カテゴリ:1964XLCH900( 9 )


2017年 04月 12日

1964XLCH900 クランク芯だし

今日もS君のアイアンスポーツ、クランク周りのお話。

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コンロッドベアリングレースは状態良くそのまま使います。以前にしっかりラッピング済みという感じです。
ローラーは交換し、4.778mmのローラーを入れ、F側0.015mm、R側0.025mmのクリアランス。
コンロッドの振れっぷりはF側0.65mmR側0.4mm程度


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クランク芯だししドライブ側、タイミング側ともに0.01mm程度の振れに調整。
クランクの芯だしはクランクピンナットが規定トルクを目安に締まりきるところで振れを無くすのが難しいです。クランクピンナットを締めれば締めるほどクランクが言う事を聞かなくなるからです。
ある程度ナットを閉めつつ、クランクの振れを調整し、またナットを締め調整・・・を繰り返し芯を出していく感じです。


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ともあれ、無事終了し、クランクとケース組みつけ作業。





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奈良 純

by sgf1906 | 2017-04-12 08:31 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 04月 11日

1964XLCH900 コンロッドスラスト

今日はS君のアイアンスポーツ、クランク周りのお話

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分解前、コンロッドのスラスト量を計測すると0.7mm~0.8mmと少々多め。
スラストワッシャーを交換することに。
元々付いていたものは1.85mmのSTDサイズでスラストワッシャー自体はそんなには減っていない。コンロッド側が減っていると思われる。

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スラストワッシャーはアルミ青銅で単品製作。

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専用生爪に銜え、逆算したオーバーサイズのワッシャー製作。
なかなか説明が難しいがこの2mm程度の厚みのワッシャーの両端面の平行を出すのが難しい。


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寸法をしっかり出しているので、フライホイールに圧入気味で取り付け。

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アルミ系ワッシャーにあわせ、ベアリングケージはアルミ製のものに交換。

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一旦仮組み、スラスト量を計ると少なめだったので、研磨し調整。


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クランクピンナットを規定トルクで締め付け、スラスト量0.3mm程度に。






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by sgf1906 | 2017-04-11 08:39 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 04月 07日

1964XLCH900 トランスミッション組み付け

今日はS君のアイアンスポーツ、トランスミッションのお話。
ギア周り、シャフトは状態良く、消耗品、調整作業で良さそうなギアボックッス。


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アクセスドアのメインシャフトベアリング、カウンターシャフトベアリング交換。


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ケース側メインシャフトベアリングレースは楕円変形無く、内径33.14mmで状態良し。ローラー交換だけでO.K
カウンターシャフトのニードルベアリング交換。

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シフター周りは折れやすいスプリングは交換。

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クラッチギアブッシュは磨耗少なく、このまま使います。
消耗品であるニードルベアリングは交換。


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抜きづらいクラッチギアのベアリングは内ガケプーラーで抜き取り。
難易度が高く、ぶっ壊れてしまうことが多い・・・。

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新しいニードルベリング、カラーを圧入。


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アクセスドア周り、ギア周り組み付けて、ドッグギア位置チェック。
カウンターシャフトは1STギアとドッグギアである3RDギアの隙間と2NDギアと3RDギアの隙間をチェック。
メインシャフトは3RDギアとドッグギアである2NDギア、4THギアと2NDギアの隙間をチェック。


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実際にギアチェンジし、それぞれギアの入りっぷりチェック。
2NDギアとドッグギアの入りが浅く、1STギアとドッグギアは、ドッグギアが1STギアを押してしまっています。

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ドッグギアを2NDギアよりにさせるため、シフターフォーク交換。
社外のシフターフォークは顎部分?が太く、組んだときにギアに干渉する恐れがあるので、少し削ります。

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フォークを換え、2NDギアよりにドッグギアが行ったところで、シム調整しドッグギアと1STギア位置の調整。
ギアシフト調整はこれで終わり。
次回、ケースに取り付けスラストチェックであります。








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by sgf1906 | 2017-04-07 10:22 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 04月 05日

1964XLCH900 タイミングギア周りの作業

今日もS君アイアンスポーツ、タイミングギア周りのお話。
元々、ピニオンギア粉砕しギアがロックしカムカバーにもクラックが入ってしまった車両で、やはりなんやかんやありました。


