Vintage motorcycle study

studious1.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:1943WLC750( 11 )


2017年 06月 10日

1943WLC750 T/Mメインシャフト

今日はHさんのWLCトランスミッションのお話。
前回クラッチギア周りのお話をしましたので、続きのメインシャフト周り調整組み立て。


a0248662_7312314.jpg
a0248662_731432.jpg
a0248662_7321853.jpg
a0248662_7324349.jpg
a0248662_733339.jpg
a0248662_7332476.jpg

メインシャフト1STギア、2NDギアブッシュは抜き取り工具を製作し、抜き取りシャフト径、ギア径にあわせブッシュ単品製作。オイル溝も作っています。

a0248662_7522041.jpg
a0248662_7524019.jpg

ギアに圧入し、縮まったブッシュ内径はホーニングしクリアランス調整し取り付け。



a0248662_7345099.jpg

a0248662_7373333.jpg

a0248662_735963.jpg

ライトサイドのメインシャフト軸受け部はT/Mカバーのレース部は楕円など無く良好でラッピングは無し。ローラーサイズで調整しクリアランス0.04mmに。



a0248662_7385989.jpg
a0248662_7393123.jpg



a0248662_7395688.jpg
a0248662_7401733.jpg

a0248662_741819.jpg

a0248662_7404465.jpg

クラッチギアにはクラッチプッシュロッドのシールと共に、スプリングが入り常にメインシャフトを押しシャフトに位置決めをします。そのためクラッチギアにはスラストベアリングが付き、クラッチギアベアリングレース側面はベアリングの受けになっています。
というわけで、シール・スプリングを取り付け。



a0248662_7415879.jpg
a0248662_7421932.jpg
a0248662_742365.jpg
a0248662_742559.jpg

メインシャフトを仮組みして、メインシャフトのスラスト量チェック調整。
シムの厚みを変え調整。


a0248662_7435798.jpg

また、1ST・2NDギアのスラスト調整。
画像では解りづらいですが2NDギアはケース側に付いているブラケットにより位置決めされます。
その上で2NDギアと1STギアの距離をシム調整します。

というわけでメインシャフト周りの調整ごと終わりであります。









レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-06-10 08:07 | 1943WLC750 | Comments(0)
2017年 05月 22日

1943WLC750 T/Mクラッチギア周り

今日はHさんのWLのトランスミッション、クラッチギア周りまとめブログです。

a0248662_8161469.jpg

まずはクラッチギアブッシュ抜き取り計測。
クラッチギアブッシュはリプレイス品が使えそうなので、単品製作せずに使います。


a0248662_817679.jpg
a0248662_8172115.jpg

a0248662_8174529.jpg

とわいうものの、内径はシャフトよりも小さめに作られているので、専用生爪にブッシュを銜え内径拡大。クラッチギアに圧入し縮む分も考え、シャフトに対し0.05mmのクリアランスに。



a0248662_8181659.jpg

a0248662_8212015.jpg
a0248662_8213651.jpg

クラッチギアにブッシュ圧入。
シャフトとブッシュのクリアランスは良いがメインシャフトクラッチギア摺動部が一部段磨耗していましたので、旋盤に銜え研磨し、ガタなく入るように。

a0248662_823521.jpg
a0248662_824325.jpg

a0248662_8243233.jpg

こちらはクラッチギアのベアリングレース。
スラスト側に虫食いがあったレースは新品に交換。
もともとのレース抜き取り、計測。
新品レースとの嵌め代は0.05mmで良好。圧入しレース内径は役0.02mm程度縮む。

a0248662_8244844.jpg
a0248662_8245930.jpg

クラッチギアベアリングレースラッピング工具は市販されていなかったので製作しました。
詳しくはこちらへ



a0248662_8251569.jpg

a0248662_8255788.jpg

a0248662_8253368.jpg
a0248662_8262080.jpg

ベアリングレースラッピング。
ラッピングし0.02mm程度内径拡大し、新品STDローラーを入れクリアランス0.03mmに。
というわけでクラッチギア周りO.K







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-05-22 08:46 | 1943WLC750 | Comments(0)
2017年 04月 01日

