。やはりこのあたりの年代に英国車、クリアランスは0.2mm以上あります。
Oさんが以前に手に入れていた新品ピストンと比較。チェック。
それぞれのピストンを使い、液体注入法で圧縮比測定。
それぞれ、圧縮比6.5対1と望ましい数値。まぁ。このあたりも改めて紹介します。







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-29 09:44 | その他 | Comments(0)
2016年 11月 28日

日曜日の授業風景


1971BSA A65


a0248662_0131121.jpg
a0248662_0132213.jpg

a0248662_0134183.jpg


TさんのBSAは配線作業も終わり、まとめエンジン始動です。
無事エンジン始動し、今までの苦労が報われます。
塗装に出した、ガソリンタンク、サイドカバーが上がってきたら、改めてキャブ調整。
まだもろもろ調整ごとが残っているので、そのあたりが終わったら試乗となります。








1970XLH900

a0248662_0142592.jpg
a0248662_0145140.jpg
a0248662_015823.jpg

a0248662_0292485.jpg

a0248662_0152185.jpg



Tさんのアイアンスポーツ
段つき磨耗していたロッカーアームシャフトは新品に交換。
新しいシャフトに対し、ロッカーアームブッシュのクリアランスは0.05mm程度だったのでブッシュはそのまま、ホーニングして使います。
後は、エンジンをフレームに搭載前にオイルタンク清掃。なかなかの鉄粉が出てきました。
また、国産7/8”ハンドルにつくマスターシリンダーを削り1”バーに付くように加工。








1927SUNBEAM MODEL9

a0248662_0154585.jpg

a0248662_016789.jpg

a0248662_0165742.jpg
a0248662_017868.jpg
a0248662_0172181.jpg

 
Oさんのサンビームは昨日に引き続き分解、計測作業。
クランクシャフトベアリングを抜き取り計測。ドライブ側はローラーベアリングとボールベアリングの2連、タイミング側はローラーベアリングがついていました。このあたりは改めてベストなベアリングを選択予定。
問題が抜けてきてしまった手スポのベアリングレース。特にタイミング側は酷くポンチ攻撃、ロックタイトで留めてあったのですが、ベアリングレースよりもケース側が0.15mmと大きい・・。
溶射・肉盛・研磨しベアリングレースを太らせ、取り付け予定。
ともあれ、なんやかんや加工が必要そうです。またこのあたりは改めて詳しく書きます。

by sgf1906 | 2016-11-28 00:38 | その他 | Comments(0)
2016年 11月 27日

土曜日の授業風景



1980XLH1000


a0248662_119778.jpg
a0248662_1193037.jpg


Iさんのアイアンスポーツは配線引きなおし前の外装周り取り付け。
リアフェンダー取り付け、ウィンカーの配線の取り回しを変えつつ取り付け。






1973XLCH1000

a0248662_120067.jpg
a0248662_1202054.jpg
a0248662_1203164.jpg
a0248662_1204697.jpg
a0248662_1205870.jpg


Kさんのアイアンスポーツはロッカーボックス分解・清掃・計測。
シャフトは状態良し。ブッシュにはガタがあったので交換します。
抜けかかっていた#2、#3カムブッシュ、ガタが多かったピニオンシャフトブッシュを抜き取り、ブッシュ、ケース側ホール計測。






1927SUNBEAM MODEL9

a0248662_121235.jpg
a0248662_1215125.jpg
a0248662_122773.jpg
a0248662_1222033.jpg
a0248662_122358.jpg
a0248662_1224886.jpg
a0248662_123615.jpg


今日から授業開始、新入生のOさんは北海道から起こしで、不定期で通学します。
20年代のサンビームのエンジン、ミッションを持ち込み、分解、構造理解、オーバーホールしていきます。
苦労が多いサンビームエンジンですが、楽しみも多いドキドキしますね。
この辺りのレポートはまた改めて詳しく。






レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-27 01:35 | その他 | Comments(0)
2016年 11月 25日

