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2016年 08月 13日

1970XLH900 コンロッドビッグエンド&クランク芯だし

話が前後してしまいましたが、今日はTさんのアイアンスポーツ、ビッグエンドベアリングレースラッピングとクランク芯だしのお話です。


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分解前、フロント側(ナイフ側)のクリアランスは0.095mm、リア側(フォク側)クリアランスは0.08mmあった車両ですが、コンロッドビッグエンドベアリングレースは珍しく楕円が少なく、状態良し。
ローラーが大分減っていてガタが出てました。

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ともあれ軽くベアリングレースラッピング。
フロント側は41.31mm、リア側は41.32mmに。

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クランクピンはJIMS製の新品に交換。
もともとついていたクランクピンは31.73mmに対しJIMS製のものは31.75mmと0.02mm大きいです。お陰でローラーは小さいサイズで済みます。

フロント側は.0004”o.sローラー(4.7725mm)を入れクリアランス0.015mmに
リア側も.0004”o.sローラー(4.7725mm)を入れクリアランス0.025mm。

コンロッド小端部でのガタが出やすいフロント側はクリアランス小さめ、ガタが出ずらいリア側はクリアランス大き目で組みます。


この後、コンロッドスモールエンドブッシュ交換、スラストワッシャー交換をしクランク芯だしへ。

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片側のクランクシャフトの振れが0近くになると、片側のシャフトが+-0.05mm以上振れてしまう現象が出てしまいます。右はのシャフトが良くなれば、左がだめ。左が良くなれば、右が駄目と堂々巡り。

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フライホイールとシャフトの垂直を見てみると、ドライブ側が0.3mm振っています。
シャフトを組みなおしてみても状態が変わらないので、在庫していたシャフトに交換し、振れっぷりは良くなりました。


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というわけで芯だしやり直し。
ドライブ側0.015mmの振れ、タイミング側0.02mmの振れに。
大分苦労した今回のクランク、このぐらいで勘弁してください。








夏季休暇のお知らせ

遅ればせながら8月13日(土)~8月15日(月)は盆休みをいただきますので宜しくお願いします。

by sgf1906 | 2016-08-13 00:13 | 1970XLH900 | Comments(0)
2016年 08月 10日

平日の授業風景


1965TRUMPH TR6

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Eくんのトライアンフ。
内燃機屋さんからクランク周りの加工が上がってきましたので、まず仮組み作業です。
ビッグエンドはSTDサイズでメタルあわせ。
コンロッドナット、フライホイールボルトを規定トルクで締め付け。
スラッジチューブは新品交換取り付け。
手スポであった両クランクシャフトのベアリング圧入部は溶射・肉盛り・研磨して正しいサイズに。
クランク側、ケース側にそれぞれベアリングを圧入し、クランクケース仮組み。
タイミングギア周りも仮組みし問題なし。
ギアボックスも組み方を復習しつつ仮組みしてO.k。
次回本組み作業です。








1939EL1000

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Wさんのナックルさんは外装周りの作業。
リアフェンダー位置変更。シーシーバー製作。テールランプ位置変更。フットステップ位置変更、ステー製作。などなど。
このあたりの作業はTRUE CLASSICの代表DAIに出張してもらい手伝ってもらっています。







1947FL1200

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久しぶりに登場のIさんのナックルヘッド。
クランク芯だし、スラスト調整、タイミングギア周り仮組みまで終わっていたのですね。
ということでオイルポンプ周り清掃チェック。ボディー、ギア周り問題なしですが、なぜかスタッドボルト紛失で仮組みできず。
気を取り直しダイナモ周りチェック。
まぁこちらもドライブギア周りに悪さをされていたり、一筋縄ではいきません。










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by sgf1906 | 2016-08-10 09:06 | その他 | Comments(0)
2016年 08月 07日