1943WLC750 T/M周り工具づくり

今日はWLのトランスミッションの工具作り。
WLのT/Mは専用の工具がほぼ出ていないので自分で作っていきます。


a0248662_375536.jpg
a0248662_381020.jpg


まずは交換予定のメインシャフトベアリングレース
暖めれば抜けると思いますが、一応垂直抜き取り、圧入冶具製作。



a0248662_383871.jpg
a0248662_385419.jpg

こちらはメインシャフトベアリングレース用のラッピングヘッド。
こちらもパーツとして出てきません。
新品のベアリングレース内径を参考にして、1-3/4”のラッピングヘッドを(パンやショベルのタイミング側ベアリングレースラッピング用)切削し専用のラッピングヘッド製作。


a0248662_391264.jpg
a0248662_393651.jpg
a0248662_395479.jpg

a0248662_3105542.jpg


メインシャフトベアリングレースラッピング用の軸になるパイロットも製作。
穂のかにテーパー加工ししっかり位置が決まるようにする。



a0248662_3111048.jpg
a0248662_31124100.jpg

というわけで、ラッピング工具完成。



a0248662_312342.jpg
a0248662_3121668.jpg
a0248662_3122839.jpg
a0248662_3124127.jpg

カウンターシャフトブッシュのラッピング用ロッドも製作。





a0248662_313921.jpg
a0248662_313271.jpg

クラッチギアブッシュ圧入、抜き取り工具も製作。

a0248662_3134412.jpg

クラッチギアブッシュラッピング用ロッド製作。


a0248662_3395048.jpg
a0248662_340836.jpg

カウンターシャフトブッシュ圧入、抜き取り工具製作。



a0248662_314014.jpg
a0248662_3141261.jpg

メインシャフト2ndギア、3rdギアブッシュ抜き取り、圧入工具も製作。





レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

東京都足立区入谷1-22-14 グリーンハイツ
sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2017-04-01 08:55 | 1943WLC750 | Comments(1)
2016年 10月 20日

1943WLC750 シリンダー組みつけ&タイミング調整

今日は先日に引き続きHさんのWLのお話。

a0248662_2211504.jpg

a0248662_22121380.jpg

最終段階まで広がってしまっていたシリンダーはスリーブを入れることも考えましたが、NOSもののシリンダーが手に入りましたので交換。
というもののシリンダー内壁には少々虫食いが・・・。STDサイズのピストンで適正クリアランスでボーリングでいけるか?


a0248662_22123797.jpg
a0248662_22125259.jpg

ヘッド面は軽く面研。


a0248662_22131396.jpg

シリンダーボーリングはSTDサイズでO.Kでした。
というわけで、ピストンリングギャップ・クリアランスをチェックし取り付けます。

a0248662_2213305.jpg
a0248662_22134373.jpg
a0248662_22135571.jpg

a0248662_22141295.jpg

ピストンリングチェック。
ピストンとセットで付いてきたオイルリングはワンピースタイプのもので、オイル穴が開いていません?!
オイルリングにオイル穴が開いていないものははじめて見ました。が、心配なのでオイル穴が開いているものに交換。
1st、2ndリングはインナーベベルタイプ。(内輪上側がテーパーになっているもの)
リングギャップ、クリアランスをチェックしてO.K


a0248662_22143049.jpg

a0248662_22145256.jpg

なかなかコツのいる初期タイプのピストンピンクリップを付け、ピストン、シリンダー取り付け。

a0248662_22472190.jpg




a0248662_22151361.jpg

点火タイミングチェック。
この年式のモデルはクランク点火時期位置がマニュアルなどに度数で載っていないのでチェックしておきます。
マニュアルにはスパークタイミング、ビフォアートップセンター1/4”~9/32”となっています。
つまりピストン位置上死点から6.35mm~7.14mmに下がったところが点火時期ということになります。
測定してみると、上死点前29度~30度ということになりました。もちろんこの時タイミングホールには印がでています。
私のVLさんも同じく上死点前30度でした。