1958陸王RTⅡ コンロッドビッグエンドベアリング&クランク芯だし



今日は修理依頼でお預かり中の陸王RT-Ⅱのクランク組み立てのお話。

a0248662_0252489.jpg
a0248662_0254954.jpg

分解は前はビッグエンドベアリングのクリアランスが0.1mmとガタガタだったため、なんやかんやと交換。
クランクピンはローラーのあたっているところといないところで0.01mmの差があったため交換。
JIMS製のWL用ピストンピンを使います。新品クランクピンの直径は25.40mm。


a0248662_026918.jpg
a0248662_0262758.jpg

フロント側、リア側ともに0.02mm~0.03mm縦方向に楕円でしたので、真円になるまでラッピング。
フロント側(フォーク)は38.14mm リア側(ナイフ)は38.135mmまでラッピング。
ちなみにWL及び陸王はフォークコンロッドがフロント、ナイフコンロッドがリアとなります。


a0248662_0265483.jpg

もともと付いていたベアリングケージはオーバーサイズローラーを入れると動きが渋くなりましたので、WL用の新品に交換。

a0248662_0275450.jpg

フラホイールコネクティングロッドスラストワッシャーは状態が良くそのまま使います。

a0248662_0281995.jpg
a0248662_0283638.jpg

ベアリング取り付け、仮組み。
フロント側のローラーは6.355mm(.0002”o.s)を入れクリアランス0.03mmでスモールエンド部に振れは0.45mm。
リア側にローラーは6.36mm(.0004”o.s)を入れクリアランス0.015mmでスモールエンド部の振れは0.8mm。


a0248662_029056.jpg

コンロッドのスラスト量は0.3mm。
クランクを本組みするとこれより少し小さくなると思われるが、大丈夫であろう。


a0248662_0292394.jpg

本組み前にドライブ側、タイミング側単体で、シャフトの振れとホイールの振れを見ておく。
タイミング側は良いが、ドライブ側は少々振れているな・・・・。
とりあえず、一回組んでみて振れとりをしてみる。

a0248662_0294286.jpg
a0248662_0295918.jpg

やられていたクランクピンナットも交換。
この辺りのスプロケットシャフト、ピニオンシャフト、クランクピンナットの規定締め付けトルクは解らないので、分解時の締め付けトルクを目安に+αして組み付け。とにかくしっかり締まっているように。


a0248662_0301577.jpg

クランク芯だし。
タイミング側0.15mm ドライブ側0.02mm と結構頑張ったがここが限界でした。
規定内内なのでこれで行きます。


a0248662_0303262.jpg

クランクピンにロックタイト、ロックタブを付けクランク組み付け終わり。
さぁ次回からどんどん組み付けて行きます。







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-25 23:31 | 1958陸王RTⅡ | Comments(0)
2016年 11月 24日

1951TRIUMPH T100 分解作業

今日は祭日の水曜日。しかしながら生徒さんは寂しくお一人でしたが、私が経験がないプレユニットモデル・トライアンフの作業でしたので、色々と確認しながらじっくり作業できましたというお話。


a0248662_2105486.jpg


a0248662_2112020.jpg

まず、シート、ガソリンタンク取り外し

a0248662_211496.jpg

お目見えしたエンジンさん
マグネトーは三菱製のもの付いています。
三菱製マグネトーは2次コイルが別に付いていて、フレームとシリンダーヘッドマウントステーのところについていまいた。


a0248662_212960.jpg

a0248662_212563.jpg

ロッカーカバー、シリンダーヘッド取りはずし。
この年式はシリンダーヘッドのリーターンオイルはオイルパイプからプッシュロッドチューブに戻るようになっていますが、オイルパイプ取り付けドレンボルトがスタッドに変えられていて、IN側のパイプが抜けない・・・
螺子部になにかあったのかしら。


a0248662_213179.jpg
a0248662_2132963.jpg

シリンダー抜き取り。
固着しシリンダーが抜けない・・・。タペットガイドボルトのところをコジコジとしてみびくともせず・・・。
ヘッドボルトの螺子を使いプレートを付け、こいつを垂直にたたきシリンダー抜き取り。