土・日の授業風景

1992長江750

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Hさんの長江
バルブシートカット、ボーリング加工が終わっているシリンダーを取り付け。
ピストンリングのギャップ、クリアランスをチェック後取り付け。
ちなみのこのピストンはコンプレッションリングが2つ、オイルリングが2つ付くタイプで、トップリングはバレルフェースタイプ、2ndリングはアンダーカットタイプ、1番目のオイルリングはワンピースタイプの摺動面がテーパーになっているもの、2番目(ピストンスカート部)につくオイルリングは同じくワンピースタイプで摺動面がバレルフェースとなっています。
というわけで取り付けなのですが、片側のピストンリングを折ってしまうというアクシデントありで、とりあえず片側だけシリンダー取り付け。
落ち込んでいてもしょうがないので、点火時期調整。
長江さんの遅角位置はピストン上死点前6度。最大進角は上死点前36度。新品デストリビューターを取り付け(りプロ品が出るのですね)ですが、このデストリビューターのガバナーが一番開く位置で最大進角位置36度で合わせると遅角位置が上死点後10度になってしまいます。つまりガバナーの開く量が1.5倍大きいのです。ギア自体のバッククラッシュも大分あるので、とりあえず遅角位置6度で組んで様子を見てみます。

話は変わりますが、未だに看板が無いVMSを哀れみ鉄看板を作ってくれました。
これで少しはお店っぽくなるかしら。Hさん有難う御座いました。







VELOCETTE KSS MKⅡ

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久しぶりに登場のEさんのベロセット。
久しぶりの作業のブランクを感じつつ、抜き差しするたびに気を使うダイナモマウントバンドのボルトをスタッド化。サイドスタンドストッパー部分が痩せ細り、リアブレーキロッドと干渉していましたので、溶接肉盛りし位置合わせをしつつ整形作業。






1970XLH900

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Tさんのアイアンスポーツは前回に引き続きクランクの芯だし作業。
左右クランクシャフトで0.02mmの振れまでいったものの、もう少しもう少しと追い込んでいたらハマッてしまった・・・。1から見直しが必要であります。






1968BSA A65

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NさんのBSAはフロント側に続き、リア側のドラムブレーキ調整。
張り替えたライニングが少々厚くドラムに入らないので、ブレーキカムとの摺動面を左右均等に削り、ドラムに収まるようにした後、ライニングとドラムの当たりっぷりを見つつ、なるべく面当りになるようにライニングを削り調整。
その後フロントフォーク組みつけ作業に。
状態が悪かったフロントフォークは新品パーツテンコ盛りでありますが、いきなりオイルシールホルダーのねじ部がメッキがのりアウターチューブに入らない・・・と新品パーツの洗礼を受ける。28山のタップを使いシコシコと削り取り付け。







1968 BSA A50

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卒業生SさんのBSAは配線引きなおし。
以前はエンジン・ミッションのOHだったので、電気周りをやるのは今回が初めて。
改めて電気回りのお勉強です。
点火システムはペイゾン、レギョレーターも新品に交換。






1979FXE1340

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部分修理で入学のIさんのショベルヘッド。
写真を撮り忘れましたが、空回りしてしまっていたクラッチハブのスタッドはガタは無かったのでカシメ部分を溶接し取り付け。スタッドが回ってしまった原因のクラッチスプリングアジャスターナット(ネジが渋い)は、硬いのでタップで修正ができないので新品に交換。
クラッチハブ、コンペンセータースプロケットナットを規定トルクで締め付け、チェーンラインチェック。
タペット音が出ていましたので、プシュロッド周り分解、油圧タペットチェックです。






1978XLH1000

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修理依頼のアイアンスポーツは夜が更けるのを待ち、気温が下がったところで試乗、駄目だし。







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奈良 純

by sgf1906 | 2016-08-07 23:29 | その他 | Comments(0)
2016年 08月 06日

1943WLC750 バルブシートカット

今日はHさんWLCのお話。
NOSシリンダーのバルブ周りチェックです。

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組まれていたバルブ周り分解し、それぞれ計測。
バルブは少々やれ感がある使われていないバルブが入っています。
バルブステム8.63mmに対しバルブガイド穴径は+0.12mm~0.13mm。サイドバルブのクリアランスとしては問題なし。

