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カテゴリ:1973XLCH1000( 9 )


2017年 10月 22日

1973XLCH1000 リアホイール


今日はKさんのアイアンスポーツ
エンジン・ミッション周りの作業から車体周りの作業に移ります。
まずはリアホイール周りから。

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リムは磨いてキレイキレイに。
ハブも化粧直し。
ベアリングロックナットは緩み防止のためカシメられています。
カシメ部分を目立てしロックナットがスムーズに動くようにしておきます。


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ベアリング取り付け。
車体左側は一個、車体右側(ドラムスプロケット側)は2連で付きます。
ロックリングにはカラーとシールが付きまが、今回はシールベアリングを使いますんでシールなしでも大丈夫。



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ドラム側の2連のベアリングに間にはスペーサーシムが入ります。
ここに位置でブレーキパネルの位置決めをします。
ここの調整が今一でブレーキドラムとブレーキカムと干渉し削れているものが多いです。




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錆錆だったスポークは新品に交換しリム組み。
アイアンのRハブはドラム側の穴から一本づつ組んでいけるので組みやすいです。
面倒なフロントリムをやる前にリム組みに慣れてもらう意味も含めリアからリム組みをやってもらいます。




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リム中心から左サイドにある穴にハブ左サイドのスポークを組み、リム右サイドの穴にハブ右サイドのスポークを入れ4クロスになるよう組みます。
スポーク張り調整。
それぞれのスポークが引っ張り合うことで組まれていますので、はじめのスポークの張り調整でそれぞれのスポークが均一になるように出来ると後が楽です。


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今回は初めの張りっぷりがよく、振れとり作業がスムーズでありました。
縦方向、横方向ともに0.1mm程度に。



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フロント側も組んでありますがその話は、また次回。







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Tさんの4速エボはカスタム思案中。
大幅な変更がありそうです。










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by sgf1906 | 2017-10-22 00:12 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2017年 10月 15日

1973XLCH キックスターター周り


今日はKさんのアイアンスポーツキックスターター周りのお話。
駄目駄目だったスプロケットカバーはNOSカバーに交換。

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クランクケースのスプロケットカバーマウント雌ネジ部はクラックが入っていましたので溶接し新たにネジ穴を作ります。
まず抜けてしまっていた位置決めダウエルピンを取り付け、下側のマウントボルトを留め、専用ポンチを作り穴あけする位置決めしボール盤にセットし下穴開け、タップを立てます。


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新品スプロケットカバーにはブッシュが入っていませんでしたので、ブッシュ圧入し少々すり合わせ。

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スタータークランクギアを付けスラストチェック。
スラストが多い場合はスターターシャフトのスラストプレートの間にシムを入れ、スラストが少ない場合はシャフトを研磨したりしたりしますが、今回はシムいらずでO.K

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スターターラチェットギアのキアの噛み合いチェック。
9個のギアがちゃんとあたっているので問題なさそうです。


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スターターラチェットギアのスペーサーは元々付いていたものが錆だらけだったので新品に交換。
で新品のスペーサーにあわせラチェットギアブッシュ単品製作。

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ホーニングしクリアランス調整し取り付け。
ガタ無しさんです。


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キック周り仮組み、クラッチハブ、クラッチハウジング仮組みしキック作動チェック。
干渉するところなど無く(クランクギアのナットとクラッチハウジングが干渉するときがある)問題なしキック周りO.Kです。








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by sgf1906 | 2017-10-15 23:51 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2017年 09月 30日

1973XLCH コンロッドスモールエンドブッシュ・コンロッドスラスト

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今日はKさんのアイアンスポーツコンロッド周りのお話。
コンロッドスモールエンドブッシュはガタが多かったため抜き取りし計測。
ブッシュが抜けかけていたフロント側は縦方向に0.26mmも楕円になっています。
これだけ楕円になっているとボーリング加工しての真円加工が必要です。



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問題がなかったリア側はJIMS製のブッシュを使います。
圧入しリーマーで内径加工。ホーニングしクリアランス調整しピストンピンに対し0.025mmのクリアランスに。


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フロント側は内径拡大・真円加工したコンロッドにあわせスモールエンドブッシュ製作。
外径はコンロッドにあわせ、内径は使うJIMS製のリーマーに合わせ製作。スモールエンドブッシュの嵌め代はキツ目で。
オイル溝も専用の溝切冶具を使い旋盤で製作。


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リア側と同じく圧入、リーミング、ホーニングしO.K






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減っていたコンロッドのスラストワッシャーも交換。
画像では分りづらいですが、タイミング側は大分減っています。

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コンロッドベアリングはローラーサイズあわせ済みもともとは鉄製のローラーケージが入っていましたが、銅製のコンロッドワッシャーを使うのでアルミ製に交換。
STDサイズ(1.5mm)のダミーワッシャーを入れ計測。



