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カテゴリ:VELOCETTE MAC( 4 )


2015年 01月 14日

VELOCETTE MAC Fホイールベアリング

Oさんのベロセット・MACのお話。
OさんはギアボックスとFホイール持込の部分修理コースで入学。
ギアボックスが終わったので、フロントホイールのお話。

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走行中フロント周りに違和感があるということで持ち込んだホイールを分解していみると、アクスルシャフトが減ってしまいベアリングとシャフトがガタガタ・・・。
しかしながらこのシャフト、アフターパーツが無い。

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ということで、白田工機さんに製作依頼。
アジャスターナットでテーパーベアリングに与圧をかけて組むため、片側のベアリングはしっかり圧入され、アジャスター側はガタ無く、横にスライドするようし製作。
全長が短く、アクスルシャフトナットのかかりも悪かったため、シャフト長も伸ばす。


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ストックではスチール製のダストカバーが付くのですが、以前のオーナーが作ったのか、フェルトが入るダストカバーが入っていました。コイツはこのまま使う。

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アウターダストカップは変なものが使われていたので、単品製作。

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VMSでのギアボックス、ホイール修理作業が終わり、Oさんは自宅で車体にギアボックス、プライマリー、フロントホイールを組み、出来上がったMACで遊びに来てくれました。
ギアもスコスコ入り、抜けもなくなり良いです。
また2月に気になるところを整備しに来るそうです。






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奈良 純

by sgf1906 | 2015-01-14 01:30 | VELOCETTE MAC | Comments(0)
2015年 01月 11日

VELOCETTE MAC ギアボックス組み付け

今日はOさんのベロセットのギアボックス組みつけ

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分解の際に溝部分が駄目になってしまったベアリングりテーニングリングは新品に。
しかしながらネジが渋く、目立てヤスリで地道に削る。

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ベアリング類はすべて駄目だったので交換。

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ベアリングりテーニングリングレンチを製作し取り付け。

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こちらはベロのすばらしいフットシフトチェンジシステム。
真ん中のSTRIKINGプレートはシフトレバーと連動し動きます。STRIKINGプレート写真上側についている爪がカムプレートに引っかかり、STRIKINGプレートが回ることで、カムプレートが回ります。(シフターフォークが動きギアチェンジする)スプリングの付いている半球体状の爪がSTRIKINGプレートを元の位置に戻します。
STRIKINGプレートと半球体状の爪の形状が小スペースでフットシフトチェンジを可能にしています。

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シフターカム
写真のように右側の溝にメインシャフト、左側の溝にレイシャフトのシフターフォークが入る。

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レイシャフトは真ん中のドッグギアが移動することで2速、3速にギアチェンジします。
写真が分かりづらくてスミマセン。

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メインシャフトは真ん中の一体式2速&3速ギアが移動し1速、4速にギアチェンジします。
メインシャフト(ギアシャフト)がドライブスプロケット、スリーブギアがクラッチスプロケットと連動するベロのギアボックスはメインシャフトと連動した一体式2速&3速ギアがメインシャフト、レイシャフトそれぞれのギアと連結することでギアチェンジします。

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こちらも面白い仕組みのキックスターターベアリングブッシュ。
このブッシュはキックスターターラチェットギアの軸受けでもありますが、レイシャフトの軸受けにもなって居ます。キックスターターラチェットギア内のスラストピンがフローティングブッシュ的なキックスターターベアリングブッシュに位置を固定し、キックスタート時にスライドするキックスターターラチェットギア内でブッシュの位置が変わらないようになっています。・・・・うーん解りづらいですね。



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なんやかんや言いましたが無事ギアボックス完成です。

by sgf1906 | 2015-01-11 00:28 | VELOCETTE MAC | Comments(0)
2014年 12月 22日

VELOCETTE MAC ギアボックス レイシャフト

今日はOさんのベロセットギアボックス、レイシャフトギアのお話。
2nd、3rdギアブッシュのガタ、スラストともに多かったので交換します。

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まずはレイシャフトに圧入されている1st、TOPギアを抜きます。
ここの圧入は結構きついです。


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抜き取り後、ブッシュ、ギアブッシュ圧入部分、シャフト計測。


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2nd、3rdギアそれぞれ合わせてブッシュ製作。

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ブッシュの全長、ツバの部分の厚みがギアのスラストに影響するので、元々付いていたブッシュを参考にピッタリに作る。
レイシャフトスプライの止まり部分が少し見えるぐらいにします。

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それぞれギアに圧入。オイル溝はオーナーさんにリューターで掘ってもらいました。

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1stギア、Topギアを圧入しつつ、スラスト調整。
それぞれ0.1mm~0.15mmに。

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という訳でレイシャフト側完成。
ガタなしスムーズになりました。

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おまけでドレンボルトを真鍮で製作。座面部分には逃がしをつくり座面がしっかりあたるようにします。




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by sgf1906 | 2014-12-22 11:49 | VELOCETTE MAC | Comments(0)
2014年 12月 15日

VELOCETTE MAC ギアボックス加工

今日はOさんのベロセット・ギアボックスの加工ごと
ベロセットのギアケースは、なんやかんやあるなーって話です。

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エンドカバーマウントボルトの雌ねじ、ねじ山が無くなっています。奥の2,3山でかろうじて残っている。

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一つはクラック。

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一つは中折れしています。ボルトの頭が液体ガスケットで留まっていました。

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ドレンボルトはテーパー螺子が入れられ、クラックが入ってしまっていました。

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悪名高きベロのケース、熱をあまりかけたくないので溶接は最小でしてもらいました。

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まずは中折れしたボルトを抜きます。
下穴を開けやすいようにエンドミルで折れたボルト部分の面だし。

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センタードリルを使い、中心に位置決めをして下穴を開ける。

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エキストラクターを使い摘出。

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こちらはねじ山が無くなっていたところ。
下穴を開けへりサート加工。

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同じセットアップででへりサートタップを立てれば下穴に対して垂直にネジが切れます。

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コイルを入れ完了。
ネジサイズは1/4”-20山

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クラックが入っていたところは、ネジ穴内部に溶け込んだ溶接をエンドミルで削りネジきり、砥石を使い整形。

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ドレンボルト部
こちらもネジ穴内部の溶接をエンドミルで削る。3/8”サイズでへりサートしようと思っていましたが下穴が合わず・・・。オーバーサイズでねじ山を切ります。

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下穴を開け、1/2”-16山BSFでタップを立てる。荒めのネジピッチを選択しました。

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そのまま同じセットアップで座面作り。
この後整形作業。

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面研し、マウントボルト製作、仮組みしてネジがちゃんと通るかチェックしつつ面当たりチェック。
すべて問題無しってことでケースの加工ごとは終わり。




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by sgf1906 | 2014-12-15 01:36 | VELOCETTE MAC | Comments(0)