a0248662_2151798.jpg
a0248662_2154156.jpg

ピストンは状態良し。
スモールエンド、ビッグエンドともにガタが少なくこちらも状態良いです。
ピストンは重量合わせをした跡がありました。


a0248662_2203911.jpg


a0248662_2155897.jpg

a0248662_2162478.jpg

プライマリー側分解。
この年式はクラッチスプリング4本、ダンパーはエンジンスプロケットについています。

a0248662_216403.jpg

ギアボックス別体モデルはギアボックスを動かすことで、プライマリーチェーンの張り調整をするのですが、そのためギアボックスメインシャフトが通るプライマリー側の穴は大きくしておく必要があります。
しかしながら、ここの穴がガバだと、プライマリーオイルがどんどん外に漏れてしまうので、各メーカー色々を苦労しているようです。
トラさんは幅広ワッシャーを板バネでとめることで穴部を小さくし、穴位置が動くようになっています。



a0248662_217131.jpg

a0248662_217145.jpg

インナープライマリーカバーは前側はアウタープライマリート共留めでケース側ととまっていて、後ろ側はバッテリカバーと共留め。


a0248662_325667.jpg

a0248662_331152.jpg

a0248662_2175792.jpg

こちらもなんやかんや確認しつつ、エンジンマウントプレートを取り外し、エンジン降ろし。

a0248662_343468.jpg

a0248662_218882.jpg
a0248662_2182560.jpg

オイルタンク、ミッションマウントプレートを取り外しギアボックッス降ろし。


a0248662_2183734.jpg

というわけで次回エンジン分解、清掃、計測地獄となります。






レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-24 03:07 | 1951TRIUMPH T100 | Comments(0)
2016年 11月 22日

月曜日の授業風景

1939EL1000


a0248662_20412012.jpg


a0248662_20434264.jpg

a0248662_20441275.jpg


Wさんのナックルヘッド
散々悩んだミッドポジションのフットペグ。ステー製作が終わり形になりました。
とにかく、フレーム側を加工、溶接したくないためもともとのマウントボルトを利用しつつ、良い位置にフットペグが来るようにするのが大変。
タイミング側は、ブレーキロッドが通るためブレーキピボットの位置を変えつつ、ロッドが逃げ良い位置へ。
プライマリー側はとにかくマウント出来る螺子部分が無い。転倒してしまった時に、損傷があるためクランクケース側へのマウントは避け、なかなかの形状のマウントステーとなりました。
とにかく考えるのに時間がかかりました。

a0248662_2042285.jpg

a0248662_20424015.jpg

a0248662_204391.jpg

マフラーはもともとのものが、右曲がりのときにフロントエキパイが擦ってしまうので、エキパイ位置を上げることとターンアウト化。
このエキパイは1-3/4”(44.45mm)。でU字パイプを切断しターン部分を製作したのですが、国内では45mmのパイプしか手に入りません。
製作者であるDAIいわく、それでは繋げた部分が目立ってしまうと。
44.45mmのUパイプ輸入し、マフラー製作。お陰で繋げた部分も目立たず良い感じであります。
というわけで、塗装し取り付け。

これでカスタム部門は終わり。
次回からは、あの計画を進めていきます。


基本うちではカスタム作業はやっておりません。
今回のカスタム作業はTRUE CLASSICさんの協力のもと進めたもので、カスタムのご用命はTRUE CLASSICさんまでお願いします。










1965XLCH900

a0248662_2040794.jpg


a0248662_2046291.jpg

a0248662_20464795.jpg
a0248662_20471226.jpg

Sさんのアイアンスポーツはヘッド分解・清掃・計測作業。
時間がかかる、シリンダーヘッド内のカーボン除去を終わらせ、バルブ、バルブガイド計測。
以前にこの辺りはやっているようで、バルブも磨耗少なく、ガイドとのクリアランスもIN、EXともに0.05mm~0.06mmで問題無し。

a0248662_20473995.jpg

ロッカーアームも同じく清掃・計測。
こちらは少々ガタがありますので、ブッシュ交換。


a0248662_20475670.jpg

エンジン腰上の計測が終わり、腰下分解へ。








レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-22 09:33 | その他 | Comments(0)
2016年 11月 20日