点火時期はよいものの、カムタイミングも同じくピストン位置で表記されているのでなかなか面倒です。

a0248662_22154857.jpg

a0248662_2248841.jpg

a0248662_22162490.jpg

サーキットブレーカー側の点火時期調整しO.K。
これでエンジンは終わり、エンジンは北海道に送りました。
次回はミッション周りとなります。






レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-10-20 23:37 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 10月 19日

1943WLC750 クランクスラスト&オイルポンプ

今日はHさんのWLのお話。


a0248662_21235730.jpg
a0248662_21241226.jpg

コンロッドビッグエンドベアリングレースのラッピング、ローラー合わせ、スモールエンドブッシュ交換が終わっている、クランクはフライホイールに随分と穴が開いていましたので、Rテックさんでバランス取り、芯だしをしてもらい、クランク組み付け。


a0248662_21245244.jpg
a0248662_2125889.jpg
a0248662_21252513.jpg
a0248662_21253995.jpg

a0248662_2126199.jpg

左右それぞれフライホイールワッシャーの厚みを変え、コンロッドの中心がクランクケースの中心に来るようにしつつ、スラスト量が0.3mmになるように調整。





a0248662_212732.jpg

ここからはオイルポンプのお話。まずはフィード側のオイルポンプから。
WLのオイルポンプはフィード側とリターン側が別々に付いています。
フィード側は#1カムと連動して動きます。

a0248662_21272188.jpg

WLのフィード側はローターバルブによりオイルを加圧します。

a0248662_21274342.jpg

またローターバルブには遠心バルブが付いていて、低中速時と高速時のオイル量を調整しています。
この遠心バルブ(CENTRIFUGAL VALVE)41年~47年のナックルにも使われているもので、低中速時にバルブが開き、リリーフバルブ裏側に油圧をかけリリーフバルブが開きづらくし低中即時オイルをエンジンに行かします。高回転になると遠心バルブが閉じ、リリーフバルブが開きやすくなり余計なオイルをギアケース内に逃がします。

a0248662_21585553.jpg

WLのオイルポンプにはリリーフバルブとチェックバルブが2箇所付いています。
リリーフバルブは圧量調整されており、プラグボルト座面から3/8”(9.5mm)にアジャスターボルトの頭が来るところにします。またポンプ下側のチェックバルブはローターバルブからのオイルを止めています。リリーフバルブ横のチェックバルブは遠心バルブからのオイルを止めています。

a0248662_21315254.jpg
a0248662_21323815.jpg

a0248662_21343694.jpg

ローターバルブで加圧されたオイルはチェックバルブを開き、カムカバー、ピニオンシャフトを通りコンロッドビッグエンドを潤滑。
高回転時オイル圧送量が多くなるとリリーフバルブを開き余計なオイルをカムギアケースに逃がします。(クランクケース内に行かなくします。)また、リリーフバルブからカムギアケースへのバイパスラインに、プライマリーチェーンへのオイルラインがあります。
遠心バルブ(CENTRIFUGAL VALVE)は低中速字開き、リリーフバルブ裏側に油圧をかけ、リリースバルブの開きっぷりを調整しオイル量をコントロールしています。



a0248662_2135321.jpg

a0248662_21355326.jpg

a0248662_21361635.jpg

#1カムギアを付け、フィード側オイルポンプ仮組み。
トルク管理し組み付け回りっぷりチェックし、問題なし。


a0248662_21381671.jpg

a0248662_22541728.jpg

リターン側オイルポンプはギア式。
オイルポンプシャフトとブリーザーギアが一体式になっっているもので、アイアンスポーツと同じ仕組み。


a0248662_21384920.jpg

a0248662_2139470.jpg

こちらも仮組みして、ギアの回りっぷりチェック。問題なし。


a0248662_21404329.jpg

a0248662_21455972.jpg

クランクケースに溜まったオイルは、ピストンダウンストローク時にケース内の負圧によりブリーザーギアを通りカムギアケース内にオイルをぶちまけ、カムギアケース内を潤滑します。
というわけで、ブリーザーギアはバルブとなっていますので、ピストンダウンストローク時にバルブが開くようにタイミングを合わせる必要があります。
タイミングホールにタイミングマークが出ている位置(クランク位置)でブリーザーギアの〇印が凹の位置になるように。