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まずは、クランクケース側カムシャフト軸受けのニードルベアリング交換。


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カムカバーはクラックが入っていたため、中古良品に交換。
カムシャフトとブッシュのガタは良好でしたが、ブッシュ鍔部分が段減りしていましたので、鍔部分面研。

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カムを一個ずつ取り付け、スラスト調整。
60年代のアイアンにジェームス製の厚みがあるガスケットを入れるとスラスト量が多くなります。既製品では何枚も重ねないと調整できません。厚みがあるカムスラストワッシャーを製作していますので、シム調整し0.1mm程度のスラストに。

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#1カムのタイミングマークが無く、マジックで印がついていました。
組み付けてカムタイミングを測る必要があります。


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ピニオンギアは新品に交換。
この年式のアイアンはピニオンギアのサイズを選べません。
カムギアとピニオンギアを組み回りっぷりチェックすると一部渋いので、渋い部分だけコンパウンドを塗り擦り合わせ。
カムシャフト4個とピニオンギアでの回りっぷりはスルスルでO.K。



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カムギアとピニオンギあの組み合わせではスルスル回ましたが、アイドラギアを入れるとまた渋い・・・。
こちらも渋い位置にコンパウンドをつけ擦り合わせするものの、ギアが割れる・・・。
もともとギアがヘタっていたと思われるが、多少のギアの噛み込みで欠けてしまうギアを考えると、旧車のギア周りの怖さ感じるのと同時に、ギア周りの回りっぷりチェックは重要ですね。



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以前、社外のアイドラギアは良くなかったので、純正NOSものを入手。
同じく回りっぷりチェックするとやはり一部渋い。こちらも擦り合わせし、ピニオンギア、4カムギア、アイドラギアの組でスルスル回るようになりました。
というわけで、カムギア周りの作業終わり。
4カムギアでギア交換、カムカバー交換をすると帳尻が合わなくなり、大変だというお話でした。






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by sgf1906 | 2017-04-05 08:55 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 04月 04日

1964XLCH900 ピニオンシャフトベアリングレース・ピニオンシャフトブッシュ

今日はS君のアイアンスポーツ、ピニオンシャフト周りのお話。
ピニオンギアを割れたことでVMSに入学した車両。ピニオンギアが割れた際に#2カムブッシュ受け部、カムカバーにクラックが入りましたので、カムカバー交換です。
カムカバーを交換するとなんやかんやと合わせが必要ですので、ひとつづつ解消していきます。


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計測するとカムブッシュ周りは状態が良いのでそのまま使います。
ピニオンシャフトブッシュはガタがありましたので、ブッシュ交換。

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まず、段付に減っているシャフトは研磨し段付を無くします。

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使うカムカバー、研磨したシャフトにあわせブッシュ製作。




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製作したブッシュに冶具を使いダウエルピン穴を作り、カバーに圧入。




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ドライブ側クランクベアリングレース軸部をボーリングしたため専用のラッピング用冶具製作しました。


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ピニオンシャフトベアリングレースラッピングし、クランクドライブ側、タイミング側のラインだし。


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ピニオンシャフトベアリングレースのラッピングが終わったところで、冶具を使いピニオンシャフトブッシュもラッピング。


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ピニオンシャフト、ベアリング、カムカバーをつけ、クルクルチェックしO.K。









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by sgf1906 | 2017-04-04 09:57 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 03月 18日

1964XLCH900 シリンダーヘッド周り組み付け作業


今日はS君のアイアンスポーツ、ヘッド周りのお話。

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ヘッド周りは以前にオーバーホールしていたようで、鋳鉄ガイド、バルブともにKIBBLEWHITH製のものが入っています。
バルブステムとガイドのクリアランスはインテーク、エキゾーストともに0.05mmと状態が良いのでそのまま使います。


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バルブシートとバルブのあたりもチェック。
あたり幅も1.5mm程度、位置も良いので今回はカット無し。

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少々虫食いがありましたので、擦り合わせし虫食いを無くし、灯油漏れチェックし問題なし。