土曜・日曜日の授業風景

1971BSA A65

a0248662_2129319.jpg

a0248662_2130035.jpg
a0248662_21301891.jpg

a0248662_21312330.jpg


TさんのBSA
ルーカスタイプのIGキーボックスの動作がおかしかったので、ハーレーFX用のキーボックスに交換。
配線作業が終わり、バッテリーをつけ点灯チェックし問題なし。配線まとめ、割れてしまったフィンドクリップを交換し、次回エンジン始動です。








1985FXEF1340

a0248662_2132920.jpg
a0248662_21323645.jpg

a0248662_21331721.jpg

a0248662_21335960.jpg

a0248662_21491983.jpg


Tさんの4速エボは曲がったハンドルを熱し修正。
ブレーキフルードが無くなりエアがかんでいたRブレーキはエア抜き。
ついでに、フロントブレーキは以前に手に入れていたグりメカのマスターシリンダーに交換しようとしたものの、シリンダー径11mmのもので使い物にならず・・・。
もともとのマスターシリンダーをつけ、作業ごと終わり試乗。問題なくTさんの足バイク復活です。








1970XLH900

a0248662_21343192.jpg

a0248662_2135210.jpg

a0248662_21383469.jpg
a0248662_21384912.jpg


引き続きTさん。
足バイク4速エボの作業が終わり、本題のアイアンスポーツの作業。
シートカットすり合わせが終わったシリンダーヘッドにバルブスプリング(インナー)を仮組みしてスプリング取り付け長チェック。シムを使い調整し。ヘッドまわりO.K。
ヘッド面が歪んでいるので、内燃機屋さんで面研してもらいます。










1968BSA A65


a0248662_21392178.jpg

a0248662_21395824.jpg

a0248662_2140443.jpg

a0248662_21413768.jpg
a0248662_21415262.jpg
a0248662_21421541.jpg


NさんのBSA A65
ガタが多かったサイドスタンドピボットボルトはO.Sのものを製作し取り付け。サイドのガタもシムで調整。
センタースタンドも取り付け。
パーツの確認をしつつ、タイヤ取り付け前のホイールを組み付け、フロント側、リア側友ともにホイールのセンターだし。
次回タイヤを取り付け、ローリングシャシーに。





1951TRIUMPH T100

a0248662_21424896.jpg
a0248662_21431698.jpg
a0248662_21432837.jpg
a0248662_2143453.jpg
a0248662_21435650.jpg


Hさんのトライアンフ・タイガー今日から授業開始。
トライアンフのプレユニットモデルは初めてやりますので、生徒さんと共に勉強しながらの作業となります。
しかもアルミシリンダーのモデル、なんやかんやありそうですが身を引き締めてやっていきます。
とりあえず、いろいろと確認しつつヘッドまで分解しました。







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-20 22:22 | その他 | Comments(0)
2016年 11月 19日

1958陸王RTⅡ コンロッド・スモールエンドブッシュ

今日は修理依頼でお預かり中の陸王RT-Ⅱのコンロッドスモールエンドブッシュ製作のお話。


a0248662_040373.jpg

a0248662_0405858.jpg

ナイフ側フォーク0.1mm、フォーク側0.2mmと楕円が多かったので内燃機屋さんでホーニング真円加工してもらった、コンロッドスモールエンド部。
陸王のスモールエンドブッシュはコンロッドスモールエンド部の肉厚が薄く、ブッシュが肉厚に作られています。35年以前のハーレーと同じ。
こいつはパーツが出ないので製作します。


a0248662_0411499.jpg
a0248662_0413074.jpg

以前にやった陸王はもともと付いていたピストンボスの距離が、ハーレーのものと違い、スモールエンドブッシュの長さが違いましたので一応チェック。
今回は、新たに使うハーレーWL用のピストンピンボスの距離ともともと付いていたピストンピンボスの距離は同じで問題なし。もともと付いていたブッシュ距離に合わせ、ピストンのスラスト量2.3mmとなります。