a0248662_2373899.jpg

a0248662_21493239.jpg

カムギアケース内に溜まったオイルはオイルスリンガー(フィルター)を通りオイルポンプへ行きタンクへリターンされます。
リターン側にドライブチェーンのチェーンオイラーがあります。

a0248662_21394684.jpg

a0248662_213958100.jpg

というわけでオイルポンプを組み付け、オイルを流し、回りっぷりチェック。
問題なく、オイルポンプO.Kです。








レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-10-19 23:13 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 08月 06日

1943WLC750 バルブシートカット

今日はHさんWLCのお話。
NOSシリンダーのバルブ周りチェックです。

a0248662_184262.jpg
a0248662_18531.jpg
a0248662_19493.jpg

組まれていたバルブ周り分解し、それぞれ計測。
バルブは少々やれ感がある使われていないバルブが入っています。
バルブステム8.63mmに対しバルブガイド穴径は+0.12mm~0.13mm。サイドバルブのクリアランスとしては問題なし。

a0248662_192152.jpg

a0248662_110950.jpg

バルブ傘面とバルブシートの当たりはベタあたり。バルブ傘面とシートのあたる角度45度面だけ切ってある状態です。45度面はしっかり当っています。

というわけでシートカットしていきます。


a0248662_1102765.jpg
a0248662_1104872.jpg

まずはバルブシートの30度面をカットしバルブとシートのあたり位置を出します。
バルブの傘下側に隙間ができたのが解るかしら。

a0248662_1112655.jpg
a0248662_1114130.jpg

バルブシート60度面をカットし45度面(シートとバルブの当たる角度)の幅が1.5mm程度になるよう調整します。

a0248662_1132179.jpg

バルブシートとバルブの当たり位置、幅はこんな感じに。

a0248662_112139.jpg

仕上げで擦り合わせ。

a0248662_1135646.jpg

a0248662_1141483.jpg


a0248662_1143195.jpg

擦り合わせ後、光明丹を使い当たり位置、幅をチェックし、ポート内に灯油を入れ漏れチェック。
問題なくO.K。







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-08-06 01:33 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 08月 03日

1943WLC750 コンロッドビッグエンド・シリンダー&ピストンについて

今日はHさんのWLC、コンロッド周りの加工が終わり、その後のお話。

a0248662_23202364.jpg

ビッグエンドベアリングレースラッピングが終わり、フロント側、リア側ともに真円に。
ナイフ側コンロッドレース径38.11mm。フォーク側コンロッドレース径38.14mm」に。


a0248662_23204219.jpg

クランクピンはJIMS製の新品に。
もともと入っていたクランクピン径は35.37mmに対しJIMS製のものは35.4mmと0.03mmも大きいです。

ナイフ側ローラーはSTD6.35mmのものを使いクリアランス0.01mm
フォーク側のローラーは.0002”o.sを使いクリアランス0.03mmに。

a0248662_23205394.jpg

コンロッドスモールエンド部のガタチェック。
上記のクリアランスで ナイフ側0.7mm フォーク側0.3mm

 

a0248662_23221278.jpg

a0248662_2322337.jpg
a0248662_232247100.jpg

クランク仮組みしてコンロッドのスラストチェック。
0.8mmと少々大きめであります。
このフライホイールは随分ボコボコと穴が開いていますのでバランス取りが必要です。
タイミング側のコンロッドスラストワッシャー部分は何か悪さをされている跡がありますので、(フライホイールも削られている)バランス含め内燃機屋さんに相談。