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クランクピンナットを規定トルクで締め付け、クランク仮組みしてスラスト量計測。
0.7mmと少々多め。



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STDサイズでスラスト量が少々多めだったのでオーバーサイズ(1.7mm)のスラストワッシャーを入れカシメ。
市販のオーバーサイズで調整出来ない場合、フライホイール側のワッシャー受け部が変形していた場合は単品製作しますが、今回は問題なし。
計測しスラスト量0.3mmに。


というわけで次回クランク組み付け。







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by sgf1906 | 2017-09-30 01:26 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2017年 08月 11日

1973XLCH トランスミッション

現在、ガレージでは業務用エアコン設置中のため仕事になりません。
というわけで、今のうちにKさんのアイアンスポーツのトランスミッション周りのまとめ的ブログアップをします。


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フライホイールはサビサビ、コンロッドベアリングレース、カムギアは虫食いと状態がKさんのアイアン。トランスミッションも不安だらけでしたが、トランスミッションのギア周りは無事で一安心。


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一個一個やって生きます。
まずはクラッチギア。
アイアンのクラッチギアは片側ブッシュ、片側ニードルベアリングの軸受けになっています。
計測しガタがあったクラッチギアブッシュは交換。消耗品のニードルベアリングも交換で抜き取り。


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クラッチギアブッシュリプロ品でも問題ないので、ブッシュ圧入。
圧入後、縮んだブッシュ内径をラッピング・ホーニングしシャフトとのクリアランス調整。
ブッシュの調整が終わった後にニードルベアリング圧入、カラー圧入。




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カウンターシャフト1STギアブッシュ。
このブッシュはリプロ品を使うと、圧入がきつすぎたり内径が縮みすぎたりで、どちらにしろ加工が面倒なので単品製作。
オイル溝きりもして圧入、ホーニングしクリアランス調整。




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ベアリング周りのお話に。
まずアクセスドアのボールベアリング、ニードルベアリング交換。

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広がっていて少々虫食いがあったライトサイドメインシャフトベアリングレースはJIMS製のものに交換。ニードルベアリングも交換。




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ライトサイドメインシャフトベアリングは隣り合わせで組むバラにニードルベアリングが入ります。
ベアリング同士が接しつつ組まれるため、ベアリングのクリアランスを詰めすぎると、23本のローラーが入らなかったり、組んでも渋かったりします。
ラッピングしつつ、計測しつつで内径拡大しSTDサイズのローラーを入れクリアランス0.035mmに。


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ミッション仮組みをしていきます。
まず曲がって組まれるためよく折れるシフターのリターンスプリングは交換。

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カウンターシャフトの2速ギアは、4速ギアの圧入っぷりでスラスト量を調整します。
この車両は4速ギアが入りすぎて2速ギアの周りが渋かったので調整。


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ミッション仮組みし、ドッグギアのシフト位置を調整。
アイアンはシフターフォークのサイズでドッグギア位置を調整します。
この車両はもともとメイン側STDサイズカウンター側は.020”o.sが入っていました。
マニュアルでは、ドッグギアの隙間を基準に調整するようになっていますが、シフターカム溝とシフターフォークにそれなりのガタがありますので、実際のドッグギアの入りっぷりを見て調整します。




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1速、2速はシフターフォークの距離を2速ギアの入りっぷりでサイズを選択しておき、1STギア側のシムの厚みで1速ギアの入りっぷりを調整。
3速・4速ギアのはもともとのシフターフォークで問題なし。


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1速
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2速
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3速
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4速

というわけでシフターの位置合わせ終わり。

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メインシャフト・カウンターシャフトのスラスト量調整。
それぞれシムの厚みを変え、メイン・カウンターともに0.2mm程度に調整。


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段減りしていたシフターシャフトは新品に交換。
シフターブッシュはカムカバーをNOSものに交換しているため、ブッシュも新品。
少々渋いのでラッピングし調整しO.K
トランスミッション仮組みしてギアチェンジチェック。
問題なく、ミッション周りの作業終わりです。








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by sgf1906 | 2017-08-11 12:07 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2017年 05月 31日

1973XLCH1000 タイミングギア回り


今日はKさんのアイアンスポーツ、タイミングギア周りのお話。

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もともと入っていたカムギアは虫食いが多くギアもやられていたので、アンドリュース製PBカムに交換。

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クラックが入っていて、溶接困難、溶接後も加工が必要だったカムカバーはNOSのカムカバーが手に入ったのでこちらを使います。


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NOSのカムカバーを手に取るのは初めてで、メーカーがカムシャフトとカムブッシュのクリアランスをどれぐらい取っているか興味津々。
というのは、マニュアルに表記されているカムシャフトブッシュとシャフトとのクリアランスは.0005”~.002”(0.0127mm~0.0508mm)で、6つのギアからなるギアたちを0.01mm台のクリアランスで組もうともうと至難の業なのです。
計測し納得の数値でありました。