a0248662_0441173.jpg
a0248662_0442954.jpg
a0248662_0444349.jpg

ブッシュ製作。
まずは内径加工。JIMSのピストンピンリーマーを使うので、リーマーの“案内”部分に合わせ内径寸法をだします。


a0248662_045251.jpg
a0248662_0451782.jpg

a0248662_162378.jpg

コンロッドスモールエンド部に合わせ外径の寸法を決めます。
嵌め代が大きいので案内をしっかり作ります。


a0248662_046766.jpg
a0248662_0461986.jpg

a0248662_0463164.jpg

専用の冶具を使い、上部オイル穴製作。


a0248662_0465053.jpg

a0248662_047340.jpg

こちらも専用ハイスをつかいオイル溝切り。


a0248662_0484857.jpg

a0248662_049793.jpg

a0248662_0492424.jpg

a0248662_0494752.jpg

コンロッドスモールエンド部もしっかりC面加工をしておきます。
嵌め代がきつい為、圧入時にブッシュを削りながら入ってしまうと、圧入後ブッシュが抜けやすくなってしまいます。
圧入しリーミング。
ブッシュ圧入後のブッシュ内径は19.80mm、ピストンピン径は20.10mm。
0.3mmほどリーマーで内径拡大することになります。0.3mmは結構大きな数値でリーマーを通すのがキツイですが、それでもブッシュは動くことが無かったので嵌め代は問題なし。
圧入が弱いとこの時点でブッシュが動いてしまいます。



a0248662_050258.jpg

初期タイプのピストンピンはピンクリップの溝のバリを取っておく。

a0248662_05045100.jpg

a0248662_0505743.jpg

ピストンピン径は20.10mm。リーマーを通した後のブッシュ内径は20.11mmでこれでは渋い。
ホーニングしてクリアランス調整しガタ無くスルスルに。クリアランスは0.025mm。


a0248662_0511168.jpg

a0248662_051232.jpg

コンロッドの曲がりっぷりチェック。
今回は問題なし。曲がっていた場合はこの時点で修正。
というわけで、今日はここまで。





レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-19 01:20 | 1958陸王RTⅡ | Comments(0)
2016年 11月 16日

1958陸王RT-Ⅱ ピニオンシャフトブッシュ&タイミングギア周り組み付け

a0248662_22391980.jpg

今日は修理依頼でお預かり中の陸王のお話。
ピニオンシャフトに対し0.2mmのガタがあったピニオンシャフトブッシュ。
ここはビッグエンドへのオイルラインですのでガタがあると油圧が逃げビッグエンドベアリングへの潤滑が不十分になります。またビッグエンドへ行ったオイルがクランクケース内に溜まりシリンダーを潤滑しますので、本当に大事なのです。


a0248662_22393214.jpg

抜き取ったピニオンシャフトブッシュは先端がテーパー状になっています。
これには訳が。

a0248662_22395032.jpg

a0248662_22402017.jpg

カムカバーのピニオンシャフトブッシュホールにカムカバー内を通りカムブッシュを潤滑するように、オイルラインが通っています。ビッグエンドと同じくカムカバー側のカムブッシュにオイルが圧送されるようになっています。これはハーレーには無い仕組み。
道理で、カムカバー側のブッシュは状態が良かったです。

a0248662_224022.jpg

#2~#4カムブッシュはオイルが圧送され、サーキットブレーカーが付く#1カムブッシュには圧送されていません。

a0248662_22404070.jpg
a0248662_22405333.jpg

段減りしていたピニオンシャフト、ブッシュ受け部は研磨し修正。

a0248662_22411458.jpg

a0248662_22412914.jpg

カムカバーピニオンブッシュ径、修正したピニオンシャフトに合わせブッシュ製作。


a0248662_22414061.jpg
a0248662_22415293.jpg

カバーに圧入。やった計算通りガタ無くスルスル。

a0248662_2244275.jpg

a0248662_22444082.jpg

a0248662_22421222.jpg

レース単品製作、ラッピング加工済みのタイミング側クランクベアリングレース。
ラッピング後のレース内径は34.95mm シャフト径は22.23mm 6.35mmのローラーを入れクリアランス0.02mmに。
ベアリング、カムカバーを付け少々ラッピングしスルスルに。



a0248662_22424319.jpg
a0248662_22425546.jpg

0.5mm厚ガスケット用紙を使い、カムカバーガスケット製作しカムスラスト調整。
スラストワッシャーはファイバー製のものでVL用と同じ。0.75mmと0.3mmの厚みのものがあります。


a0248662_2243266.jpg

a0248662_2246969.jpg

スラストチェック、調整し、カムギア、アイドラーギアともに0.1mm程度のスラスト量に。

a0248662_22462366.jpg

a0248662_22463651.jpg

カムギア、アイドラギア、ピニオンシャフト、ピニオンギアを組み、クルクルチェックし問題なし。
というわけでタイミングギア周りの調整ごと終わりです。







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-16 23:17 | 1958陸王RTⅡ | Comments(0)
2016年 11月 16日