a0248662_2323339.jpg

でバランス取りで必要なピストン回りのパーツたち。
もともと付いていたシリンダーには、すでに.070オーバーサイズのピストンが入っていましたので、オーナーさんがNOSシリンダー&ピストンを輸入。こいつを使います。

a0248662_23245447.jpg

a0248662_2325883.jpg

ピストンリングはTOP、2NDともにプレーンタイプ。オイルリングはワンピースタイプ。
今もののリングのサイズが合い使えれば交換したいな。


a0248662_23231815.jpg

a0248662_2324346.jpg

a0248662_2324235.jpg


ピストン&シリンダー計測。
STDピストン69.72mmに対しシリンダーボアは69.70mm~69.72mmとピストンに対し-0.02mm~0
ボーリングできるのはクリアランス分程度、少々シリンダー内壁に錆があるが行けるかしら?
こちらも内燃機屋さんにご相談です。





レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-08-03 00:18 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 07月 30日

1943WLC750 タイミングギア周り

今日はHさんのWLC、タイミングギア周りのお話。
カムブッシュ製作に引き続き、ピニオンシャフトブッシュも製作し、取り付けていきます。

a0248662_0334777.jpg
a0248662_0335964.jpg

a0248662_0341320.jpg



a0248662_0344187.jpg
a0248662_0361096.jpg

製作したブッシュにダウエルピン位置、オイル穴位置に印をして、冶具を使い半円柱状の穴を開けます。

a0248662_0365831.jpg

a0248662_0364021.jpg

タイミングカバー側のブッシュの鍔部分はギアの逃げを作ります。


a0248662_0375555.jpg

a0248662_0382283.jpg
a0248662_038438.jpg

ケース側、カバー側ともに圧入垂直冶具を使い圧入。



a0248662_040288.jpg

クランクケース、カムカバーを組み付け、専用のラッピングロッドを使い、ラインを通しラッピング。

a0248662_0405863.jpg
a0248662_0411194.jpg

シム調整をして、それぞれカムギアのスラスト調整。
0.07mm~0.1mmに。


a0248662_0413479.jpg
a0248662_0414868.jpg

a0248662_042383.jpg

クランクシャフトベアリングレースのラッピング。
両ケースをあわせラインをだしラッピング。
ピニオンシャフトベアリングレース内径34.98mm。

a0248662_0422060.jpg
a0248662_0423969.jpg
a0248662_0425482.jpg

もともと付いていたベアリングローラーは全長が長いものが入っていました。
もちろんローラーは交換。.0004”o.s (6.360mm)をいれ、シャフト径22.23mmなのでクリアランス0.03mmに。


a0248662_0433921.jpg

a0248662_0435662.jpg

ピニオンシャフトブッシュは圧入した時点でほぼ寸法が出ていたので、リーミングはせずにピニオンシャフトをを入れ磨き粉を付け少々ラッッピング。

a0248662_045047.jpg

こちらはカムギアのラッピングの模様。
一本ずつだと問題何のですが、4本のカムギア、アイドラギアを組み回すと一部ギアが引っかかるところがでてきました。
ほとんどのカムブッシュ交換しそれぞれ0.02mm~0.03mmのクリアランスになっているといると、ほんの一部どこかのギアが芯からずれていると、こうなります・・・。
ピニオンギア、アイドラギアも含め6つのギアが連動して動く4カムギアの面倒なところです。

ギアの組み合わせを変えつつ、どのギアを入れたら動きが渋くなるか、どの部分で渋いかを確認し、その部分に磨き粉を付け、#1カムを回す冶具を付け電動ドリルで回しラッピング。
何回か繰り返し、引っ掛かりがなくなるまで繰り返す。

a0248662_0455674.jpg

a0248662_0462631.jpg

というわけで、カムギア、ピニオンシャフトを組み、回りっぷりチェック。
ギアの引っかかるところ無く、オイルの粘度を感じながら回る感じに。


a0248662_0464771.jpg

a0248662_0465944.jpg

最後にそれぞれブッシュホーニングし仕上げ。







レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-07-30 02:16 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 06月 04日