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ケース側のカムベリング交換し、カムシャフトを一個づつ取り付けスラスト量チェックし、シム調整。
既製品では0.12mm、0.177mm、0.38mmのシムがありますが、3種類のシムで調整できない場合がありますので、0.5mm、0.6mm、0.7mmと厚いシムを作ってあります。
シム調整し4つとも0.1mm程度のスラスト量に。


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ピニオンシャフトベアリングレースをラッピングするため、スプロケットシャフトベアリング(ドライブ側クランクシャフトベアリング)をとりつけ。
計測し、クランクケースとベアリングレースのハメ代は問題なし。
特殊工具で圧入しベアリングのスラスト量チェック。



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両クランクケースをあわせ、ピニオンシャフトベアリングレースラッピングし真円加工。



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.0004”オーバーサイズ(4.772mm)のローラーを入れクリアランス0.03mmに。

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4つのカムギア・ピニオンギア・アイドラギアを入れクルクルチェック。
さすが、NOSカバーさん加工ごと無しでクルクルO.Kでタイミングギア回りの作業終わりです。






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2017年 05月 28日

1973XLCH1000 コンロッド・ビッグエンドベアリングレース

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今日はKさんのアイアンスポーツ、ビッグエンドベアリングレースのお話。
ラッピングして現状のレースを使うとしてもMAXオーバーサイズのローラーを使うところまで広がっていたベアリングレース。虫食いもありラッピングでとりきれるか微妙なところだったので、レース交換。


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中古レースを抜き取り、新品レースとコンロッド計測。
コンロッドとベアリングレースの嵌め代は大きいので、圧入時に金属同士噛み込んでしまわないように、コンロッド側、レース側にしっかり“案内部分”を作っておきます。
直径が大きく、長さが短いコンロッドレースの圧入は垂直に入れるのに注意。



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新品ベアリングレースを交換するのはなるべくしたくない。
その理由は、もともと内径が小さめに作られているため、STDローラーを入れるとして、0.15mm以上ラッピングし内径拡大する必要があります。
普通ラッピング作業は0.02mm~0.03mm程度研磨するもので、その5,6倍でありますから時間もかかります。
特に、ナイフコンロッドのフロント側はレースの出入口が多く削れ易く、ラッパ状にならないように注意しつつラッピングする必要があるので大変です。

とゴチャゴチャいってても仕様が無いのでラッピングしつつ、計測を繰り返します。




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クランクピンも虫食いがあったので交換。
新品クランクピン径、STDサイズローラー径にあわせ、それぞれフロント側、リア側ロッドの適正クリアランスサイズなるまでベアリングレースラッピングしました。



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実際に組み付け、コンロッドのガタチェックしO.Kであります。





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2017年 05月 09日

1973XLCH1000 バルブシートカット・バルブスプリング取り付け

バルブガイド交換、リーマー加工まで終わっている、Kさんのアイアンスポーツ。
今日はその後、バルブシートカットとバルブスプリング取り付け長合わせのお話。



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まずはEX側
あたり幅は悪くないが虫食いがあった45度面をシートカットし30度面、60度面ともに少々カットし、バルブシートとバルブフェースのあたり位置合わせと幅調整し当たり幅1.5mm程度に。




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IN側は虫食いが少ないものの、シート面が大分広がっています。
此方も、バルブフェースの良い位置に当たり面がくるように30度面、60度面をカット。
特に60度面を大分カットし、バルブシートとバルブフェイスのあたり位置調整。
IN側はあたり位置が外目に来るようにしてあたり幅1.3mmに。







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擦り合わせそして、それぞれ灯油漏れチェックしO.K。
シートカット・擦り合わせ終わり。




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ヘッド面、ロッカーカバー面面研磨



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ここからはバルブスプリング。
インナースプルリングを取り付け仮組みし、アウタースプリングの取り付け長計測。
一部0.4mmのシムで取り付け長を調整し、EX同士、IN同士の取り付け長をあわせる。



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取り付け長でのバルブスプリング圧計測。
アウター・インナーそれぞれ計測しアウターとインナーの組み合わせ調整し4本ともほぼ同じ取り付け圧にしてバルブスプリング取り付け。


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というわけでヘッド周りの作業終わりです。








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2017年 01月 24日

1973XLCH1000 ロッカーアームブッシュ・バルブガイド

今日はKさんのアイアンスポーツ、ヘッド周りのお話。


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まずはロッカーアームブッシュ。
毎度のことでありますが、使うブッシュはJIMS製のもにで、内径がロッカーアームシャフトに対し0.1mm近く小さめに作られています。
このまま、ロッカーアームにブッシュを圧入すると、リーマーを通すのに苦労すると共にブッシュが切れきれず、適正なサイズになりません。
というわけで、ブッシュを専用生爪に銜え予め内径拡大。ぎりぎりシャフトに入るぐらいにサイズにします。