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ガイド仕上げのホーニングし、ヘッド面ロッカーカバー面面研。


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バルブスプリング取り付け長チェック。
インナースプリングを付けバルブ仮組みし、取り付け長チェック。


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シム調整をして、インテーク同士、エキゾースト同士のスプリング取り付け長を合わす。



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取り付け長までスプリングを圧縮させ、それぞれスプリング圧計測。
1本だけスプリング圧が弱かったので1本だけ在庫スプリングに交換。
また、1本だけインナースプリングとアウタースプリングの巻き方向が一緒だったので交換。
普通、アウタースプリングとインナースプリングの巻き方向は違います。


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というわけでシリンダーヘッドの作業は終わり。





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ここからはロッカーアームのお話。
ロッカーアームブッシュはシャフトに対し0.08mm~0.1mmとクリアランス多めなのでブッシュ交換。
JIMS製のブッシュはシャフトに対し0.1mm程度小さめに作られていますので、そのままロッカーアームにブッシュを圧入するとリーマー加工が大変なのであらかじめ、内径拡大しておきます。

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専用生爪に銜え、シャフトにギリギリ入るぐらいまでブッシュ内径拡大。



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ロッカーアームにブッシュ圧入。
圧入後、嵌め代分縮んだブッシュに専用のリーマーでラインリーミング。
粘り硬いブッシュなので、リーマーを通してもシャフトを通すと渋い場合が多いです。
専用ラップロッドを使い少々ラッピング。
バルブコンパウンドを使うので、ラッピングした際は、ロッカーアームにコンパウンドが残らないように徹底洗浄。

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仕上げのホーニングしロッカー組みつけ。
というわけでヘッド周りの作業ほぼ終わりです。





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by sgf1906 | 2017-03-18 00:43 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 03月 11日

1964XLCH900 クランク軸受けベアリングラッピング冶具

先日も少しお話しましたが、暖めた時点でスプロケットシャフトベアリングレースが動いていたS君のアイアンスポーツスター。
計測すると縦方向に大きいところで0.13mm楕円になりベアリングレース径50.02mm~50.03mmに対し0.15mm大きくなっていいました。

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内燃機屋さんに両クランクベアリング軸部のセンターをみつつ真円拡大加工してもらいました。
ベアリングレースを溶射・肉盛・研磨し圧入します。


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拡大したベアリングレース受け鋳込み部分の径は50.30mmで約0.3mm拡大しています。
ここに肉盛したレースを圧入するのですが、まだレースが帰ってきておらず。
作業が止まってしまうので、ベアリングレースラッピング用の冶具を製作します。

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うちにあるXL用のラッピング冶具はスプロケット側のベアリングレース、ベアリングを入れベアリングを軸にしてピニオンシャフトベアリングレースをラッピングするもの。
ベアリングが無い状態だ使えません。

今回はスプロケットシャフトベアリングレース圧入部に穂のかにテーパーになっている冶具をいれラッピングする方法でいきます。

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まずはラッピングロッドの軸受け部を作ります。ロッド径+0.05mmガタ無くロッドが回るように。


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ある程度外径を削った後に刃物代に角度をほんの少しづらし(線一本分)テーパー加工。
テーパー角度は0.2度程度で全長43mmで上底と下底の直径の差が0.3mm程度。



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という訳でこれで次回はピニオンシャフトベアリングレースラッピングできます。





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by sgf1906 | 2017-03-11 07:00 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2017年 01月 18日

1964XLCH900 分解作業その2

今日はSくんのアイアンスポーツ分解・計測のお話。


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各部チェックしつつ、クランク分解、清掃し、計測作業。
ガタが少なかったビッグエンド部はフロント側クリアランス0.01mmリア側クリアランス0.025mmと状態良し。

ピニオンシャフトも4.765mmのオーバーサイズローラーが入っており、レースとのクリアランスは0.04mmと状態良し。

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タペットはタペット下部が減っており、ローラーもガタが出ていますので好感予定。

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トランスミッションはギア周り状態良し。
ドライブ側メインシャフトベアリングレースも磨耗少なく状態良し。
クラッチギアブッシュ、カウンターシャフト1stギアブッシュも状態良し。
ベアリング交換とシフト位置調整でいけそうです。