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バルブ傘面とバルブシートの当たりはベタあたり。バルブ傘面とシートのあたる角度45度面だけ切ってある状態です。45度面はしっかり当っています。

というわけでシートカットしていきます。


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まずはバルブシートの30度面をカットしバルブとシートのあたり位置を出します。
バルブの傘下側に隙間ができたのが解るかしら。

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バルブシート60度面をカットし45度面(シートとバルブの当たる角度)の幅が1.5mm程度になるよう調整します。

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バルブシートとバルブの当たり位置、幅はこんな感じに。

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仕上げで擦り合わせ。

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擦り合わせ後、光明丹を使い当たり位置、幅をチェックし、ポート内に灯油を入れ漏れチェック。
問題なくO.K。







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by sgf1906 | 2016-08-06 01:33 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 08月 03日

1943WLC750 コンロッドビッグエンド・シリンダー&ピストンについて

今日はHさんのWLC、コンロッド周りの加工が終わり、その後のお話。

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ビッグエンドベアリングレースラッピングが終わり、フロント側、リア側ともに真円に。
ナイフ側コンロッドレース径38.11mm。フォーク側コンロッドレース径38.14mm」に。


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クランクピンはJIMS製の新品に。
もともと入っていたクランクピン径は35.37mmに対しJIMS製のものは35.4mmと0.03mmも大きいです。

ナイフ側ローラーはSTD6.35mmのものを使いクリアランス0.01mm
フォーク側のローラーは.0002”o.sを使いクリアランス0.03mmに。

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コンロッドスモールエンド部のガタチェック。
上記のクリアランスで ナイフ側0.7mm フォーク側0.3mm

 

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クランク仮組みしてコンロッドのスラストチェック。
0.8mmと少々大きめであります。
このフライホイールは随分ボコボコと穴が開いていますのでバランス取りが必要です。
タイミング側のコンロッドスラストワッシャー部分は何か悪さをされている跡がありますので、(フライホイールも削られている)バランス含め内燃機屋さんに相談。



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でバランス取りで必要なピストン回りのパーツたち。
もともと付いていたシリンダーには、すでに.070オーバーサイズのピストンが入っていましたので、オーナーさんがNOSシリンダー&ピストンを輸入。こいつを使います。

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ピストンリングはTOP、2NDともにプレーンタイプ。オイルリングはワンピースタイプ。
今もののリングのサイズが合い使えれば交換したいな。


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ピストン&シリンダー計測。
STDピストン69.72mmに対しシリンダーボアは69.70mm~69.72mmとピストンに対し-0.02mm~0
ボーリングできるのはクリアランス分程度、少々シリンダー内壁に錆があるが行けるかしら?
こちらも内燃機屋さんにご相談です。





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奈良 純

by sgf1906 | 2016-08-03 00:18 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 08月 02日

日・月曜日の授業風景


1976XLCH1000

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Z君のアイアンスポーツはリアフェンダー製作。
カスタム事は私には手が負えなので、チョッパー王子に出張してもらいなんやかんややってもらっています。





1968 BSA A50

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卒業生SさんのBSAは配線引きなおし。
前回はエンジンO.Hのみで、車体周り、配線周りはやっていなかったので今回改めて1から配線周りをやっていきます。




1979FXE1340

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Iさんのショベルヘッド。
T/Mのメインシャフト周りのシール交換し、プライマリーカバー取り付け。
オイル漏れをしていたエンジン下部分は、エンジンとインナープライマリーの面あたりが悪いようなので、しっかりシーリングをして、プライマリー側のオイルホース交換、インナープライマリー取り付け。







1939EL1000

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Wさんのナックルヘッドは擦ってしまうフロントマフラー交換なのですが、擦らない位置にするとすると、フットボードが邪魔・・・でステーを製作しフットペグに移植。その位置に合わせマフラー製作することになりました。






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by sgf1906 | 2016-08-02 00:53 | その他 | Comments(0)