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内径加工したブッシュをオイル穴を合わせ圧入。
圧入後、ラインリーミング。リーマーを通してもシャフトの動きが渋いものは、ラップロッドにコンパウンドを付けラッピング。仕上げにホーニングし組み付け。



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ここからはバルブガイドのお話。
ガイドを抜き取ったヘッド側バルブガイドホールはホーニングし計測。穴側の磨耗無く状態良し、STDサイズのガイドでいけます。

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kibblewhite製の鋳鉄バルブガイドを使います。
IN、EX共に適正嵌め代サイズまで外径を研磨します。


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ロッカーアームブッシュでの理由と同じで、小さめに作られているバルブガイド内径を専用生爪に銜え、使うバルブステム径+クリアランスサイズのリーマーを使い、予め内径拡大。
オイルを吸いやすいIN側は頭部分をテーパー加工しバルブガイド前加工O.K。



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専用工具でバルブガイドをヘッドに圧入。
圧入後、嵌め代分縮んだガイド内径をリーマーで内径拡大し、バルブガイド周りの作業はこれで終わり。
次回、シートカットさんです。






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奈良 純

by sgf1906 | 2017-01-24 23:40 | 1973XLCH1000 | Comments(0)
2016年 12月 21日

1973XLCH1000 分解・清掃・計測作業

今日はアイアンスポーツ持込の新入生Kさんのアイアンスポーツ分解作業のお話。
Kさんは自らオーバーホールするべくアイアンのベース車を購入。分解しVMSに持ち込みました。
まさにレストアベース車という感じでありまして、こういうオンボロ車を直して行くのは非常に大変ですが、レストアの醍醐味でもあります。


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まずはクランク分解。
クランクがしっかり錆びてしまっています。


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分解し錆びとり&清掃。

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でクランク周り計測作業です。
コンロッドビッグエンドベアリングレースはフロント側は深そうな虫食いあり。
リア側レフトサイドレースは内径41.33mmと随分広がっています・・・。
コンロッドベアリングレースは交換したほうが良いでしょう。



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スモールエンドブッシュ抜き取り計測。
といってもフロント側はすでにブッシュが抜けかかっている状態。
計測すると、リア側は良いが、フロント側は0.25mm縦方向に楕円になっています・・・。
真円加工が必要です。



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ピニオンシャフト、ピニオンシャフトベアリングレースは状態よし。


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カムギアさんは残念ながら状態が悪く駄目。
4カムギアのアイアンさんはケチって1個、2個とギア交換するとカムギアのバッククラッシュの問題が出てきますので、4つとも交換します。
カムブッシュ・ピニオンブッシュ計測。
ピニオンブッシュはシャフトに対し0.12mmのクリアランスと広がっているのでブッシュ交換。
#2、#3カムブッシュは抜きて来てしまっていたのでブッシュ交換。
ほかのブッシュは新品カムシャフトが来てから検討。




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タペット&ガイド計測。
ローラーはのクリアランスはそれぞれ0.05mmと微妙。
タペットとガイドのクリアランスはそれぞれ0.08mm~0.1mmとガタ多めです。
オーバーサイズタペットに交換予定。


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トランスミッション清掃計測。
良かった。こちらはギアシャフトともに状態良し。
スプロケット側メインシャフトベアリングレースは広がっていましたのでレース交換。
このベアリングレースはラッピングしてオーバーサイズベアリングを入れることが出来ますが、レースを交換してしまったほうが良いです。
クラッチギアブッシュ&ベアリングはともに交換。


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カウンターシャフトは1STギアブッシュ交換。


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シリンダー計測。
フロントシリンダー径82.79mmに対しリアシリンダーは81.60mmと0.9mm近くフロントシリンダーが大きい・・・。
リア側は.030”o.sピストンでボーリング出来るが、リア側は.060”o.sピストンとなります。
もちろん、前後違うサイズでボーリングするわけには行きませんので、.060”o.sで合わせるか・・・う~ん。


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シリンダーヘッドはカーボン除去して計測。
バルブとガイドのガタはIN側0.11mm、EX側0.25mmと随分ガタがありますのでガイド交換。
またバルブも随分減っていますので交換します。
でガイド抜き取り計測。ガイドホールは状態よく、STDサイズのガイドで行けます。


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ロッカーアームはシャフト、アームともに状態良し。
ブッシュは大分縦方向に減っていますので交換します。

というわけで次回はケース周りの手直しごとです。







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奈良 純

by sgf1906 | 2016-12-21 00:39 | 1973XLCH1000 | Comments(0)