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タイミングギア周り
カムギア周りは状態良くそのまま使います。
#2カムギアブッシュホールにクラックが入っていたカムカバーは中古良品を入手。
新たなカムカバーのブッシュ計測。それぞれカムブッシュは状態良いもののピニオンシャフトブッシュはガタがきているので交換。

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ヘッド周りも徹底カーボン除去後、計測。
バルブ、ガイドともに状態良くそのまま使います。
ロッカーアームブッシュはガタが来ていましたので交換。


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思いの他状態が良い部分が多かったのですが、残念ながらクランク軸受けドライブ側クランクシャフトベアリングレースが手スポになってしまっています・・・。
大きいところでベアリングレース径より圧入部分が0.15mmもおおきくなってしまっています・・・。
ここは、両クランクケース軸受け部のラインを出し、ドライブ側レース圧入部をボーリングし真円加工し、拡大した穴に合わせレース溶射・肉盛・研磨し圧入します。




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by sgf1906 | 2017-01-18 00:53 | 1964XLCH900 | Comments(0)
2016年 11月 16日

平日の授業風景 ~1964XLCH900分解作業~



1964XLCH900

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以前、部分修理コースでフロントフォークOH、キャブレーターOH、配線引き直しをやったSくんのアイアンスポーツ。
走行中にエンジンストールしエンジンがかからなくなったとの連絡。
クランキングはするものの、圧縮は少ないとのこと。プッシュロッドを見てみるとクランキングしてもプッシュロッドが4本とも動いていないということ。
こりゃピニオンギア周りが怪しいということで緊急入院。



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というわけで、カムカバーを外してみるとピニオンギアが思いっきり割れています。


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ピニオンシャフトの振れチェック。
0.04mmで少々振れはあるもののギア割れした原因ではないだろうと・・・。

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カムカバー周りをチェックすると#2カムブッシュのところにクラックが。
ギア欠けをおこし、ギアが噛みこみその際に#2カムギアに力がかかりクラックが入ったと思われます。
一応計測するとカムブッシュのクリアランスは良いものの、ピニオンシャフトブッシュはシャフトに対し0.4mmのガタがあり、ビッグエンドを潤滑する油圧も逃げていたことでしょう。

ともあれ、カムブッッシュ、ピニオンシャフトブッシュをやり直すためには、クランクケース側とのラインをだす必要があるため、クランクを分解しなければなりません。
最近このアイアンを手放そうそ考えていたオーナーさんですが、覚悟を決めてエンジンOHすることに。
というわけで、エンジンを分解していきます。


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まずは腰上分解。
ピストンは前後とも抱つきを起こしています。プラグホールを濡らしていたオイルの原因はこれかしら。


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CHのオイルタンクマウントボルトは転造ねじになっている専用ボルト。
頭を細めたボルトを使い抜き取り。
オイルタンクを抜き取り、エンジン腰下を降ろします。




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エンジン分解前に車体周りの気になるところを修正。
まず、センターからずれていたホイールをスポークで調整しセンターだし。ついでに振れチェック。
また、リアショックをはずしスイングアームのガタチェックし問題なし。


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曲がっていたフットペグサポートの取り付け部分も熱し曲げ修正。







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Iさんのナックルヘッドは地道な作業であります。
オイルタンクのオイルライン取り付け螺子部の修正。パイプラインが入るここの螺子は垂直にナットを入れづらく、螺子がやられていることが多いです。
あまり使わない9/16”-24山UNEF(Extra Fine)のタップ・ダイスを使い修正。


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でオイルタンク清掃でありますが、スラッジと鉄粉が酷い。
リジットモデルのオイルタンクの形状はスラッジが溜まりやすいフィード側にアクセスしづらく、また覗くことができないため、ひたすら灯油を入れシェイクしスラッジ、鉄粉がなくなるまで清掃。
ほぼ1日がかりでした。
ともあれ綺麗になり取り付け。OHしたエンジンに鉄粉スラッジ混じりのオイルを投入することはできませんから。

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奈良 純

by sgf1906 | 2016-11-16 00:22 | 1964XLCH900 | Comments(0)