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カテゴリ:1973XLCH1000( 3 )


2017年 05月 09日

1973XLCH1000 バルブシートカット・バルブスプリング取り付け

バルブガイド交換、リーマー加工まで終わっている、Kさんのアイアンスポーツ。
今日はその後、バルブシートカットとバルブスプリング取り付け長合わせのお話。



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まずはEX側
あたり幅は悪くないが虫食いがあった45度面をシートカットし30度面、60度面ともに少々カットし、バルブシートとバルブフェースのあたり位置合わせと幅調整し当たり幅1.5mm程度に。




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IN側は虫食いが少ないものの、シート面が大分広がっています。
此方も、バルブフェースの良い位置に当たり面がくるように30度面、60度面をカット。
特に60度面を大分カットし、バルブシートとバルブフェイスのあたり位置調整。
IN側はあたり位置が外目に来るようにしてあたり幅1.3mmに。







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擦り合わせそして、それぞれ灯油漏れチェックしO.K。
シートカット・擦り合わせ終わり。




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ヘッド面、ロッカーカバー面面研磨



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ここからはバルブスプリング。
インナースプルリングを取り付け仮組みし、アウタースプリングの取り付け長計測。
一部0.4mmのシムで取り付け長を調整し、EX同士、IN同士の取り付け長をあわせる。



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取り付け長でのバルブスプリング圧計測。
アウター・インナーそれぞれ計測しアウターとインナーの組み合わせ調整し4本ともほぼ同じ取り付け圧にしてバルブスプリング取り付け。


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というわけでヘッド周りの作業終わりです。








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by sgf1906 | 2017-05-09 08:56 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2017年 01月 24日

1973XLCH1000 ロッカーアームブッシュ・バルブガイド

今日はKさんのアイアンスポーツ、ヘッド周りのお話。


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まずはロッカーアームブッシュ。
毎度のことでありますが、使うブッシュはJIMS製のもにで、内径がロッカーアームシャフトに対し0.1mm近く小さめに作られています。
このまま、ロッカーアームにブッシュを圧入すると、リーマーを通すのに苦労すると共にブッシュが切れきれず、適正なサイズになりません。
というわけで、ブッシュを専用生爪に銜え予め内径拡大。ぎりぎりシャフトに入るぐらいにサイズにします。



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内径加工したブッシュをオイル穴を合わせ圧入。
圧入後、ラインリーミング。リーマーを通してもシャフトの動きが渋いものは、ラップロッドにコンパウンドを付けラッピング。仕上げにホーニングし組み付け。



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ここからはバルブガイドのお話。
ガイドを抜き取ったヘッド側バルブガイドホールはホーニングし計測。穴側の磨耗無く状態良し、STDサイズのガイドでいけます。

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kibblewhite製の鋳鉄バルブガイドを使います。
IN、EX共に適正嵌め代サイズまで外径を研磨します。


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ロッカーアームブッシュでの理由と同じで、小さめに作られているバルブガイド内径を専用生爪に銜え、使うバルブステム径+クリアランスサイズのリーマーを使い、予め内径拡大。
オイルを吸いやすいIN側は頭部分をテーパー加工しバルブガイド前加工O.K。



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専用工具でバルブガイドをヘッドに圧入。
圧入後、嵌め代分縮んだガイド内径をリーマーで内径拡大し、バルブガイド周りの作業はこれで終わり。
次回、シートカットさんです。






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by sgf1906 | 2017-01-24 23:40 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2016年 12月 21日

1973XLCH1000 分解・清掃・計測作業

今日はアイアンスポーツ持込の新入生Kさんのアイアンスポーツ分解作業のお話。
Kさんは自らオーバーホールするべくアイアンのベース車を購入。分解しVMSに持ち込みました。
まさにレストアベース車という感じでありまして、こういうオンボロ車を直して行くのは非常に大変ですが、レストアの醍醐味でもあります。


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まずはクランク分解。
クランクがしっかり錆びてしまっています。


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分解し錆びとり&清掃。

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でクランク周り計測作業です。
コンロッドビッグエンドベアリングレースはフロント側は深そうな虫食いあり。
リア側レフトサイドレースは内径41.33mmと随分広がっています・・・。
コンロッドベアリングレースは交換したほうが良いでしょう。



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スモールエンドブッシュ抜き取り計測。
といってもフロント側はすでにブッシュが抜けかかっている状態。
計測すると、リア側は良いが、フロント側は0.25mm縦方向に楕円になっています・・・。
真円加工が必要です。



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ピニオンシャフト、ピニオンシャフトベアリングレースは状態よし。


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カムギアさんは残念ながら状態が悪く駄目。
4カムギアのアイアンさんはケチって1個、2個とギア交換するとカムギアのバッククラッシュの問題が出てきますので、4つとも交換します。
カムブッシュ・ピニオンブッシュ計測。
ピニオンブッシュはシャフトに対し0.12mmのクリアランスと広がっているのでブッシュ交換。
#2、#3カムブッシュは抜きて来てしまっていたのでブッシュ交換。
ほかのブッシュは新品カムシャフトが来てから検討。




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タペット&ガイド計測。
ローラーはのクリアランスはそれぞれ0.05mmと微妙。
タペットとガイドのクリアランスはそれぞれ0.08mm~0.1mmとガタ多めです。
オーバーサイズタペットに交換予定。


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トランスミッション清掃計測。
良かった。こちらはギアシャフトともに状態良し。
スプロケット側メインシャフトベアリングレースは広がっていましたのでレース交換。
このベアリングレースはラッピングしてオーバーサイズベアリングを入れることが出来ますが、レースを交換してしまったほうが良いです。
クラッチギアブッシュ&ベアリングはともに交換。


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カウンターシャフトは1STギアブッシュ交換。


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シリンダー計測。
フロントシリンダー径82.79mmに対しリアシリンダーは81.60mmと0.9mm近くフロントシリンダーが大きい・・・。
リア側は.030”o.sピストンでボーリング出来るが、リア側は.060”o.sピストンとなります。
もちろん、前後違うサイズでボーリングするわけには行きませんので、.060”o.sで合わせるか・・・う~ん。


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シリンダーヘッドはカーボン除去して計測。
バルブとガイドのガタはIN側0.11mm、EX側0.25mmと随分ガタがありますのでガイド交換。
またバルブも随分減っていますので交換します。
でガイド抜き取り計測。ガイドホールは状態よく、STDサイズのガイドで行けます。


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ロッカーアームはシャフト、アームともに状態良し。
ブッシュは大分縦方向に減っていますので交換します。

というわけで次回はケース周りの手直しごとです。







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by sgf1906 | 2016-12-21 00:39 | 1973XLCH1000 | Comments(0)