1943WLC750 コンロッド

今日はHさんのWLC、コンロッドのお話。


a0248662_0541033.jpg

a0248662_0543879.jpg

まずはビッグエンドベアリングレース計測。
ナイフ側内径とフォーク・タイミング側、ドライブ側それぞれ寸法が違います。
ナイフ側は38.07mm~38.10mmと差異0.03mm
フォーク・ドライブ側38.075mm~38.095mmと差異0.02mm
フォーク・タイミング側38.09mm~38.12mmと差異0.03mm
随分バラバラです。

a0248662_0542534.jpg
a0248662_0545752.jpg

ラッピングしそれぞれ真円に。特にフォーク側の左右を均等にするのに苦労しました。
ともあれナイフ側38.11mm、フォーク側はドライブ・タイミング側ともに38.14mmに。



a0248662_0551383.jpg
a0248662_0552380.jpg
a0248662_0553221.jpg

スモールエンドブッシュ交換。
コンロッド穴は楕円少なく良好。
JIMS製のブッシュ圧入後、オイル穴を調整。


a0248662_0554232.jpg
a0248662_055515.jpg
a0248662_056167.jpg

リーミング&ホーニングして完了。
次回クランク芯出し。






レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-06-04 01:10 | 1943WLC750 | Comments(0)
2016年 03月 19日

1943WLC750 カムブッシュ製作


今日はHさんのWLC、カムブッシュ製作のお話。

a0248662_2335227.jpg

a0248662_23353621.jpg

ケース側のブッシュはすべて交換。
カバー側は3つのギア(ピニオンギア・#1ギア・#3ギア)と連結する#2カムギアブッシュはあまりクリアランスを詰め過ぎると動きが悪くなります。シャフトに対してのクリアランスは0.05mmだったのでそのまま使います。

a0248662_23355416.jpg
a0248662_2336453.jpg

工具類製作。

a0248662_23361781.jpg

a0248662_23362979.jpg

a0248662_23364140.jpg

カムカバーのプレート冶具
アイアンスポーツとカムブッシュのレイアウトが同じなので、ねじ穴を加工し使います。


a0248662_23365472.jpg
a0248662_2337330.jpg
a0248662_23371288.jpg

ブッシュ抜き取り。


a0248662_23372632.jpg

a0248662_23373861.jpg

それぞれ計測。
ブッシュホールは傷、変形などほぼ無く良好。


a0248662_2338926.jpg

a0248662_23382455.jpg

a0248662_23383549.jpg

a0248662_23384727.jpg

カムブッシュ製作。
それぞれケース側のブッシュホール径に合わせ+圧入代で外径を決め、圧入し縮む分も考慮し、シャフト+クリアランスで内径を決め製作。
ケース側は専用ハイスを使いオイル溝加工。

a0248662_2339378.jpg

a0248662_23391422.jpg

カバー側ブッシュ製作。
#3・#4ブッシュはケース側ブッシュとほぼ同じサイズだが全長が違う。
残念ながら全部製作することが出来ず。。。次回#1カムブッシュ、ピニオンシャフトブッシュを製作し、オイル穴やギア逃げ部分、ダウピン穴など追加工します。

というわけで一日かけてブッシュ6個しか作れなかったという話でした。




レストアスクール生徒募集中

トリニティースクールから独立し、東京都足立区でレストアスクールを続けて行きます。
いつでも見学にお越し下さい。
また修理・オーバーホール業務も行いますので、お問い合わせお待ちしております。
アイアンスポーツ大歓迎です。




Vintage Motorcycle Study

GARAGEⅠ 東京都足立区六月3-6-16
GARAGEⅡ 東京都足立区栗原2-19-14

sgf1906@nifty.com
090-2752-8638
奈良 純

by sgf1906 | 2016-03-19 00:05 | 1943WLC750 | Comments(0)