平日の授業風景 ~1964XLCH900分解作業~



1964XLCH900

a0248662_23262972.jpg

以前、部分修理コースでフロントフォークOH、キャブレーターOH、配線引き直しをやったSくんのアイアンスポーツ。
走行中にエンジンストールしエンジンがかからなくなったとの連絡。
クランキングはするものの、圧縮は少ないとのこと。プッシュロッドを見てみるとクランキングしてもプッシュロッドが4本とも動いていないということ。
こりゃピニオンギア周りが怪しいということで緊急入院。



a0248662_23265943.jpg

というわけで、カムカバーを外してみるとピニオンギアが思いっきり割れています。


a0248662_23284444.jpg

ピニオンシャフトの振れチェック。
0.04mmで少々振れはあるもののギア割れした原因ではないだろうと・・・。

a0248662_23291994.jpg

カムカバー周りをチェックすると#2カムブッシュのところにクラックが。
ギア欠けをおこし、ギアが噛みこみその際に#2カムギアに力がかかりクラックが入ったと思われます。
一応計測するとカムブッシュのクリアランスは良いものの、ピニオンシャフトブッシュはシャフトに対し0.4mmのガタがあり、ビッグエンドを潤滑する油圧も逃げていたことでしょう。

ともあれ、カムブッッシュ、ピニオンシャフトブッシュをやり直すためには、クランクケース側とのラインをだす必要があるため、クランクを分解しなければなりません。
最近このアイアンを手放そうそ考えていたオーナーさんですが、覚悟を決めてエンジンOHすることに。
というわけで、エンジンを分解していきます。


a0248662_23294697.jpg

a0248662_2330105.jpg

まずは腰上分解。
ピストンは前後とも抱つきを起こしています。プラグホールを濡らしていたオイルの原因はこれかしら。


a0248662_23305897.jpg
a0248662_23315057.jpg

a0248662_2332114.jpg

a0248662_23322072.jpg

CHのオイルタンクマウントボルトは転造ねじになっている専用ボルト。
頭を細めたボルトを使い抜き取り。
オイルタンクを抜き取り、エンジン腰下を降ろします。




a0248662_23324670.jpg
a0248662_2333842.jpg
a0248662_23332189.jpg

エンジン分解前に車体周りの気になるところを修正。
まず、センターからずれていたホイールをスポークで調整しセンターだし。ついでに振れチェック。
また、リアショックをはずしスイングアームのガタチェックし問題なし。


a0248662_23334567.jpg

曲がっていたフットペグサポートの取り付け部分も熱し曲げ修正。







1947FL1200

a0248662_2335221.jpg

Iさんのナックルヘッドは地道な作業であります。
オイルタンクのオイルライン取り付け螺子部の修正。パイプラインが入るここの螺子は垂直にナットを入れづらく、螺子がやられていることが多いです。
あまり使わない9/16”-24山UNEF(Extra Fine)のタップ・ダイスを使い修正。


a0248662_2335356.jpg

でオイルタンク清掃でありますが、スラッジと鉄粉が酷い。
リジットモデルのオイルタンクの形状はスラッジが溜まりやすいフィード側にアクセスしづらく、また覗くことができないため、ひたすら灯油を入れシェイクしスラッジ、鉄粉がなくなるまで清掃。
ほぼ1日がかりでした。
ともあれ綺麗になり取り付け。OHしたエンジンに鉄粉スラッジ混じりのオイルを投入することはできませんから。

a0248662_2336527.jpg










レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-16 00:22 | 1964XLCH900 | Comments(0)